本記事は、2020年12月13日(日)に阪神競馬場で行われる『阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)芝1600m』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は20頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- エイシンヒデン
- ドリアード
- ナムラメーテル
- フラリオナ
- ルース
アオイゴールド 54.0 【B】
美浦南P併せ。馬なり。
2頭併せの内。2馬身先行した状態で直線へ。かなり勢い付いた外の相手が迫るも簡単に抜かせない。並び掛けられたところで馬自らが急激なギアチェンジ。抜かせることなく併入した。四肢の可動期はそれほど広くなく、アタマが高めの走法も、このギアチェンジ性能と勝負根性は評価したい。
インフィナイト 54.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。直線向いて半馬身遅れの状態から、馬なりのまま1馬身突き放す好内容。ゆったりとした中にスケールの大きさを感じる走り。鞍上はかなり抑え気味に走らせており、余力も十分。アタマの位置も低く、しっかりクビを使って走れている。
ウインアグライア 54.0 【B-】
美浦南P併せ。G前一杯⑤
2頭併せの外。直線で2馬身前を走る内の相手に一杯に追って併入という内容。身体の線が細く脚元は非力。また直線でステッキを入れられからの反応も鈍い。エンジンがかかってからの走りは良くなったが、相手は馬なりのまま。評価しづらい。
オパールムーン 54.0 【C】
栗東CW併せ。G前強め⑥
2頭併せの外。直線向いて1馬身半前にいる相手を追いかけ半馬身差まで迫るも、既に脚が上がっており、ここから強めに追われるも伸びない。完全馬なりでこの馬が来るのを待っている相手にグビ差遅れた。バテていたため、フォームもバラバラ。かなり負荷のかかる内容を消化。この一追いでどこまで。
サトノレイナス 54.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの内。1馬身前を走る相手を追走し直線へ。コーナーワークで並びかけスッと手前を替えると、直線半ばからギアを替えて一瞬で相手を1馬身置き去りに。その後は緩めてゴールした。クビを大きく前に突き出し、低い姿勢を保ち推進力ある走りができている。兄のサトノフラッグを彷彿させる走り。高く評価したい。
サルビア 54.0 【C】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑩
2頭併せの外。コーナーの一番深いところを回り直線へ。直線向いた時点で内の馬は3馬身前。右手前でひっぱり残り300mあたりで左手前に替わるも、四肢の可動域が狭く頭も高いため思うように前に推進していかない。かなり流していて相手に待ってもらい、ゴール前でようやく並んでゴール後に交わすという内容。動きはスローで力強さにも欠ける。評価できない。
シゲルピンクルビー 54.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。かなり前を行く相手をコーナーをショートカット気味に回り直線へ。直線向いた時点で前との差は3馬身。前脚を高く上げクビを大きく動かし活気十分の動き。相手を楽々と捕らえると、馬なりのまま3馬身は突き放した。滞空時間が長く力感たっぷりの迫力十分の動き。最後は流しており、軽く追えば間違いなく79秒台を軽く叩き出していたと思われる。最終追い切りでは軽めの調整となることも想定される。高く評価しておきたい。
ジェラルディーナ 54.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
逆手前で直線に入ると、ラスト2F過ぎた辺りで右手前を替えるも、この手前の替えるタイミングが悪く、馬自身も右手前に替わっていることが分かっていないかのような走り。(左手前で走っているようなフォーム。)ラスト1F過ぎてから左手前に替わると伸びやかな走りとなったが…。全体時計は58.3-13.8秒と軽く流した程度の追い切りであったが、評価できない。最終追い切りはしっかり追ってきそう。良血馬。どのような走りを見せてくれるか注目したい。
ソダシ 54.0 【A】
栗東CW併せ。G前強め⑤
