2023年3月19日(日)に阪神競馬場で行われる『阪神大賞典(G2)芝3000m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- ノーチカルチャート
アイアンバローズ 57.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑨
クビの振りが大きい。もう少しリラックスして走って欲しいところ。ただ適度に気合がのりフォームのバランスは良好。毛艶もよくのびやかに動けている。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
この馬の人気がどの程度になるかは気になります。オッズとの兼ね合いで取捨を決めたくなる一頭です。
アケルナルスター 56.0 【B-】
美浦坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを走る相手を大きく追走も、届かないという判断か。やや内目を回して来る。直線はステッキを軽く入れながら鼓舞するもアタマ差届かず。クビが硬く伸びも平凡。評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬2勝クラスのグレタです。
アフリカンゴールド 57.0 【B】
栗東CW併せ。G前一杯⑤
2頭併せの内。馬体をびっしり並べての併せ馬。先に仕掛けて抜け出しを図るも、軽い仕掛けでジワジワ脚を伸ばす相手に手応え劣勢。一度は相手に出られそうになるも、そこから懸命の追いで盛り返しハナ差先着。止まりそうで止まらない。そんな渋とさ感じる走り。一定の評価は与えたい。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、古馬3勝クラスのロコポルティです。有力馬たちが牽制しあい、この馬を可愛がってくれるようなら面白うなのですが、ディープボンドがそれを許してくれなさそうです。ただ前で粘るならこの馬だと思います。
サンレイポケット 57.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
手前替えにややスムーズさを欠いたものの、ラチ沿いを落ち着いて淡々と登坂。もう少し迫力が欲しいものの、しっかりとした加速ラップを踏んで登坂できている。
【1週前追い切り A】
1週前が素晴らしい走りです。最終追いもCWで締めて、最後までしっかり負荷をかけてくれれば、なお良かったのですが。一つ評価は下げましたが、とても気になる一頭です。
ジャスティンパレス 57.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑦
最終追いは無理に追うことなく、ルメール騎手がこの馬の反応と脚の余力を計りながら。一時は外の相手に前に出られるも、軽く促しゴール前でスッと併入した。落ち着いて弾力性十分のフットワーク。仕掛けにも素早く反応できている。好調だろう。
【1週前追い切り B+】
併せた相手は、3歳未勝利のエルトンバローズ。この馬も一介の未勝利馬ではなさそうです。
シロニイ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
先に仕掛けた相手に、後から仕掛けてハナ差前に出返す内容。勝負根性はあるものの、前肢のあがりは悪く、フォームのバラバラ感は否めない。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのウェルカムニュースです。土曜日の雨がどの程度残っているは、この馬にとって重要なことです。この馬は馬場が渋れば渋るほど良い馬です。
ゼーゲン 57.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり④
2頭併せの外。1馬身先行した状態でコーナーを回って来るも、コーナー手前で馬が走るのを止めたような状態となり、それを見た鞍上が強く首スジを叩き、”まだだ”と激。馬は驚き変なタイミングで手前を替えて、再加速。併せた相手とは併入も、クビの動きが硬く脚元だけの走り。首スジからも激しく発汗しており、評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬OPのルコルセールです。
ディープボンド 58.0 【A】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑦
和田竜騎手に騎乗。表記は単走も実質は併せ馬。コーナー深く回り5、6馬身前の相手を目掛けてジワジワと差をつめ、残り100mで、左手前に替え本ギアを入れると、ものの数完歩で相手を捕えて併入。変わらずパワフルで、落ち着き払った堂々とした走りを高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
ロングスパートで持ち前の体力を存分に発揮して欲しいです。
ブレークアップ 58.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
松山騎手が騎乗。チップを高々と蹴り上げるパワフルなフットワーク。体幹しっかりにまっすぐ走れている点はとても好感がもてる。併せた相手には1馬身半追走から併入した。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、古馬1勝クラスのキトゥンズマーチです。ただ坂路主体の調整は割引きで、58㎏も少し敷居が高いように思えます。明示的に一つ評価は下げました。
ボルドグフーシュ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
川田騎手が騎乗。1週前までに本追い切りを済ませ、ここでは川田騎手に感触を確かめてもらう程度。アタマ高めも、この馬らしい柔らかな走り。最終追いで負荷を軽くした点は割引き。この馬の能力を信頼しての陣営の判断なのだろうが、今年は強い馬が他にもいる。この少し甘えた仕上げを咎めて明示的に評価を割引いた。
【1週前追い切り A】
ここまでの成績を残しながら未だ重賞タイトルなし。仕事人川田にこのミッションが課せられました。川田騎手はこの馬の背中をどう感じたかは、とても気になります。
メイショウテンゲン 57.0 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑦
浜中騎手が騎乗。前を2馬身追走から、相手の外を回し1馬身先着という内容。いつになく活気があり脚元俊敏。仕掛けに対する反応も鋭く、先に仕掛けた相手に、仕掛けを遅らせグッと1馬身交わし去る加速はなかなか。良い意味でこの馬らしくない。プラスに評価してみたい。
【1週前追い切り B】
併せた相手は、3歳未勝利のヤサカソレイユです。今年は強い馬がいますが、ひと席はこの馬に…。そう期待したくなる動きです。
メロディーレーン 55.0 【C】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
358㎏の馬に重そうな助手さんが騎乗。ラスト1Fは脚色が鈍り0.8秒の失速も、最後まで一生懸命の走り。「がんばれ」と応援したくなる。今村聖奈騎手がこの馬でどういう騎乗をみせてくれるか。このキュートなコンビが見れることを楽しみにしたい。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、3歳未勝利のメグスタスです。
ユーキャンスマイル 57.0 【C】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
相変わらず前肢をクネクネさせながらの走り。良いときはこれでも体幹が安定しているが、今回は体幹がブレブレ。最後はフォームを大きく乱していた。前を大きく追走から最後は2馬身先着も相手は格下。動きもスローで年齢的な衰え感じる動き。評価できない。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、3歳未勝利のジャスティンボルトです。
1週前の動きもチェックしておこう
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