2022年4月3日（日）に阪神競馬場で行われる『大阪杯（G1）芝2000m（定量）』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アカイイト 55.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。重心を低く保ちフォームは安定。適度な気合乗りを示しつつ、キビキビと真っ直ぐに走れている。ただラスト1Fで脚色に衰えが見られ、0.5秒の失速。疲れをみせてからも手前を替えることなく右手前一本の走り。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
jamieこの馬は、あまり調教駆けする馬ではありません。過去にも今回と似た内容で好走した例もあります。ただ追い切りからはこの評価となります。
アフリカンゴールド 57.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑨
1週前ではよく見えなかったが、最終追い切りはこの馬の走り。ピッチ走法ではあるものの、コーナーを深く回りキビキビと集中。鞍上の仕掛けに対してもこの馬なりに反応し、綺麗な加速ラップを踏めていた。1週前と比べるとだいぶ状態は上向き。評価は据え置いた。
【1週前追い切り C】
アリーヴォ 57.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
ルメール騎手が騎乗。ラスト3F目から12秒台の早いラップを刻み、馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。やや上体高めも、完歩が大きく、ぐいぐい進む推進力ある走り。内転筋の強さを感じる。ラスト1Fで手前を戻したことで失速してしまったが、これは馬が気を緩めたため。追えばまだまだ伸びそうな余力あり。1週前もよく見えた。高く評価してみたい。
【1週前追い切り A】
ウインマリリン 55.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑧
松岡騎手が騎乗。輸送を考慮してのものだろう。終い重点の内容で、迫力ある走りは見られなかったが、クビで一定のリズムを刻み、気分良さそうに集中した走り。1週前にしっかり追われており、これで良いのだろう。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
エフフォーリア 57.0 【B-】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
横山武騎手が騎乗。3頭併せの中。3頭雁行状態でコーナーに入ってくるが、コーナーリングで内の馬に前に出られてしまう。コーナーリングが一息。走りが何かこじんまりとしており、内で大きな動きをする相手に、手応えで見劣る内容。とは言え、この馬単体で見ると、クビの角度よく四肢の可動域も十分なのだが…。それでも、いつもほどの迫力を感じず、まだ動きが重い。1週前から大きな変化なし。評価は割引いた。
【1週前追い切り B-】
jamie併せた内の相手は古馬OPのルッジェーロです。この馬に後ろから追走され、手応え劣勢に併入です。エフフォーリアは、状態良い時はパドックでとてもよく見せる馬。パドックで最終確認をしたいと思います。
キングオブコージ 57.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑦
四肢の可動域はそれほど広くないものの、トビの大きい馬。後肢による蹴りの強さがこの走りの源泉だろう。普段追い切りでよく見せない馬なのだが、今回は活気十分で状態の良さが走りから伝わってくる。序盤は身体全身を使った良い走りであったが、直線で手前替えでタイミングが合わず、走りのリズムを崩してしまった点は残念なところ。もう少しクビを柔らかく使うことができていればプラスにしたかった。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
jamieプラスにするか迷った1頭で状態はかなり良さそうです。【B】の中では最上位です。
ジャックドール 57.0 【A】
栗東CW併せ。G前仕掛け④
焦点は右回りがどうか。右回りとなる栗東CWでの今回の追い切りは参考になりそう。コーナーで加速できるのがこの馬の強みという認識だが、コーナーは減速しながら抑え気味に回っていた。とは言え、回り方は決して下手ではない。ただ、直線で右手前に戻していることから、この馬は右手前の方が得意なのだろう。直線向いてからの走りは、クビの角度よく、前肢の動きしなやかに後肢の蹴りの高さ十分。ぜひ映像の最後の瞬間をみて欲しい。後肢がみたことのない角度であがっている。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
jamieこれまで間隔をしっかりあけてレースを使った方が好走している傾向が見て取れ、今回の中2週というローテションは少し気になっていましたが、追い切り見る限り。状態面ではまったく問題なさそうです。
ショウナンバルディ 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
