本記事は、2023年2月19日(日)に東京競馬場で行われる『フェブラリーS(G1)ダ1600m(定量)』の1週前追い切り評価記事です。
出走登録は19頭。1週前追い切り映像のあった9頭について評価しています。
追い切り短評
A評価
レッドルゼルが、体をふっくら見せ毛艶ピカピカ。しなやかでありながら力強いフットワークで、体全身を使った走りです。外の2頭には遅れはしましたが、まるで大人が子供の頑張りを応援するかのような余裕があります。好調でしょう。高く評価します。
B+評価
メイショウハリオは、栗東坂路での追い切り。前を走る2頭の真後ろにつけ、ラスト1Fからラチ沿いに進路を切り替え抜け出すという実践を想定した内容。アタマは高めですが、残り100mだけで相手を一気に2馬身突き放した脚力は魅力です。
B評価
オーヴェルニュは、4F追い。右回りのコーナーは不器用ですが、持ったまま終いしっかり脚を伸ばしました。クビを前に突き出し活気十分です。セキフウは、序盤適度な前傾姿勢で弾力性あるフットワーク。終い重点ですが時計はしっかりしています。ただ直線における左手前の走りはクビの動きが硬く割引きです。外の相手(3歳1勝クラスのエゾダイモン)も動けていたとは言え、これにやや煽られ気味の内容。推進力は見劣りました。ドライスタウトは、着地の力感は薄いものの、前肢を大きく前に投げ出し重心低く走れています。併せた外の相手の前に出た際、ソラをつかって大きく失速です。ただ全体時計は早く、攻めた追い切り内容に好感が持てます。
マイナス評価
ショウナンナデシコは、栗東坂路で早い全体時計。見せムチ振るってめい一杯に追いました。前後の脚をまっすぐ前に出し走れていますが、最後は疲れて失速です。動きに迫力はありません。スピーディキックは、浦和調教場での追い切り。画質が悪くブレの多い追い切り映像。かなり確認しづらかったですが、序盤のスピード感はまずまず。ただ後半は、鞍上が尻ムチを何度も入れ鼓舞するも、さしたる反応なく馬はそれに応えいていません。クビも使い方も一息です。ケンシンコウは、美浦坂路を左手前で入ってきます。手前替えを嫌がりバランスを崩しながらの走り。右に左にとフラフラ斜行です。結局右手前に替えられず。少し酷い内容です。
最後にレモンポップについてです。根岸Sを終えてから10日ほどしか経っておらず、本当に軽い内容を消化しました。まだ疲れが取れきれていないのか元気はありません。ただ集中して走れています。この馬については最終追い切りでの判断になりそうです。
追い切り評価
馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|
アドマイヤルプス | セ6 | 58.0 | - |
オーヴェルニュ | 牡7 | 58.0 | B |
ケイアイターコイズ | 牡7 | 58.0 | - |
ケンシンコウ | 牡6 | 58.0 | C |
ゴールドパラディン | 牡6 | 58.0 | - |
シャールズスパイト | 牡6 | 58.0 | - |
ショウナンナデシコ | 牝6 | 56.0 | B- |
ジャスパープリンス | 牡8 | 58.0 | - |
スピーディキック | 牝4 | 56.0 | B- |
セキフウ | 牡4 | 58.0 | B |
ソリストサンダー | 牡8 | 58.0 | - |
タガノビューティー | 牡6 | 58.0 | - |
テイエムサウスダン | 牡6 | 58.0 | - |
ドライスタウト | 牡4 | 58.0 | B |
ヘリオス | セ7 | 58.0 | - |
メイショウハリオ | 牡6 | 58.0 | B+ |
レッドルゼル | 牡7 | 58.0 | A |
レモンポップ | 牡5 | 58.0 | D |
同週行われるその他重賞の1週前追い切りもチェック
ダイヤモンドS(G3)、京都牝馬S(G3)、小倉大賞典(G3)
この3重賞の出走登録数は59頭です。1週前追い切り映像で確認できた9頭だけの1週前追い切り評価記事です。