《2021》神戸新聞杯【最終追い切り】調教

神戸新聞杯 最終追い切り 調教評価
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2021年9月26日(日)に中京競馬場で行われる『神戸新聞杯(G2)芝2200m』の最終追い切り評価となります。

出走馬は10頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

イクスプロージョン   56.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前軽く促す。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。時おりフワッと推進力が上に逃げ、思ったように前に進んでいかない。最後は苦しくなり脚色衰えるも、手前を替えることなく、馬なりの相手に半馬身遅れ。評価しづらい。

キングストンボーイ   56.0 【B-】

美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑧

鞍上は杉原騎手(レースはルメール騎手)。2頭併せの内から直線で軽く仕掛けて相手を交わしにかかる。一度はアタマ差前に出るも、馬なりのままの相手に追いつかれる見栄えの悪い内容。低い姿勢で走れているものの、クビの可動がイマイチで思ったように推進していない。評価しづらい。

シゲルソウサイ     56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

前脚が外を向いておりややがに股気味の走りだが、適度な活気があり脚元パワフル。ただ、アタマが高く、顔を真っ直ぐ前に向けて走れていない点は割引き。手前替えもぎこちなく走りもまだ幼い。時計も平凡で評価しづらい。

シャフリヤール     56.0 【A】

栗東坂路併せ。馬なり。

ちょうど良いタイミングでの手前替え。チップを高々と蹴り上げ、体幹しっかりに弾むようなフットワーク。区間ごとに0.1→0.4→0.5秒と加速度合いを増していき、全体時計51.2-12.2秒。完全馬なりで余裕綽綽にこのタイムを叩き出すあたり、さすがダービー馬。併せた相手にはアタマ差遅れも、遅れがまったく気にならないフットワークの良さ。毛艶もピカピカで間違いなく好調だろう。高く評価したい。

ステラヴェローチェ   56.0 【B+】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

馬場の真ん中を登坂。左手前に替わってからやや顔の向きが右を向き斜に構えるフォームとなっていたが許容範囲。クビの角度がよく重厚感たっぷりの力強いフットワーク。G前仕掛けて加速ラップを維持しようとしたが、最後は0.1秒だけ失速してまった。とは言え、全体時計50.2秒。ラスト2Fが23.9-12.0秒はかなり優秀。十分プラスの内容。

セファーラジエル    56.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑨

少し入れ込んでいただろうか。コーナー手前からアタマを上あげて気難しい一面を見せていた点は割引き。ただ、完歩が大きく滞空時間の長い走りをする馬で、脚の捌きが柔らかくしなやか。スケールの大きさを感じる。馬体のハリ艶も良く、プラスに評価してみたい。

jamie

人気馬がよく見える中、キラリと光る資質を感じるのがこの馬。気性面でのリスクはありますが、今回は幸い少頭数。落ち着いて走るようであれば、面白いかも知れません。

テイエムタツマキ    56.0 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑩

3頭併せの外。1馬身半先行からコーナーを深く回り直線へ。直線向いてからの手前替えでもたつき、左手前を替わった直後に減速した点は大きく割引。そうこうしている内に、中を走るあし毛の馬に半馬身前に出られてしまう。ただ、そこから勝負根性を見せ、1馬身先着。エンジンがかかってからの走りは、四肢の可動域十分に伸びやかな走り。ただ相対的に脚元が非力。評価は割り引いた。

モンテディオ      56.0 【B】

栗東CW単走。G前仕掛け⑦

綺麗なフォームで馬場の7分どころに入ってくる。クビの角度がよく、適度な気合乗り。直線では長い間、右手前で引っ張り、鞍上に扶助されるカタチで手前替えが行われたものの、両手前とも同じような走りができている点も好感が持てる。四肢の可動域はそれほど広くないものの、小刻みにクビを振って最後まで集中した走り。悪くはなく、寧ろ良い動き。評価は据え置いた。

レッドジェネシス    56.0 【B】

栗東芝単走。馬なり④

1週前にCWで併せ馬を行い、最終追い切りは芝でサラッとという友道厩舎らしい追い切り。ここはトライアルレース。決して無理はさせていない。クビの動きが硬く、アタマ高めの走法も、これはこの馬のスタイル。手前替えはスムーズで、リラックスしながらも、芝コースに深々と蹄跡を残すパワフルな走り。気になるのは、首筋にうっすらとみられる発汗。1週前も同様の発汗を見せていた。当日のパドックは注視したい。

jamie

ダービー時は2週続けての芝コース追い。勝負をかけてきたなと印象を受けましたが、今回はCW→芝。トライアルレースということもあるのでしょうが、脚元の負担を軽減した調整内容に好感が持てます。ただ1週前の動きは、「G前仕掛けるも外の相手に追いつかれ気味に併入」という内容で、まだ万全の仕上がりではないかなという見立てです。

ワンダフルタウン    56.0 【B】

栗東坂路単走。G前強め。

ラチ沿いを登坂。元々ピッチ走法気味の走りをする馬。クビを真っ直ぐに振ることができず、アタマを回しながら右手前1本の走り。キビキビと走り加速ラップで登坂できているものの、ラスト1Fを強めに追われてのものであり、今一つ余力を感じない。相対的にみると【B】評価が妥当で評価は据え置くも、ここはトライアルレース。まだ本調子ではないという見立て。

jamie

日本ダービー時の追い切りの動きと比べると数段落ちる印象です。個人的には、人気馬の中ではこの馬を割り引いて考えてみたいと思います。

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