2頭併せの外。札幌2歳Sの時の追い切りから見てきているが、常に良い動きをする馬。相手はコーナーをショートカットして回ったため、直線向いて2馬身前。クビを大きく前に突き出し、前脚を高く上げるダイナミックなフットワーク。相変わらずパワフル。アッと言う間に相手を交わし去ると、手前を戻して1馬身半先着した。気になるのは右手前で走りたがるところ。とは言え左手前時の走りでも十分【A】評価なのだが…。
ポールネイロン 54.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑧
2頭併せの外。直線1馬身遅れの状態から強めに追って外の相手を2馬身以上突き放す好内容。低い姿勢でクビを大きく前に突き出し推進力ある走りができている。四肢の可動域も広く、活気も十分。高く評価したい。
メイケイエール 54.0 【A】
栗東CW単走。馬なり⑧
馬場の8分どろこを通り直線へ。前脚とクビを大きく前に投げ出し、推進力十分のバネ感たっぷりの走り。直線向いて左手前に替わった際、アタマが高くなり少し減速した点は割り引き。ただ、クビの動きですぐ推進力ある走りに。その後再び右手前に戻すと、馬なりで鋭く伸びた。四肢の可動域が広くいかにもキレそうな走り。ソダシとは真逆のタイプだ。これまでの追い切りに比べてもっとも活気があり良く見える。高く評価したい。
ユーバーレーベン 54.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑦
3頭併せの内。
ピッチ走法の馬。そのため四肢の可動域は広くない。前を3馬身追走し、コーナーをだいぶとショートカットして直線入口で並び掛けるも、馬なりのままの中外の相手に1馬身前に出られてしまう。そこからステッキを3発入れて一杯に追って何とか併入という内容。イマイチ見栄えしない内容で評価しづらい。
ヨカヨカ 54.0 【B】
栗東CW併せ。G前一杯⑤
3頭併せの内。直線向いた時点で中の馬は1馬身後ろ。直線序盤で右手前に替え差を2馬身差に広げると、追ってきた相手を少し待ってから追い出しを開始。そこから見せムチを使ってめい一杯追って相手を千切って見せる。好内容。アタマを終始低い位置に保ち集中して駆けた点は評価できる。また馬場の真ん中あたりを走ったとは言え、79.2-11.9秒は破格の好時計。かなり負荷のかけた内容となっている。最終追い切りは軽めの調整になるであろう。走りの質はプラス評価とした他の馬には程遠いため、この評価とした。
リンゴアメ 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。2馬身前を追走し、直線早々に並び掛けると、軽く仕掛けられた相手に対して抜かせることなく併入した。アタマが高く推進力を上に逃がす走りになっている点は割り引き。また直線並び掛けた際相手の方に顔を向け自身の走りに集中できておらず、四肢の可動域もイマイチ。評価しづらい。
ルクシオン 54.0 【B】
栗東CW単走。G前一杯⑩
クビの可動が狭い馬。ただアタマは低い位置に保てており走りのバランスは悪くない。ラスト1Fからムチを使ってめい一杯に追われてしっかり負荷をかけられた点は好感が持てる。コーナーの一番深いところを回ったことを考えると時計も悪くはない。ただ四肢の可動域は及第点で、脚元の力強さももう一つ物足りない。この評価となる。
阪神JFの参考レース
blogで公開しているレースを中心に情報を掲載しています。
以下のレースからの臨戦組については掲載しておりませんのでご了承ください。
- 白菊賞(阪神芝1600m 1勝クラス)
- 赤松賞(東京芝1600m 1勝クラス)
- 福島2歳S(福島芝1200m オープン)
- サフラン賞(中山芝1600m 1勝クラス)
- ききょうS(中京芝1400m オープン)
- 新馬、未勝利
11.07 ファンタジーS(GⅢ)
- メイケイエール(1着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- オパールムーン(2着)
- 最終追い切り評価 【B-】
- ヨカヨカ(5着)
- 最終追い切り評価 【B-】
- サルビア(10着)
- 最終追い切り評価 【B-】
11.07 京王杯2歳S(GⅡ)
- リンゴアメ(12着)
- 最終追い切り評価 【C】
10.31 アルテミスS(GⅢ)
- ソダシ(1着)
- 最終追い切り評価 【A】
- ウインアグライア(6着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- ユーバーレーベン(9着)
- 最終追い切り評価 【B-】
10.10 サウジアラビアRC(GⅢ)
- インフィナイト(2着)
この週は筆者都合によりblogをお休みさせていただいていました。