2021年1月31日(日)に行われる『根岸S(G3)ダ1400m(別定)』と、『シルクロードS(G3)芝1200m(ハンデ)』の1週前追い切り評価記事となります。


根岸S(G3)
2021年1月31日(日)に東京競馬場で行われる『根岸S(G3)ダ1400m(別定)』の1週前追い切り評価となります。
動画で確認できた7頭だけの追い切り評価となります。
アルクトス 59.0【B-】
美浦南W併せ。G前一杯⑦
3頭併せの中。内外の相手を1馬身追走から直線へ。騎手が騎乗し強めに追うも全く伸びない。直線半ばで気合いのムチが1発入るも反応なし。むしろやる気を無くしたようにも見えた。前の2頭はこの馬の進路を空けて来るのを待つも、結局追い付くことなく1馬身遅れ。身体が重いのか動きはスローで評価できない。最終追い切りでどこまで上げてこれるか注目したい。
サスサスエナジー 57.0【B-】
栗東CW併せ。G前強め⑦
2頭併せの外。直線でクビ差遅れの状態から、ムチを入れて強めに追われるも、追い付くどころか馬なりのままの相手に1馬身突き放される見栄えの悪い内容。アタマの位置は抑えが効きいておりクビを使って走れてはいるのだが…。ただ前肢の力感薄く思ったように前に推進していかない走り。評価しづらい。

頭絡・腹帯など含め、北出厩舎の厩舎カラー(アップル・グリーン)は鮮やかでセンスが良いですよね!
タイムフライヤー 57.0【A】
栗東CW併せ。馬なり③
3頭併せの内。中外の相手を3馬身追走し、コーナーをショートカット気味に回り直線へ。本馬が馬場の3分どころに入ったのに対して、中外の相手は馬場の5分どころ。直線では馬体を離した形の併せ馬。首をグッと下げ、前脚を上から地面に叩きつけるような力強い走り。集中力も高い。直線半ばで馬自ら脚の回転を上げ、馬なりのまま中外の相手に2馬身先着した。時計は出ていないものの映像から十二分に調子の良さが伝わる内容。高く評価したい。
デザートストーム 56.0【B】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
ラチ沿いを右手前で登坂。馬が手前を替えようとするも、手前を替えれず右手前1本で登坂した点は割り引き。上半身の動きが不安定である一方、下半身はしっかり。前後の脚を真っ直ぐ前に出して力強く走れている点は評価できる。
ヘリオス 56.0【A】
栗東CW併せ。G前一杯⑧
2頭併せの内。3馬身追走から直線向いて半馬身差に詰め寄ると、そこから手前を替えると瞬く間に2馬身前に出る。その後の仕掛けにも素早く反応し、最後は7、8馬身は突き放した。四肢の可動域はそれほど広くないものの、トモの蹴りは力強くキレがある。クビを大きく縦に振り前に前に推進する走りができている。時計的には目立たず併せた相手が弱かった可能性はあるが、かなり調子が良いのは間違いなさそう。高く評価したい。
ヤマニンアンプリメ 55.0【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中をアタマを低く保ち活気十分に登坂。全体時計は平凡もラスト2F→1F区間ラップ12.2秒は評価できる。ラスト1Fで0.5秒失速もこれは馬場に脚元を取られたため。低い姿勢で抑えの効いた好フォームで、活気十分にキビキビと走れている。評価は据え置いた。
ワンダーリーデル 56.0【C】
栗東坂路単走。G前強め。
植込み側(端)からラチ側(端)まで、坂路馬場を大きく左に斜行しながら登坂。後肢を真っ直ぐ後ろに蹴り出せていない。斜行しながらも真っ直ぐ走ろうと顔を無理に右に向けているためアタマが高くなり、鞍上が追いづらいフォーム。全体時計はそこそこ出ているもののラスト1Fで0.9秒と大きく失速。やはり大きく斜行した走りは評価できない。
シルクロードS(G3)
2021年1月31日(日)に中京競馬場で行われる『シルクロードS(G3)芝1200m(ハンデ)』の1週前追い切り評価となります。
動画で確認できた4頭の追い切り評価となります。
タイセイアベニール 56.0【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
軽めの追い切り内容。残り350mで左手前に替えた際、顔が進行方向に対し右に向いてしまう。馬なりで駆けたため影響はなかったが、この状態となると鞍上は強く追えない。ラスト1Fからは顔を真っ直ぐに前に向け改善されていたが…。下半身の動きは悪くなく、加速ラップを踏んで登坂してはいた点は評価できるも序盤の上半身の動きは割り引き、評価は一つ下げた。最終追い切りでビッシリと追ってきそう。注目したい。
マリアズハート 53.0【B+】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑥
2頭併せの外。2馬身追走から直線向いて1馬身差まで詰めると、G前で軽く促され半馬身先着という内容。時計は遅いものの四肢の大きく広げて、キビキビと活気十分に走れている。脚元の力強さはもう少し欲しいものの、クビを上手に使って走れている。プラスに評価しておきたい。
ライトオンキュー 57.5【A】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
大きな馬体の馬だが動きに重苦しさはなく状態はかなり良さそう。ほぼ馬なりで早いラップを刻み駆け上がるも相手を交わしてから少し緩み、鞍上から軽い尻ステッキを1発もらうも、楽々と相手を突き放してフィニッシュ。4馬身以上突き放しただろうか。高く評価したい。



時計だとラスト1Fで0.3秒失速してるけど、これは相手を交わした後に緩んだ分。さして気にしなくても良さそうです。
ラウダシオン 57.0【B】
栗東CW単走。G前仕掛け⑩
コーナーの一番深いところをゆったりと回ってきて、G前仕掛けるといった内容。動きの機敏さはそれほどないもののクビを使って推進力ある走り。四肢の可動域、仕掛けてからの反応、馬体のハリなどから、まだ状態は6~7割か…。この状態でもコースの一番外を回り優秀な時計。能力がある証だろう。最終追い切りでどのような仕上げをしてくるか。その仕上げ方に注目したい。
川崎記念(G1)の追い切り情報
2021年1月27日(水)に川崎競馬場行われる『川崎記念(G1)ダ2100m』の追い切り評価記事となります。
出走馬は10頭(内、JRA所属馬は以下の5頭)。追い切り動画で確認できたJRA所属馬3頭の追い切り評価となります。


最終追い切りの動きは必ずチェックしよう
最終追い切り評価記事については1/27(水)公開予定です。
根岸S(G3)


シルクロードS(G3)


先週行われたレース回顧
AJCC(G2)


東海S(G2)

