《2021》ダイヤモンドS【最終追い切り】調教

ダイヤモンドS 追い切り 調教
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2021年2月20日(土)に東京競馬場で行われる『ダイヤモンドS(G3)芝3400m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。

以下の3頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • ジャコマル
  • ダノンテイオー
  • パフォーマプロミス
目次

アイスバブル    55.0 【C】

栗東CW併せ。G前強め⑥

4馬身先行から直線へ。直線早々に馬体を並び掛けられる。フォームは悪くないのだが、動きが重く前脚の出が悪い。相手はこの馬が伸びるのを待っていたが、しびれを切らして半馬身抜け出す。そこから押して押して追うもゴール後に追い付くのがやっと。伸びていない。最後まで右手前1本で走っており、調子が良いようには思えない。

オーソリティ    56.0 【B+】

美浦南W併せ。馬なり③

2頭併せの内。相手の真後ろに付け、直線で内に進路を切り替える。仕掛けた外の相手に対して、こちらはほぼ馬なり。スッと首差抜け出したところで軽く仕掛けて1馬身突き放してフィニッシュという好内容。今回の追い切りには「馬の後ろで我慢させる」という調教意図があったものと思われる。何度かうるさいところを見せたものの、馬もそれに応えて直線の伸びにつなげることができていた。時計は全く気にする必要がないだろう。併せた相手も動けていた中、直線抜け出す時の脚はあざやか。この追い切り内容が実を結ぶと良いのだが。

jamie

この馬については折り合いがすべてかも知れません。

グロンディオーズ  54.0 【B+】

美浦坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中を登坂。アタマが高く推進力を上に逃がすフォームは決して褒められるものではない。ただ、このフォームでありながら、完全馬なりで52.2-12.2秒を計時しているあたり、よほど脚力が強いのだろう。黒光りする馬体で毛艶もピカピカ。調子の良さもうかがえる。ゴール過ぎてからもまだまだ伸びていきそうな気配で余力も十分。プラス評価となる。

サトノガーネット  55.0 【C】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

押して押して追うもラチ沿いの相手に追い付かない。ラスト100mで手前を替えて捕らえに行くもクビ差遅れた。相手は馬なりでかなり見栄えの悪い内容。最後はフォームも乱れており、ラスト1Fで0.2秒の失速。全体時計も平凡。評価できない。

タイセイトレイル  55.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを1頭分空けて登坂。併せた相手は馬場の真ん中を走っており、馬体を離したカタチの併せ馬。ラスト1Fからジワジワと相手に遅れを取りはじめ、最後は2馬身以上突き放されるという見栄えの悪い内容。ラスト1Fも0.3秒失速している。ただこの馬自身フォームはしっかりしており、交わされてからも自分のリズムを崩さず、最後まで安定したフォームで駆けた点は評価できる。評価は据え置いた。

ナムラドノヴァン  53.0 【A】

栗東CW併せ。馬なり⑧

2頭併せの外。雪で動きはかなり見えづらかったが、内の相手と抜きつ抜かれつの良い併せ馬。追う相手に対して、こちらは終始リラックスした走り。クビの使い方がとても上手く、クビで一定のリズムを刻みながら伸びやかな走りができている。クビと脚との連動性も良い。直線半ばで右手前に戻すと、最後は半馬身突き放して先着した。通ったコース、この日の馬場を考慮すると時計も優秀。高く評価したい。

ヒュミドール    55.0 【B】

美浦南W単走。G前軽仕掛け⑧

活気十分にコーナーを回ってくる。コーナーリングは上手だ。手前替えもスムーズ。アタマの位置は若干高めも、この馬なりに四肢を広げて伸びやかに動けている。ただ脚元はやや非力。気性のコントロールできるタイプの馬に見え、長距離戦は合いそう。際立って良いところも無ければ、悪いところもないB評価ど真ん中という印象。

ブラックマジック  54.0 【B-】

美浦南P併せ。直線軽く仕掛ける⑥

2頭併せの内。3馬身追走から直線へ。腕節が固く前脚がピンと伸ばすフォーム。この馬なりにキビキビと動けているのだが、前脚の出が悪く動きに伸びやかさがなく前に推進していない。このフォームのせいもあるかもだが、何かバタバタした印象を受ける。手前替えも遅く不器用。併せた相手には半馬身先着も、ゴール後緩めて最後に追い付かれた。評価しづらい。

ボスジラ      56.0 【B】

美浦南W併せ。G前軽く促す③

3頭併せの内。中を1馬身、外を3馬身追走から直線へ。相手の陰に隠れ、動きは見えづらかったが、クビを使って活気十分。中外の相手が近づいてくると馬自ら勝負根性をみせ、脚色を強めた。最後は、追う中の相手に半馬身先着し、馬なりの外とは併入。ただゴール後に脚色を緩めなかったため、ゴール後に1馬身前に出ていた。最後までしっかりと負荷をかける好感の持てる内容。

ポンデザール    54.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり④

2頭併せの内。1馬身半追走から直線へ。脚長でいかにも長距離が向きそうな馬体。四肢の可動域は広く動きは軽やか。動きに力みがなく伸びやかな動きをしていた点は高く評価できる。ただ一方では脚元に力強さがないという見方もできる。長距離戦のこのレースにおいては、プラスの要素の方が強く、当日のパドック気配に注意したい1頭。

ミスマンマミーア  53.0 【A】

栗東CW単走。G前仕掛け⑦

前脚は高くあがり、後脚の回転も鋭く弾むようなフットワーク。柔らかくそして一歩一歩が力強い。この走りを支えているのは、関節の柔軟性か。直線半ばで鞍上が仕掛けてからの反応も良かった。高く評価したい。

メイショウテンゲン 56.0 【B-】

栗東CW単走。G前追う⑩

ラチ沿い一杯、コーナーの一番深いところを回り、ゴール後も強めに追って、しっかりと負荷をかける内容。クビが前にでずアタマの位置が少し高め。追われてからの反応はイマイチ。この馬のペースでジワジワと伸びた。元々そうだがギアチェンジ性能やキレ味はないものの体力があるという馬。早仕掛けの消耗戦に持ち込み、どこまで粘れるかというレースができれば。良い頃と比べると物足りないというのが正直なところ。

ワセダインブルー  54.0 【C】

美浦南P単走。馬なり⑦

アタマの位置が高く前に推進しないフォームは大きく割り引き。クビをちょこまかと動かしているが有効な使い方とはなっておらず、下半身だけで走っている印象。直線に入った直後に手前をコロコロと替え集中力欠く内容。活気も薄く脚元も非力。評価できない。

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