《2021》有馬記念【1週前追い切り】調教評価

有馬記念 追い切り 調教評価
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2021年12月26日(日)に中山競馬場で行われる『有馬記念(G1)芝2500m(定量)』の1週前追い切り評価となります。

出走登録は17頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。

以下の4頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • シャドウディーヴァ
  • ペルシアンナイト
  • メロディーレーン
  • エブリワンブラック

ポープフルSの1週前追い切り評価記事も公開中です。目次からアクセス可能です。併せてご確認ください。

目次

アカイイト      55.0【B-】

栗東坂路単走。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。真っ直ぐに走れている点は良いのだが、終始舌を出しながらの走りは割引き。そしてラスト1Fは疲れを見せ、1.0秒と大きく失速。疲れてからもフォームを乱さなかったのは良かったが…。とは言え、評価しづらい。

アサマノイタズラ   55.0【B】

美浦南W併せ。G前強め⑦

2頭併せの内。前を2馬身追走し直線へ。序盤、鞍上は抑え気味。直線のラスト1F手前で、パワーを開放すると、勢いよく相手を交わし去り、そのまま一気に2馬身突き放した。後半は、身体全身を使うダイナミックな走り。ただ、序盤の走りに少し力みが見られ、後半も少しバラバラとした走りとなっていたため、評価は据え置いた。

jamie

外は古馬1勝クラスのエスシーヴィオラでした。活気は十分すぎるほどあり、馬は走る気に満ちていました。【B】評価の中では最上位評価です。最終追い切りも注目したいと思います。

アリストテレス    57.0 【C】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑦

2頭併せの内。外の相手と馬体を並べて直線に入ってくる。先に仕掛けてクビ差前に出るも、軽く仕掛けた相手に追いつかれ併入。と見栄えの悪い内容。手応えは明らかに相手に見劣っていた。ピッチ走法の馬であるため四肢の広がりが狭いのは仕方ないとしても、前脚の出が悪く、アタマも高いことで、何かこじんまりとした推進力のない走りとなっている。動きの伸びやかもない。この評価とした。

jamie

併せた外の相手は2歳新馬のノットゥルノでした。

ウインキートス    55.0【B】

美浦南W併せ。馬なり⑦

2頭併せの内。全体時計は遅く終い重点の内容。3馬身と大きく前を追走し、直線馬なりで並び掛け、そのまま3、4馬身突き放すという見栄えの良い内容。ただアタマの振り方が悪く、推進力を大きく上に逃がす走りだった点は大きく割引。一方で四肢の広がりは十分で脚元はパワフル。評価は据え置いた。

jamie

併せた外の相手は、古馬1勝クラスのエスシーヴィオラでした。

エフフォーリア    55.0【B+】

美浦南W併せ。馬なり⑥

3頭併せの内。外を4馬身、中を2馬身追走し直線へ。直線でも外の2頭は、まだ1馬身前。ラスト1Fで手前を替えると、伸びて中に1馬身先着し、外とは併入した。比較的軽めの内容ではあったが、この馬らしい大きくダイナミックなフォームは健在。相手のカゲに隠れ動きはほとんど見えなかったが、低い姿勢を保ちつつも、前脚を高々と上げリラックスして走れている。最終追い切りもしっかり追ってくることが想定される。どのような動きをみせてくれるか。楽しみにしたい。

キセキ        57.0 【B-】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑧

1週前追い切りは、単走で軽めの内容。時計はそこそこ出ているが、この馬としては軽めの部類だろう。軽めであったとは言え、クビの振り幅が一定となっておらず、アタマ高めの走りとなっていた点は割引き。前脚の出も悪く、この馬特有の滞空時間の長い、迫力ある走りにはまだ程遠い内容。最終追い切りでどこまで上向くか、期待したい。

