2021年1月31日(日)に中京競馬場で行われる『シルクロードS(G3)芝1200m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた17頭の追い切り評価となります。
- ザイツィンガー
ヴェスターヴァルト 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑦
2頭併せの内。1馬身追走からアタマ差先着。相手の陰に隠れ、細かな動きはほとんど見えず。時計は出ていなかったものの、伸びやかに動けており調子は悪くなさそう。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
エイティーンガール 55.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑤
四肢の可動域は及第点も、空中で一回ピタッと止まるかのような滞空時間の長い走りで、動きはキビキビ。決して走りが軽い訳ではなく、前肢でしっかり掻き込み、後肢でしっかり地面を蹴れて走れている。好調だろう。
【1週前追い切り 映像なし】
カイザーメランジェ 55.0 【B-】
美浦坂路単走。馬なり。
最終追い切りは軽めの調整。時計は出さないつもりだっだのだろう。鞍上は馬が行けばいつでも抑えられるような手綱の持ち方。馬は何とか折り合えていたものの終始力みながらの走り。脚捌きも硬く評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
2週前に全体時計53.2秒、ラスト2F 時計24.8-11.9秒の優秀な時計。2週前が状態のピークか。維持している状況と捉えて良さそうです。
クリノガウディー 58.0 【A】
栗東坂路単走。G前強め。
鮫島克騎手が騎乗しての追い切り。左にヨレる癖のある馬。陣営からそのことを聞かされていたのだろう。左肩にステッキを入れ、右手綱を使って真っ直ぐ走らせることを意図した内容。馬もそれに応えていた。時計は見れば誰もが素晴らしいと分かる時計。この時計はもちろん評価できるが、この追い切りは、時計を出すことが目的ではなく真っ直ぐ走らせることを目的としたもの。リラックスした状態でこの時計が出ること自体、調子の良い証拠。ここに向けてメイチの仕上げ。正直斤量は見込まれたが、このおかげで出走できた訳でここは是が非でも賞金加算したいところ。期待したい。
【1週前追い切り 映像なし】
コントラチェック 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。軽めの追い切り意図だったのだろうが、意図とは裏腹に馬が直線で行きたがる。鞍上が抑えたことで折り合い欠くシーンあり。そうこうしている内に、相手にクビ差前に出られるも、追走し何とか併入という内容。終いはカチッとした体幹しっかりの走りではあったが…。全体でみるとこの評価となる。
【1週前追い切り 映像なし】
シヴァージ 56.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを弾むようなフットワークで登坂。手前の替え方は少しぎこちなかったものの、その後は完全馬なりで綺麗な加速ラップを踏み登坂。ゴールに近づくにつれ脚の回転力が増し、ゴールを過ぎても脚色が劣えることはなかった。とても上手に仕上がった。
【1週前追い切り 映像なし】
セイウンコウセイ 58.0 【C】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。ラチ沿いを深く回る外の相手を3馬身追走。コーナーをショートカットして直線へ。直線で半馬身前に抜け出すも、終い緩めて馬なりの相手に追い付かれて併入という内容。クビを大きく振って活気があると捉えることもできるが、ムダな動きが多いとも言える。またアタマの位置が身体の真ん中になく走りに芯がない。終い緩めた点も割り引き。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
タイセイアベニール 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め④
植え込み側を登坂。ラスト1Fから強めに追われるもラスト100mで疲れて脚色が劣える。そこから空ムチ2発の激が入ると、右にヨレつつも、何とか加速ラップを維持して登坂した。そこそこの時計で加速ラップが踏めている点は評価できるのだが、植え込み側を走ったこと考えると時計面で過剰に評価はしたくない。
【1週前追い切り B-】
トゥラヴェスーラ 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。序盤少し右にヨレたが、その後は終始アタマを低い位置に保ちながら、完全馬なりで安定感抜群の走り。全体時計は53.3秒だが、この馬のラスト2F時計 24.3-12.0秒はかなり優秀。タイセイアベニールも似たような全体時計だったかと思うが、内容的には断然こちらが上。決して状態は悪くないだろう。
