《2020》富士S【最終追い切り】調教

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2020年10月24日（土）に東京競馬場で行われる『富士S（G2）芝1600m（別定）』の最終追い切り評価となります。

出走登録は13頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。

以下の2頭については、追い切り動画がありませんでした。

ブラックバゴ
レインボーフラッグ

明日以降、追い切り動画アップされるようなら記事に追記いたします。

ヴァンドギャルド　52.0 【A】

栗東CW併せ。G前軽仕掛け④

2頭併せの内。相手の真後ろに付け、1馬身追走から直線で内に入ると、馬なりのまま並びかけて1馬身抜け出す。そこから鞍上に肩をポンと叩かれると素早く反応し、脚の回転を上げ2馬身以上先着した。前脚が高く上がり、四肢の可動域も広い。反応の良さも抜群。間違いなく好調。高く評価したい。

ケイアイノーテック　57.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

馬の多い時間帯での追い切り。埒沿いを走り、残り300mあたりで手前を替えたが、替え方がぎこちない。その後もアタマが高く推進力を上に逃す走り。ラスト1Fで0.5秒失速しており本調子には思えない。

サトノアーサー　56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

折り合い重視のとても軽い内容。馬はしっかり我慢できていた点は評価できるも、時折アタマが高くなる完歩も見られ推進力を逃す走りになっている点は割引。右手前1本で登板し、ラスト1Fは0.4秒の減速。評価しづらい。

シーズンズギフト　52.0 【B+】

美浦坂路単走。馬なり。

埒沿いを走り、完全馬なりで好時計。左手前1本で登板も51.8-12.8秒と時計は優秀。ラスト1Fで0.2秒減速は割引も、追えば手前を替えて伸びそうな余力ある内容。またラストの3Fは完全馬なりで12秒台のラップを3連続。ややアタマは高めも脚元は力強く活気は十分。プラスに評価してみたい。

スマイルカナ　52.0 【B+】

美浦南W単走。馬なり⑨

埒沿い一杯を走り、掛からないよう抑えながら終い重点の追い切り。手前を替えるタイミングが早く左回りのコーナーリングは上手くはないが、直線に入ってからの伸びはこの馬らしいしなやかで伸びのある走り。柔らかく動けている。終いまでしっかり伸びていたが、右回りの追い切りと比較すると、前脚の伸びやかがやや物足りず一つ評価を落とした。

タイセイビジョン　54.0 【C】

栗東坂路単走。G前強め。

ハロー明けの綺麗な馬場の真ん中を単走で登板。ラスト1Fで疲れて右にヨレ、0.6秒失速した点は大きく割引。ヨレてからも右手前走り、手前を替えたのは残り100mを切ってから。終い強めに追った割に時計も遅い。評価できない。

ペルシアンナイト　57.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中やや埒沿いを単走で登板。この馬らしい完歩の大きな走りではあったが、アタマが高く推進力を上に逃すフォームとなっていた点は割引。ラスト1Fで手前を替えて加速ラップを維持した点は評価出来るも、手前の替え方はぎこちなく完調とは言いづらい内容。四肢の可動域は広く、加速ラップが踏めている点を評価し、評価は据え置いた。

モズダディー　56.0 【B】

栗東CW併せ。G前一杯⑧

2頭併せの内。相手と馬体を併せながら直線へ。直線早々に左手前に替わるも、しっかりと手前が決まらない。この馬は左手前が苦手か？活気は十分でクビを前に大きく突き出し走れているものの、左前脚の出が悪くクビと脚とが上手く連動できていない。直線半ばで右手前（逆手前）に戻すと、伸びて1馬身半先着。活気は十分で、右手前に勝る走法は府中の舞台に置いてマイナスにはならない。評価は据え置いた。

ラウダシオン　56.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑨

右回りのCWコースを直線半ばまで手前を替えず右手前。そこから左手前に替わるも左前脚が前に出ず窮屈な走り。クビと脚との連動性も悪い。ゴール近くで右手前に戻すと伸びやかな動きとなった。この馬も左回りの方が得意な馬だろう。右手前で馬が走りたがっていた。クビの使い方は上手で角度も良い。1週前に好時計も出しており調子は悪くなさそう。パドック気配に注意したい。

レイエンダ　　56.0 【B+】

美浦南芝併せ。馬なり⑤

2頭併せの外。芝での追い切り。コーナーを深く回り直線へ。相手は内目をショートカットして入っており、直線向いた時点で2馬身半差。馬なりで相手を捕らえ1馬身先着。クビの可動は狭いものの、脚元は力強く地面をしっかりと掴み走れている。芝の割に時計は出ていないが、近走の中ではかなり状態が良いものと思われる。高く評価したい。