クロノジェネシス   57.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑧

2頭併せの内。前を1馬身追走し、コーナー深く回り直線へ。直線は、追う外の相手にカゲを踏ませることなく交わし去り、そのまま4.5馬身は突き放しただろうか。最後まで馬なりのままで全く本気は出していない。四肢の広がりは及第点で、時折フワッとした走り。迫力という意味ではまだ全然上がある内容。評価は据え置いた。

jamie

出した時計はキセキとほぼ同じような時計です。併せた相手は古馬OP馬のトリプルエースでしたが、これを子ども扱いしていました。ただ、これはトリプルエースは動かなさ過ぎたとも取れます。

ステラヴェローチェ  55.0【B】

美浦南W併せ。G前仕掛け⑥

2頭併せの外。内は古馬OP馬のリレーションシップ。この相手に対してコーナーをより深く回り直線に入ってくる。手前替えのタイミングが少し早かった点は割引き。馬なりのままの相手に対し、先に仕掛けて、しっかり追うも交わし切れずに併入した。仕掛けてからの右手前に戻していた点も気になるところ。ただ終いは猛時計。評価は据え置いた。

jamie

この馬もピッチ走法の馬で、走法はパンサラッサと近似しています。ただこの馬の方が低い姿勢で走っており、また少し力んで走っているようにも見えました。

タイトルホルダー   55.0【C】

美浦南W併せ。馬なり⑥

3頭併せの内。3頭雁行状態でコーナーを回ってくる。直線は馬なりのまま外には半馬身先着するも、中とは併入した。折り合い面に不安なく、リラックスして綺麗なフォームで走る馬が、終始力みながらの走り。鞍上に手綱を引かれたまま走っていたため、クビが思ったように前に出ずチグハグな走りに。評価できない。

jamie

本来、こんな走りをする馬ではありません。とても綺麗なフットワークでリラックスして伸びやかに走ることができる馬です。最終追い切りに期待したいと思います。

ディープボンド    57.0 【B+】

栗東CW併せ。G前強め⑤

2頭併せの内。外を1馬身追走から直線へ。直線で仕掛けてからの動きが迫力十分。外の相手も動けていたが、これをラスト150mだけでグイグイ伸びて相手を圧倒。1馬身突き放した。前脚の掻き込みがパワフルで、トモの可動域も十分。クビを強く前に振ることで迫力ある走りができている。ラスト1Fは11.2秒。高く評価したい。

jamie

併せた外の相手は、古馬2勝クラスのゴールドハイアーでした。この馬も動けており、同じように強めに追いましたが、ギアの入り方が全く違いました。

パンサラッサ     57.0 【A】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤

何より驚いたのがこの時計。6F時計で80.8秒、ラスト1Fが11.5秒だ。この破格の時計をラクラクと計時。クビと脚の連動性が高く、力みの少ない好フォーム。ピッチ走法の馬だが、この走法でこの時計が出るということは、基礎スピードが相当高いのだろう。右回りのコーナーリングもとても上手く、直線の手前替えも極めてスムーズ。高く評価したい。

jamie

映像を是非みてください。なぜこの走りで、こんな破格の時計が出るのか不思議です。単純に、普通に走るスピードが速いのでしょう。内枠を引くようなら、かなり面白いと思う1頭です。

モズベッロ      57.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

いつも追い切り栄えしない馬が、今回は毛艶も良く、動きも良く見せている。過去の追い切り記事を読んでもらえば分かるが、追い切りでは、いつも上体の高い馬。しかし今回は、重心を落としパワフルな走り。後半失速してしまったが、意欲的な全体時計を出し、最後まで走り切る気持ちを見せていた。評価は据え置いた。

ユーキャンスマイル  57.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

前を1馬身追走し馬場の真ん中を登坂。ラスト1Fで仕掛けると手前を替えて併せた相手を1馬身突き放した。ただ、この馬自身の時計は遅く、ラスト1Fで0.1秒の失速。キビキビとは動けているが…。相対評価で割り引いた。

jamie

併せた相手は新馬のヒッカリョウランでした。

最終追い切りの動きは必ずチェックしよう

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