プリモシーン 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め④
3頭併せの中。内にアタマ差前に出られ強めに追って何とか併入という内容。馬体を大きく見せ重厚感ある体幹しっかりの走りも、動きに伸びやかさがなく、仕掛けられてからの反応も鈍い。また直線向いた直後、アタマを回しながら集中力欠く走りになっていた点も割り引きたい。
【1週前追い切り 映像なし】
ミッキースピリット 54.0 【B】
栗東坂路併せ。G前強め。
ラチ沿いを登坂。やや線が細く見えるものの、途中で相手がヨレて本馬に接触しそうになるも、全く怯むことなく集中して真っ直ぐ駆けた点は評価できる。この馬自身ラスト1Fで0.6秒の失速も、このラスト1Fで併せた相手にクビ差遅れの状態からクビ差先着した勝負根性は高く評価したい。なおこの馬が計時した全体時計504秒は、この日の栗東坂路(重)の1番時計。やや急仕上げ感が否めないものの、タフな競馬になるようであれば浮上してくることも視野に入れておきたい。
【1週前追い切り 映像なし】
モズスーパーフレア 56.5 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。1週前では49秒台の猛時計を出しており最終追い切りは、この馬としては軽めの調整。直線半ばからの映像からだったが、動きの質が他とは異なる。正直一枚上。素直に評価するなら【A】となるのだが、実質トップハンデで本番を見据えた仕上げも想定される中、期待値を考えるとこの評価とは与えづらい。明示的に評価を一つ下げた。
【1週前追い切り 映像なし】
1番人気になりそうですが馬券的には切りづらい馬ですね~。この中では能力的には抜けた存在に思えます。
ライトオンキュー 57.5 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
1週前追い切りで高く評価した馬で、最終追い切りでどのような動きを見せてくるか楽しみにしていた馬の1頭であったが、最終追い切り映像を見ても今一つテンションはあがってこない。好時計で併せた相手を馬なりのまま2馬身半先着しており見栄えは良いが、手前を替えることなく右手前1本で登坂しており、ラスト1Fで疲れ右にヨレて0.3秒の失速。またアタマも終始高め。動きの質としては評価しづらい。
【1週前追い切り A】
2週前に49秒台の猛時計。1週前も動けており、中間の意欲的な攻め過程は評価できます。正直時計だけを見ると、この馬はかなり光ってみえます。追い切り人気しそうな1頭です。
ラヴィングアンサー 57.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを登坂するも右に左に斜行。馬場の真ん中近くまで来たかと思うとまたラチ沿いへ。これは大きく割り引き。斜行しつつも序盤は体幹のしっかりの安定感ある走りであったが、ラスト1Fでバテ、アタマが高くなり失速。時計面も強調できず、手前を替えれなかった点も割り引き。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
ラウダシオン 57.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑩
馬場の一番外をゆったりと流しただけの追い切り。元々ピッチ走法気味の馬で四肢の可動域は広くない。軽めの内容だったとは言え、不良馬場のCWの外目を回ったことを考えると時計は悪くない。馬体の大きな馬ではあるが動きに重苦しさはなく、馬体をスカッと見せ柔らかく安定した動きができている。状態は決して悪くないだろう。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
リバティハイツ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。軽めの追い切り内容ではあったが、終いスーッと伸びてきた点は見逃せない。前後の脚が真っ直ぐ前に出る好フォーム。リラックスした中に集中力もあり、見るからに調子が良さそう。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
キラリ。と光る穴馬ならこの馬ではないでしょうか。
ルッジェーロ 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け。
3頭併せの中。大きなフットワークの馬。終い脚の回転をあげた際、少し忙しくなり完歩が小さくなったような気もしたが…。セイウンコウセイと似たような内容の追い切りで、活気面含め彷彿させる。ただ本馬の方が馬体を大きく見せ、脚元も力強い。悪くない。
【1週前追い切り 映像なし】