2021年4月4日(日)に阪神競馬場で行われる『大阪杯(G1)芝2000m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は15頭。追い切り動画で確認できた10頭の追い切り評価となります。
- アーデントリー
- キセキ(回避)
- ギベオン
- ペルシアンナイト
- モズベッロ
アドマイヤビルゴ 57.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。併せた相手は古馬OP馬のレッドアネモス。これを1馬身追走からG前強めに追ってアタマ差先着。終始グッと顎を引き集中した走り。四肢の可動域はそれほど広くないものの、身体全身を使ったゴムまりのような走り。小柄な馬体だが飛ぶように滞空時間の長い走り。運動神経のかたまりのような馬だ。
カデナ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。強め。
ラチ沿いを登坂。ラスト2Fで左手前。この馬なりに活気十分に力強く駆けることはできているものの、ラスト1Fは、右手前に戻して0.6秒の失速。全体時計も平凡で評価しづらい。
グランアレグリア 55.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑦
クビを鶴クビ気味に構え、闘志も十分。それでいて折り合いがばっちりついており、かなり良い雰囲気。馬体も筋肉隆々で溢れんばかりのパワー。追えばどのくらい弾けるのだろうか。そう思わせる走り。前に他厩舎の馬が2頭走っていたが、これを無理においかけることなく、この馬のペースで淡々と集中して駆けれた点を逆に高く評価したい。
クレッシェンドラヴ 57.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり。
3頭併せの内。外を2馬身、中を1馬身追走し、3頭雁行状態で直線へ。直線並んだところから、追う外中の相手に馬なりのまま併入。カチッとした好フォームで集中して駆けることができる。状態は悪くないだろう。評価は据え置いた。
コントレイル 57.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり⑩
3頭併せの外。前を行く内中の馬は、馬場の6~7分どころ。この馬はコーナーをめい一杯深く回る。直線向いた時点で内中の相手は5馬身前。スピードの違いでラクラクと並び掛けると一杯に追う相手を尻目に馬なりのまま4馬身突き放す圧巻のパフォーマンス。それもそのはず、出した時計も半端ない。コースの一番外を走って馬なりでだ。この馬の素晴らしいところは関節の柔らかさからくるしなやかな動き。気負うことなくこの走りができている点も高く評価できる。ラスト1Fは流石に落としたが、これを理由に割り引く必要もなさそう。素直に評価したい。
サリオス 57.0 【B+】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑥
2頭併せの内。コーナーワークで並び掛けて直線へ。直線半ばで仕掛けて、外の相手を1馬身半突き放す好内容。通ったコースがやや内目であることを考慮しても時計も十分。直線向いても手前を替えることなく右手前1本で走り切るあたり得意な手前は右手前なのだろう。これは左回りの大阪杯には少し不向きか。四肢の可動域は広くないものの、体幹しっかりの安定したフォームで力強く走れている。十分プラスの内容。
ハッピーグリン 57.0 【C】
栗東坂路単走。G前強め。
ラチ沿いを1頭分空けて登坂。右手前1本でひっぱり、ラスト1Fでバテるも手前を替えず。そのままラスト1Fは0.4秒の失速。最後は脚色が衰えておりアタマも高くなっていた。評価できない。
ブラヴァス 57.0 【B-】
栗東P単走。馬なり⑧
クビと脚との連動性が悪く、少し上ずった走り。一方で前駆(浅胸筋)とトモの筋肉の発達がめざましく、馬体の迫力は十分。トモでしっかり地面を蹴って走れている。もう少しクビを前に出して走ることでバランスの良い走りになるのだが…。
レイパパレ 55.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを走る相手を2馬身追走し、馬場の真ん中あたりにショートカット気味に入ってくる。直線向いた時点相手はまだ1馬身前。ラスト100mで追いついた後、軽く仕掛けて3/4馬身先着という内容。軽めの内容で時計は遅いも、クビを大きく使い前後の肢を真っ直ぐ前にだし綺麗な加速ラップを踏んで登坂した。
ワグネリアン 57.0 【B-】
栗東CW併せ。G前一杯③
2頭併せの内。併せた相手は2勝クラスのスーパーフェザー。これを1馬身半追走し、G前一杯に追ってアタマ差先着。7F追いと長めで最後まで一杯に追ってしっかり負荷をかける内容。今一つクビが前に出ていかず、前脚の伸びやかさを欠く動き。かなり早い時計が出ているもこれは通ったコースを考えるとそれほど強調できない。