2023年2月12日(日)に東京競馬場で行われる『共同通信杯(G3)芝1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
- ファントムシーフ
ウインオーディン 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。2馬身半追走から併入という内容。脚の回転は綺麗も抜け出すときの力強さと俊敏性が少しモノ足りない。これがあると一つ評価は上がるのだが…。相対評価で割り引いた。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、古馬OP馬のヴィアメントです。
キョウエイブリッサ 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑤
3頭併せの内。体をスカッと見せしなやかな走り。直線で少しソラは使ったものの、鞍上の肩ステッキ一発に反応し、ラクラクと抜け出し外の2頭に1馬身先着。とても気分良さそうに走れている。
【1週前追い切り 映像なし】
朝日杯FSの4着馬ですが人気しなさそうです。オッズ妙味を感じる一頭です。
コレペティトール 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
手前替えでバランスを崩し、際立つギアチェンジは見られず。早い全体時計でゴールに向かって加速し続けるラップが踏めており普通なら【B】が妥当だが、ここに入るとマイナス評価。ハイレベルだ。
【1週前追い切り B】
この日の栗東坂路は、もしかしたら時計の出やすい馬場だった可能性もあります。
シーズンリッチ 56.0 【A】
美浦南W併せ。G前強め⑧
吉田隼騎手が騎乗。2頭併せの内。力強く地面を叩いて走れており脚元の力感十分。併せた相手は古馬OP馬のイルーシヴパンサーだったが、これが迫ってきても抜かせないギアチェンジ性能の高さも見せた。着差は僅かもこの相手に先着。高く評価したい。
【1週前追い切り 映像なし】
百日草特別でホープフルSで強い競馬をしたキングズレインを差し置き、1番人気に支持された馬です。能力感じるフットワークです。
シュタールヴィント 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
古馬2勝クラスのタケルラスティを2馬身追走から残り150mで手前を替えてきっちり併入というも、ラスト1Fで0.3秒失速と脚色落とす内容。全体時計が早いため決して悪くはないのだが…。このレースはハイレベル。この動きをしていても相対評価でマイナスとなる。
【1週前追い切り B-】
1週前に3歳OPのコンティノアールにクビ差遅れた内容も評価できません。
シルバースペード 56.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽く促す⑥
騎手候補生が騎乗。2頭併せの外。5馬身以上は先行していただろうか。コーナーを深めに回り相手が来るのを前受けし、きっちり半馬身先着。相手のためにやったかの内容も、四肢の可動域が広く、並ばれそうになってからの脚色も目立っている。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのリュウノユキナです。
タスティエーラ 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの内。最終追いは内目を終い重点。少し硬さはあったが、もったままラスト1F 11.3秒。これだけ見ても状態の良さを窺い知ることができる。少し気になったのは首筋からの発汗。当日のパドック気配には注意したい。
【1週前追い切り A】
併せた相手は(内)ロフトシュトロームと(外)オハナです。1週前が素晴らしい動きでした。1週前追い切り評価記事もご確認ください。
タッチウッド 56.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑤
輸送を考慮し終い重点の内容。馬場の真ん中をゆったりと回ってくる。ラスト1Fでギアを入れると大きな走りになるも、まだ幾分緩さを残すか。馬格を活かしたパワフルな走りで、これにもう少し俊敏生が加わればより良くなりそう。将来性は感じるも、今回はこの評価となる。
【1週前追い切り 映像なし】
映像はありませんでしたが、1週前に無視しづらい素晴らしい時計が出ています。
ダノンザタイガー 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり④
本気で走らせていないため、着地の力感薄く、後肢の伸びやかさはモノ足りない。一方で前肢は大きく前に投げだし伸びやか。1週前に川田騎手が騎乗ししっかり仕上げており、これで問題ないのだろう。この評価となる。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は、古馬OPのサトノエルドールです。軽い内容でももう少し良い動きを見せて欲しかったというのが正直な感想かも知れません。
レイベリング 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。相変わらず肩の可動域十分。相手のカゲに隠れ動きは見えづらかったものの、弾力性あるフットワーク。抑えきれない手応えで、併せた相手に対してラクに半馬身先着した。1週前との比較で断然よく映る。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、1週前同様、3歳1勝クラスのクロスライセンスです。これは単なる個人の感想ですが、朝日杯で一番強さを感じたのはこの馬でした。
ロードプレイヤー 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり④
田辺騎手が騎乗。2頭併せの内。3馬身追走から併入という内容。決して悪くなく寧ろ良いのだが、後肢を蹴り上げる高さが、この馬本来のものからすると少しモノ足りない。評価は一つ下げた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬3勝クラスのクロノメーターです。百日草特別で見せた脚は本物だと思っています。