坂井瑠騎手が騎乗。馬場の真ん中ややラチ側を登坂。金鯱賞からの中2週の臨戦ということもあり終い重点の軽めの内容。前肢の着地ポイントの近い馬で荒れ馬場より綺麗な馬場の方がパフォーマンスを上げそうな走り。推進力を上に逃がす完歩が多く見られた点は割引きも、適度な活気を示しつつ、右手前一本で余裕綽綽に綺麗な加速ラップを踏めており、状態は悪くなさそう。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie時計や踏んだラップ含め、レイパパレと似た追い切り内容です。レイパパレの方が重心低く体幹は安定しているものの、本馬の方が走りに余裕は感じます。【B】の中では上位です。
スカーフェイス 57.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを登坂。途中手前を替えようとして替えれなかった点は割引きも、体幹しっかりの安定した走り。右手前一本であったことを考えると、時計と踏んだラップも優秀。まだまだ余力ある爽やかな走り。プラスに評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie前が激化するようなら一発があるかも知れません。全く人気はありませんが、積極的に買いたいと思います。
ステラリア 55.0 【B】
栗東CW併せ。G前軽く促す⑥
福永騎手が騎乗。3頭併せの内。外を5馬身、中を3馬身追走しコーナーを回ってくる。直線半ばで1馬身差まで詰めると、追う外の2頭に対して、馬なりのままゴール前でスッとアタマ差先着。折り合い重視の内容で、福永騎手が上手くなだめていた印象。鞍上とのコンタクトが上手く取れていた点は評価できる。直線の動きは相手のカゲに隠れ、ほとんど確認できなかったが、馬なりでスーッと相手を交わし去ることができている。状態は悪くないだろう。
【1週前追い切り 映像なし】
ヒシイグアス 57.0 【C】
美浦南W単走。G前仕掛け④
身体全身から激しい発汗。何があったかは分からないが、普通ではない状態での追い切りであった点は大きく割り引き。直線で鞍上が手前替えを促すも、素直には変えずイヤイヤながらの手前替え。まともに走ったのはラスト1Fだけ。ただそのラスト1Fはこの馬らしい走りができていた。追い切りからは評価できない。
【1週前追い切り B】
jamieパドックで最終確認をしたいとは思います。
ヒュミドール 57.0 【C】
美浦南W単走。馬なり⑥
手前替えのスムーズさを欠き、クビと脚がうまく連動できておらず推進力欠く走り。評価できない。
【1週前追い切り B】
ポタジェ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。残り100mで左手前に替えたものの、手前替えは不器用。中間に早い時計を出しておらず、この最終追い切りの動きも平凡。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
jamie友道厩舎の馬で、追い切りがポリトラックとなることが多い馬です。この調教場所の変化がプラスに働いているようには思えず、この観点でも割り引きたいと思います。
マカヒキ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
岩田望騎手が騎乗。前を1馬身追走し、馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。望来騎手が騎乗していたこともあり活気は十分。ただ手前を替えた際、トモが流れた点と、斜に構えたフォームで顔が真っ直ぐ向かなかった点は割引き。全体時計は出ているものの、終いのキレ味は一息。併せた相手とは併入した。
【1週前追い切り B-】
jamie併せた相手は3歳未勝利馬のブレストバローズです。
レッドジェネシス 57.0 【B】
栗東坂路単走。G前一杯。
馬場の真ん中を登坂。上体が高めなのはいつものこと。ただ毛艶よく脚の回転力豊か。ラスト1Fで鞍上に手前替えを促され、手前を替えると肩ステッキを入れられめい一杯追われるも0.1秒の失速。活気は十分でチップを高々と蹴り上げ見た目は派手だが、時計的には強調できない。評価は据え置くも高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り B-】
jamie友道厩舎の馬の中では一番よく見えました。とは言え、全体でみると下位です。
レイパパレ 55.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを登坂。直線入口で鞍上に扶助され手前を替えると、クビを前に突き出す活気十分の走り。重心も抑えが効いている。中2週ということもあるのだろうが中間早い時計は出しておらず、終い重点の内容。過去の追い切りと比べると、少しせわしなさ感じる走り。一つ評価を下げた。
【1週前追い切り 映像なし】
出走が叶わなかった馬
アドマイヤハダル 57.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
馬場の植え込み側を登坂。ラスト1F手前で左手前に替わった際、左にヨレてしまった点は割引き。体幹がまだしっかりしていない。ただ、鞍上は終始長手綱で馬の気分に任せた走り。前肢を高々と上げ、走りの迫力は十分。植え込み側を走ったとは言え、十分な時計が出ており、綺麗な加速ラップも踏めており、状態は良く映る。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
1週前追い切りの動きもチェックしておこう
今週開催のその他重賞レース
ダービー卿チャレンジトロフィー（G3）
来週のG1レースも先取りしておこう
桜花賞（G1）
1週前追い切り
かなり先取り！
皐月賞（G1）
2週前追い切り
