2020年11月15日(日)に福島競馬場で行われる『福島記念(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- ウインイクシード
- ドゥオーモ
木曜日以降、追い切り動画アップされるようなら記事に追記いたします。
アドマイヤジャスタ 56.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。3馬身先行からコーナーで1馬身差まで詰められ、追う相手に直線半ばで一度前に出られるも、慌てず馬なりのまま終い伸びてクビ差先着できた点は評価できる。馬の活気と、四肢の可動域にもう少し広さが出てくると尚良いのだが…。評価は据え置く。
ヴァンケドミンゴ 55.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽追い⑨
コーナーを深く回り直線へ。右手前時の走りは良くコーナーを綺麗に回ってくる。直線に入ってスッと左手前に替えて、G前軽く追われて伸びてラスト1F 12.1秒は高く評価できる。直線の左手前時に走りにやや硬さが見られ、G後に右手前に戻したていた辺り。左手前は苦手か?ただ、クビを大きく動かし、低い姿勢でとても伸びやかに動けている。プラスに評価したい。
ソロフレーズ 53.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。大きな完歩で活気十分のコーナーリング。ただ右手前でコーナーにおいては逆手前。コーナー途中で正手前に戻すというやや雑な走り。直線は終始相手の半馬身後ろで影に隠れて走りが良く見えなかったが、四肢の可動域は広く、伸びやかに動けている。ジワジワっと伸びて最後は相手と併入した。
テリトーリアル 56.5 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
全体時計は55.4秒とかなり遅め。ただ序盤は意図的に馬に我慢させる内容をしており、この時計は気にする必要はなさそう。ラスト1Fで馬自ら手前を替えて、グイグイ伸びた。時計は遅いも、馬体の張り艶良く、活気十分。プラスに評価してみたい。
デンコウアンジュ 56.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑨
この馬らしいピッチ走法。キビキビとは動けているが、全盛期ほどのキレ味を感じないことは確かだが、クビと脚とは連動が取れておりバランスの良い走りはできており、状態は悪くはなさそう。評価は据え置いた。
トーラスジェミニ 56.0 【A】
美浦坂路単走。G前軽く促す。
馬場の真ん中やや埒沿いを登坂。手前の切替は異様にスムーズ。手前を替えても、一切軸がブレず、推進力損ねない切り替え方ができていた点は評価できる。この動きから調子はかなり良さそう。ラスト1Fは0.6秒の失速も、これは馬が走るのを止めていたため。ただこの減速は疲れたことによる減速ではなく、余力残しの内容に映る。高く評価してみたい。
バイオスパーク 55.0 【D】
栗東CW併せ。キャンター⑦
内容が軽過ぎで評価不能。いくら余力残しの内容であったとは言え、直線では手前を替えて欲しかった。また内容は軽かったが、淡々と集中して走れており調子は悪くはなさそう。当日のパドック気配に気を付けたい。
マイネルサーパス 56.5 【B】
美浦坂路単走。G前軽仕掛け。
埒沿いを登坂。美浦坂路の緩いコーナーリングで右手前に替わる際、クビを大きく左に動かし、強引に手前を替えた辺り、まだ本調子ではないか…。それとも右手前が苦手か…。いずれにせよ、手前の替え方はぎこちなく、右手前に替わってからの走りはアタマが高く推進力を上に逃す走りとなっていた点は割引。とは言え、クビの可動域は十分で、大きなフットワークで活気十分に、しっかりとした加速ラップで走った点は評価したい。評価は難しいも、
マイネルハニー 55.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑤
前脚をしっかりと前に投げ出し、この馬なりに四肢をしっかり広げたバランスの良いフォーム。時計は出ていないものの、リラックスした好フォームで、しっかりとした加速ラップを踏めたは評価できる。脚元にもう少し力強さが戻ると良かったが…。評価は据え置くも、当日のパドックを確認したい1頭。
マイネルファンロン 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め⑩
2頭併せの外。内はエリザベス女王杯に出走予定のウインマリリン。ラスト1Fから強めに追うも馬なりのウインマリリンを交わせず併入という内容。相手も動けており見栄えの悪い内容も、終いにかけてしっかり伸びることができている。クビをもう少し前に突き出して走ることができればなお良くなるのだが。
レッドアネモス 55.0 【B】
栗東P単走。馬なり⑩
ポリトラック馬場の一番外を回る。ピッチ走法の馬。クビの角度が良く、脚元はスナップの効いた走りで悪くはないのだが、馬から覇気は感じられない。評価は据え置いた。
レッドローゼス 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。直線に向いてから鞍上が右手前に替えさせるも、馬がこれを嫌がりアタマを高く上げ、グッとスピードが落ちた点は大幅に割引。一度はイヤイヤした右手前で走るも、馬は終始左手前で走りたがり、直線半ばで馬が勝手に左手前に戻して走っていた。鞍上とのコンタクトが取れておらず、これもありG前強めに追うも僅かに遅れた。また股下の発汗も激しかった。馬体の張り艶は良いものの、最終追い切り内容としてはマイナス評価とせざるを得ない。時計だけ見ると1週前追い切りは動けていそうでパドック気配には気を配りたい。
ロードクエスト 57.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり。
鞍上は持ったまま、完全馬なりで併せた相手に3/4馬身先着。低い姿勢を保ち、この馬らしい脚の回転力ある走り。全体時計は53.1-13.3秒。ラスト1Fで0.4秒の失速は割引。評価は据え置いた。
ワセダインブルー 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。1馬身追走からコーナーワークで馬体を併せる形で直線へ。直線の走りはアタマが高く、首の可動も少なく、脚元も非力なため前への推進力を欠く走り。とは言え馬体の大きな相手に怯む事なく、一定のラップを刻み、最後まで抜かせなかった勝負根性は評価できるも、総合的に判断するとマイナス評価が妥当。
福島記念(G3)の参考レース
ここでは、本blogで掲載したもののみを記載しています。
10.11 毎日王冠(G2)
- トーラスジェミニ(6着)
毎日王冠の週は、筆者都合により追い切り評価ができませんでした。
08.02 クイーンS(G3)
- レッドアネモス(1着)
- 最終追い切り評価 【B+】
07.19 函館記念(G3)
- アドマイヤジャスタ(1着)
- 最終追い切り評価 【B】
- ドゥオーモ(2着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- バイオスパーク(3着)
- 最終追い切り評価 【B-】
07.12 七夕賞(G3)
- ヴァンケドミンゴ(3着)
- 最終追い切り評価 【B】
- ウインイクシード(5着)
- 最終追い切り評価 【B】
- レッドローゼス(7着)
- 最終追い切り評価 【B-】