《2021》ジャパンカップ【1週前追い切り】調教評価

ジャパンカップ 追い切り 調教 評価
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2021年11月28日(日)に東京競馬場で行われる『ジャパンC(G1)芝2400m(定量)』の1週前追い切り評価となります。

出走登録は21頭。追い切り動画で確認できた10頭の追い切り評価となります。

以下の10頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • ウインドジャマ―
  • グランドグローリー(仏)
  • ゴーフォザサミット
  • ジャパン(愛)
  • トラストケンシン
  • ブルーム(愛)
  • モズベッロ
  • ユーキャンスマイル
  • ロードマイウェイ
  • ワグネリアン

なお、カレンブーケドールは脚部不安のため回避となります。

目次

アリストテレス    57.0 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑦

2頭併せの内。外を2馬身半追走から直線仕掛けて2馬身半先着という好内容。四肢の可動域は狭めも、クビの角度はよくフォームとしてのバランスは良い。ただ脚元の力感は薄く、終い仕掛けてからの伸びにキレが物足りない。時計は出ており、相手を突き放すなど見栄えも良いのだが、相対的に見るとこの評価となる。

オーソリティ     57.0 【B-】

美浦南W単走。馬なり⑤

7F追いで長めに追ってきた。アタマを位置が安定せず、クビの動きも硬め。動きもスローで身体も重たく感じる内容。前走アルゼンチン共和国杯からの中2週のローテーションとなるため、1週前追い切りの内容は軽め。まったく本気で追っていないため、こう見えてしまうかも知れないのだが…。とは言え、他と比べるとやはり物足りなず評価しづらい。

jamie

最終追い切りはびっしりと追ってくることが想定されます。期待したいと思います。

キセキ        57.0 【B+】

栗東CW単走。G前一杯⑤

表記は単走であったが外に他厩舎の馬がおり、コーナーでは併せ馬のような感じ。他厩舎の馬はコーナー深く回ったため、直線は単走追いとなったが、内に身体の内側にギュッと力が凝縮するかのような力強い走り。いつになくキビキビと力強い。ラスト1Fからの鞍上の激にも反応し脚色を強めていた。高く評価したい。

jamie

いつになく重心低めのフットワークです。気合乗りも十分で、もの凄い活気です。

コントレイル     57.0 【B+】

栗東CW併せ。馬なり⑤

3頭併せの内。7、8馬身は追走していただろうか。かなり前を行く相手を追走。コーナー深く回る相手に対し、本馬はショートカット気味に馬場の5分どころに入ってくる。直線向いて2馬身差。併せた中の鞍上が「まだか」という感じで3度ほど後ろを振り返っていたあたり、本当はもう少し早い段階で相手を捕らえる想定だったのだろうか。とは言え、最後まで馬なりのまま、ゴール前にきっちりアタマ差捕らえて先着していた。前脚を大きく前に突き出し、後肢でしっかり地面を押し出し、この馬らしい弾力性ある走りができている。ラスト4Fは12秒台を4連発。終いほんの僅かに失速した分、評価を一つ下げた。

jamie

正直なところ、本当に良い動きと比べると一段落ちる動きでした。最終追い切りにも期待と思います。また、先週のグランアレグリアに続き、本馬もこれがラストラン。後世に優秀な遺伝子を残すというより大きな仕事のためには仕方ないとは言え、これだけの馬が4歳の秋に引退というのはファンとして本当に寂しく思います。もっとこの馬の追い切りやレースをみたかった。これが本音です。

サンレイポケット   57.0 【B】

栗東CW併せ。G前一杯⑩

2頭の外。内の相手に対して2、3馬身先行した状態でコーナーを回ってくる。内の相手にコーナーワークで差を詰められ、直線では先に仕掛けた相手に1馬身前に出られるも、そこから強めに仕掛けて1馬身差し返す勝負根性は素晴らしいものがあった。ただこの馬としては全体時計は遅く、終いの反応とキレを確認する内容だったのだろう。それに応える好内容ではあったが、反応が少し遅かった分、一つ評価を下げた。

シャドウディーヴァ  55.0 【A】

美浦坂路併せ。馬なり。

前を1馬身追走し、馬場の真ん中ややラチ側に入ってくる。コーナー序盤は逆手前であったが、コーナー途中で正手前に戻し、直線はそのまま逆手前(左手前)で追う相手を馬なりのまま寄せ付けず半馬身先着。やや重心高めのフォームではあったが、重心は身体の真ん中におかれ軸の安定した走り。普段追い切りで動かない馬がとても良く動けている。高く評価しておきたい。

jamie

併せた相手は古馬2勝クラスのアリエノール。府中牝馬Sの最終追い切りの時と同じ相手です。府中牝馬Sの最終追い切りではアリエノールの方が手応え優勢でしたが、このジャパンカップの1週前追い切りでは追うアリエノールを寄せ付けず、馬なりで先着という内容でした。状態はかなり良く見えます。

シャフリヤール    55.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑧

2頭併せの内。前を4、5馬身追走しコーナー深く回ってくる。直線向いた時点で差は半馬身。そこから軽く促すだけでラクラクと1馬身先着という内容。6F時計としては平凡も、ゴールに向けてキレイな加速ラップが踏めている点は評価できる。終始鶴クビ気味に適度な気合乗りを見せつつ、鞍上の岩田望騎手のコントロール下にしっかり置かれた好内容。終いもしっかりキレている。

jamie

四肢の可動域は及第点。もともとさして追い切り栄えする馬ではありません。1週前の動きの質としては、同じダービー馬でもコントレイルの方がかなり上です。

マカヒキ       57.0 【B-】

栗東CW併せ。馬なり⑤

2頭併せの外。1馬身先行した状態でコーナーを回ってくる。内は2歳1勝クラスのフィデル。直線ではこの馬に対して手応え悪く、軽く促し並び掛けるも、同じように軽く仕掛けた相手に最後は1馬身遅れ。ゴール後に強烈な尻ステッキを入れ、気合いを付けられていた。低い姿勢で、この馬らしい好フォームで走れていはいるものの、トモのボリュームが幾分ガレて見え、脚元が非力。評価しづらい。

ムイトオブリガード  57.0 【B】

栗東CW併せ。G前強め⑦

3頭併せの内。外を4馬身、中を2馬身追走も余力十分。コーナーを綺麗に回り、直線序盤で並び掛ける。直線で左手前に替わった直後、少しアタマが高くなったものの、脚元の力感と伸びやかさは十分。中は相手にせず、外の相手と馬体を離したカタチで激しい追い比べ。一時アタマ差前に出るも、最後はステッキを入れめい一杯追った相手に半馬身遅れた。とは言え、しっかりとした時計は出ており、近走の中では動きはかなり良く見える。最終追い切りでも注目したい1頭。

jamie

併せ馬には結果的に遅れましたが、相手はムチを何度も入れてめい一杯。余力は本馬の方にあり、この遅れに関してはさして気にする必要はないという判断です。【B】評価の中では最上位に評価したい馬です。

ユーバーレーベン   53.0 【C】

美浦南W併せ。G前仕掛け⑥

3頭併せの内。外を3馬身、中を1馬身半追走。コーナーワークで差を詰め、直線で並び掛けるも、先にステッキを抜き仕掛けるも、併せた外中の相手にあっさりと1馬身突き放されてしまう。低い姿勢走れているものの、手前替えすることなく、左手前1本の走り。まったく評価できない。

jamie

自動計測が失敗しておりタイムは分かりませんでした。最終追い切りでの巻き返しに期待したいと思います。

最終追い切りは必ずチェックしよう

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