2021年3月28日(日)に中京競馬場で行われる『高松宮記念(G1)芝1200m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
アウィルアウェイ 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。ラスト300mくらいからの映像しかなかったが、相変わらず前脚を放り投げるようにして走る独特な走法。全体時計58.8-12.5秒と軽めの内容ではあったが、軽めの内容には見えずキレ味十分の走り。調子は良さそうだ。最終追い切りでもしっかり追ってきそう。注目したい。
アストラエンブレム 57.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑤
軽めの追い切り。コーナーにおいて、手前を替えるのが早過ぎはしたものの、動きは柔らかく、身体全身を使ったしっかりとしたフットワーク。とても気分良さそうに馬場の真ん中を馬なりで駆けた。ここでの評価は据え置くが調子は良さそう。最終追い切りに期待したい。
インディチャンプ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
両前脚の着地ポイントの近い馬。この馬らしいキビキビとしたピッチ走法でラチ沿いを走る相手を1馬身追走からコーナー早々に並び掛ける。残り350mあたりで左手前に替わるとグングン加速。ラスト1F地点では既に相手を1馬身近く交わしていたため、緩んでしまったとは思うのだが、ラスト1Fで0.4秒の失速は評価しづらい。とは言え、2馬身先着してはいたのだが…。
カツジ 57.0 【B-】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑨
コーナー深く回り直線へ。通ったコースを考えると時計は出ているのだが、前脚の出が悪く、動きに伸びやかさがない。また追ってからの反応も鈍く評価しづらい。
クリノガウディー 57.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ沿いを登坂。この馬らしい弾むフットワークではあるのだが、推進力が前に向かっていない。どちらかと言えば上に向かっており、ラスト1Fは0.9秒の失速。いつも期待する馬なのだが、この1週前追い切りは評価できない。最終追い切りに期待したい。
サウンドキアラ 55.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラスト2Fで左手前に替えて、馬場の真ん中を登坂。アタマとクビが進行方向に対して右を向くことで、トモが左に流れるような走りに2度なっていた点は割り引き。ただ全体時計と踏んだラップは優秀。トモが流れる点を除けばフォームはそれほど悪くなく、マイナス評価にするほどでもない。評価は据え置いた。
ダノンスマッシュ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
馬場の真ん中を登坂。右手前で引っ張り残り300mで左手前。残り200mから強めに追われるも、残り100mあたりでフッと気を抜き、ラスト1Fは0.3秒の失速。走り自体は体幹しっかりのこの馬らしい弾むようなフットワークではあったものの、本当に良い時のこの馬の動きからするとかなり物足りない内容。マイナス評価とした。人気が想定される馬。最終追い切りに期待したい。
ダノンファンタジー 55.0 【B】
栗東CW単走。G前強め⑨
通ったコースを考えると驚愕の時計。最後は流石に苦しくなり完歩は小さくなっていたが、フォームを乱すことなく最後までしっかり駆けた点は評価できる。ラスト4F目が最速ラップとなる11.8秒を刻んでおり、掛かっていたのかそうでないのかは、コーナー途中からの映像であったため分からないが、ラップの踏み方は少し変で掛かっていた可能性はある。ここでの評価は据え置くが、この時計は並みの馬では出せる時計ではなく、最終追い切り最注目の1頭としたい。
トゥラヴェスーラ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。
脚の回転が鋭くキビキビとした走り。チップを高々と蹴り上げ力強さも十分。残り300mあたりまで右手前で引っ張り、そこから左手前。ラスト2Fは12.1-12.1秒の好ラップ。荒々しい動きではあったが何とか真っ直ぐ走ることが出来ている。アタマの位置も上がり過ぎないようしっかり抑えが効いている。高く評価したい。
マルターズディオサ 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前一杯⑦
2頭併せの内。併せた外の相手はウインマリリン。1馬身追走から直線でムチを使われ一杯に追うも馬なりのウインマリリンにクビ差届かずという内容。相手が動けていた子もあるが、手前を替えることなく右手前1本で走っており、また顔も真っ直ぐ向けて走ることができていない。評価しづらい。
ミッキーブリランテ 57.0 【B-】
栗東坂路単走。強め。
直線途中からの映像。前を1馬身追走していたものの、強めに追っても追い付かず最後は2馬身突き放されてしまう。この馬自身が踏んだラップも減速ラップとなっておりラスト1Fは12.8秒で前区間から0.3秒の失速。活気十分の低いフォームは悪くないのだが、流石に評価しづらい。
メイショウグロッケ 55.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤
4F追い。スピード感十分の推進力ある走り。クビの動きに硬さは残るものの脚元は柔らか。前脚を大きく前に突き出し、後肢でしっかり地面を掴んで走ることで高い推進力を産み出している。両方の手前で同じように推進力ある走りができており活気も十分。高く評価したい。
モズスーパーフレア 55.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前強め。
馬場の真ん中ややラチ沿いを登坂。ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し、ラスト1Fで手前を替えると強めに追われて2馬身先着という好内容。馬体をふっくら見せ活気も十分。手前を替えてからは、顔を進行方向に対して右を向けてはいたものの真っ直ぐ走れており許容範囲。ラスト1F 0.2秒失速した分だけを割り引いた。最終追い切りでもしっかり追ってきそう。もう一追いしてくれば仕上がりそうだ。
ライトオンキュー 57.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを1頭分空けて走る前の馬を1馬身追走し、馬場の真ん中ややラチ沿いに入り直線へ。残り300mあたりで相手を捕らえる。そこから暫く馬体を並べて併走。ラスト1Fで軽く仕掛けられると1馬身半突き放して先着した。全体時計51.0-12.3秒。この馬にしてはこれくらいの時計は朝めし前。右手前1本で登坂しており余力も十分であったが、ラスト1Fは0.5秒の減速。この分を割り引いた。最終追い切りは軽めの調整になるかも知れない。
ラウダシオン 57.0 【B+】
栗東CW単走。G前仕掛け⑩
コーナーの一番深いところを回り直線へ。クビを上手に使って力強く大きなフットワーク。大きな馬体の馬だけに仕方ないのかも知れないが、追ってからの反応はまだ少し重たさを感じるものの、毛艶はピカピカ。通ったコースを考えると時計も出ている。調子は良さそうだ。プラスに評価したい。
レシステンシア 55.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。植え込み側を走ったとは言え、時計が素晴らしい。全体時計50.3秒。ラスト2F 23.4-11.7秒だ。元々このくらいの時計を難なく出す馬なのだが、今回も楽々とこの時計を出してくるあたり、調子は良いのだろう。真っ直ぐ力強く走れており、毛艶の良さも目立つ。最後は前の馬に追い付きそうになり少し緩めたようにも見えた。