2023年3月19日(日)に中山競馬場で行われる『スプリングS(G2)芝1800m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。評価は全頭に対して行っていますが、筆者時間の都合上、コメントは8頭だけとなっています。ご了承ください。
追い切り短評
A評価
11.オールパルフェが、しなやかな中にキレ味感じるフットワーク。四肢の可動域も十分です。手前替えを拒み右手前一本で走っていましたが、これは余力が十分で替える必要がなかったと見るのが妥当でしょう。才能感じるフットワークです。
B+評価
B+評価は2頭に付けましたが、馬券のことを考えるともっとも妙味があると感じるのが、14.パクスオトマニカ。直線で力強く地面を叩きグイグイ加速。スピードに乗せた後は、惰性で走らせ外の相手にクビ差先着という内容です。背中を使った走りでフォームも安定しています。十分プラスの内容です。10.ホウオウビスケッツは、前後左右のバランスが取れたとても綺麗なフットワーク。ゆったりと走ったことを考えると時計も優秀です。股下に発汗がみられましたが、これがまったく気にならないレベルで良く映ります。体もふっくら見せ、馬体的な成長も感じます。
B評価
B評価とした5頭についてもコメントします。
16.ハウゼは、動きはややスローですが脚元パワフル。体重をしっかり地面に伝え、馬格を活かした推進力ある走りができています。ゆったりと大きなフットワークで走る馬で、大外枠はこの馬にとってプラスに働きそうです。4.ベラジオオペラは、輸送を考慮し軽めに追われました。鞍上が手綱を抱え、馬に我慢させているのが印象的。見栄えはしませんでしたが、前肢を高々と上げ可動域は十分。新馬戦のパドックが素晴らしく資質は上位でしょう。1.グラニットは、コーナーリング性能が高く、コーナー出口でグッグッと加速。直線で少し息を入れてから再加速できており、スピードの出し入れはとても上手です。舞台適正が高そうに思う一頭で、最高の枠を引きました。嶋田純騎手がこのチャンスを掴み獲れるかにも注目です。
爆穴候補として挙げておきたい馬が一頭。
8.シルトホルンです。直線で左手前に替われなかった点は割引きですが、前肢をしっかり前に出し、キビキビとした走り。ゴールを過ぎても脚色に衰えが見られず、余力も十分です。長く脚が使えていた点は見逃せません。2.メタルスピードは、舌を出しながらも、のびやかなフットワークでスピード感ある走りができています。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | グラニット | 牡3 | 56.0 | B |
1 | 2 | メタルスピード | 牡3 | 56.0 | B |
2 | 3 | アヴェッリーノ | 牡3 | 56.0 | C |
2 | 4 | ベラジオオペラ | 牡3 | 56.0 | B |
3 | 5 | ウィステリアリヴァ | 牡3 | 56.0 | B- |
3 | 6 | ジョウショーホープ | 牡3 | 56.0 | B- |
4 | 7 | ドンデンガエシ | 牡3 | 56.0 | B- |
4 | 8 | シルトホルン | 牡3 | 56.0 | B |
5 | 9 | アイスグリーン | 牡3 | 56.0 | B- |
5 | 10 | ホウオウビスケッツ | 牡3 | 56.0 | B+ |
6 | 11 | オールパルフェ | 牡3 | 56.0 | A |
6 | 12 | シーウィザード | 牡3 | 56.0 | B- |
7 | 13 | トウセンアウローラ | 牡3 | 56.0 | - |
7 | 14 | パスクオトマニカ | 牡3 | 56.0 | B+ |
8 | 15 | セブンマジシャン | 牡3 | 56.0 | B- |
8 | 16 | ハウゼ | 牡3 | 56.0 | B |
(ご参考)1週前追い切りレポート
3頭についてコメントしています。