《2020》天皇賞・秋【評価結果】―レース回顧

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追い切り評価の結果はいかに?

jamieのファン

jamie、このレースはアーモンドアイにとって、史上初の8冠達成がかかった大事なレース。追い切りはどう評価した?

jamie

出走馬12頭中、【A】評価2頭、【B+】評価2頭の合計4頭を高評価するも、馬券内は【A】評価のアーモンドアイ1頭だけだったよ。

jamieのファン

でも、フィエールマンには1週前追い切りで【A】評価を付けてたよね。参考になった人もいんじゃないかな?

jamie

そうだね、1週前追い切り評価記事を見てくれて参考になった人がいたら嬉しいよ。

着順馬名評価人気
1アーモンドアイA1
2フィエールマンB5
3クロノジェネシスB-2
4ダノンプレミアムB+8
5キセキB6
6ダイワキャグニーB11
7ジナンボーB-10
8カデナB-4
9スカーレットカラーA9
10ウインブライトB+12
11ブラストワンピースB7
12ダノンキングリーB-3

レース回顧

勝ち時計1:57.8秒は早い。不良馬場で行われた2017年を除く過去9年の平均勝ち時計は1:58.8秒であり、これよりも1秒近く早い。

ペースは、前半1000mが60.5秒、後半1000mが57.3秒と、後半が3.2秒早い後傾ラップ。

このスローなペースを作ったのは、ダノンプレミアム(川田)でだった。

パドック

1着 アーモンドアイについて

スタートを決めて序盤は好位4番手。そのまま先行して最後の直線に。

直線入ると右手前に替わり、馬なりで坂を駆け上がる。

坂の途中から徐々に追われ出し、坂を駆け上ったところからルメールが全力で追う。

ラスト1F時点で前を走るダノンプレミアムとの差は1馬身半。

左手前に替わり、残り120m辺りでダノンプレミアムを交わし先頭に立つも、後ろから猛然と迫りくるフィエールマンとクロノジェネシス。

ラスト50m地点で、ルメールがまだ終わってないぞと言わんばかりの尻ムチ4連発。

アーモンドアイも頭の良い馬だ。

まだ走るのかと、そのムチに反応し、最後の35mで右手前に戻して走る。

アーモンドアイも最後は苦しかったのだろう。

最後、右手前に戻した際、普段ヨレれない馬が大きく右にヨレていた。

とは言え、力を出し切っての見事な勝利。

シンボリルドルフ、ディープインパクトらの名馬ですら超えられなかった芝GⅠ8勝の偉業を成し遂げた。

2着 フィエールマンについて

この馬は末恐ろしい。もしかしたらアーモンドアイよりも強いのではないだろうか…。少なくともこの舞台ならクロノジェネシスより遥かに強いだろう。

個人的には十分にそう思えるレースであった。

ゲート内で、顔を右に向けながら舌をベロベロと出し、集中できていない状態からのスタート。

当然立ち遅れる。

そのせいもあり、1角までの間で、両隣のウインブライト、クロノジェネシスとに挟まれるように馬体をぶつけられ(所謂サンドイッチ状態となり)、序盤の位置取りは後方となる。

最終コーナー直前の残り600m時点で、後ろから4頭目。

とは言えスローの展開で馬群は凝縮。

前を走るアーモンドアイは3馬身圏内に捕らえていた。(クロノジェネシスは1馬身前にいた。)

直線向いてからは、前が壁になり、外に5頭分出すロスがあり、舌を出しながら走り、上り3F時計最速の32.7秒を計時。

上記だけでも恐ろしい才能なのだが、この馬は残り400mを49完歩で走っており、これはアーモンドアイ、クロノジェネシスの53完歩を4完歩も上回っている。

1完歩平均とするならば、フィエールマンの1完歩平均は8.14mとなり、アーモンドアイ、クロノジェネシスの1完歩平均7.54mを60cm上回る。

既に5歳の秋ではあるが、まだ11戦。

休み休み使われ体質が弱くなければ、もっと活躍できて然るべき存在だろう。

この距離はまったく問題ない。

この馬の次走も楽しみにしたい。

3着 クロノジェネシスについて

この馬については、アーモンドアイ、フィエールマンのところで一緒に述べているため、特段記載すべきことはない。

一つ言えるのは、このレースでこの馬の持てる能力はすべて発揮していたということ。

フィエールマンに感じた余裕や余力は感じられなかった。

戦前は、この馬にとって、早い時計の決着はどうかと思っていたが、終わってみれば上り3F時計は32.8秒(2位)。

フィエールマンと0.1秒しか変わらない優秀な時計ではあるものの、フィエールマンは直線で外に出す距離ロスありつつ、ゴールを過ぎてもまだ伸びていた。

クロノジェネシスについては、最後に脚が上がっていた。

この馬の素晴らしいところは、同じ手前で長い距離を走れること。手前を替える回数が少なくムダがない。

これが長く良い脚が使える一つの要因と思われる。

色々苦言を呈した感じとなったが、スローの瞬発力勝負でこれだけの競馬が出来たことは大きな収穫。

万能型の強い馬ということに変わりはない。しかもこの馬はまだ4歳。

有馬記念ではきっと1番人気になることだろう。

その他高評価馬について

10着 スカーレットカラー

1週前追い切り、最終追い切りが抜群だった馬。

パドックの状態を自身のTwitterでこのようにコメントしていた。

背中から若干の発汗が見られますが、踏み込みしっかり。

~Twitter@jamielynnの天皇賞・秋のパドックtweetより

前を歩くアーモンドアイは素晴らしい歩様であったが、発汗していたことを除けば、この馬の歩様も遜色ないものであった。

過去最高のデキであったことは信じたいところ。

ただ、やはり発汗は見逃すべきではなかったのだろうか…。

レースが近づくにつれ発汗がひどくなっており、レース中は汗が胴まで垂れ下がっていた。

レースを振り返る。

道中は想定どおり最後方から。

直線は外に出さず、アーモンドアイの真後ろに進路取る。

結果的には、この進路取りが悪かった。

アーモンドアイの後肢の蹴り上げが強く、掘られた芝が真後ろに飛んで、スカーレットカラーの顔面にあたっていた。

スカーレットカラーの敗因は発汗もあるだろうが、一番の原因はこのアーモンドアイの蹴り上げた芝が、顔面にあたり、やる気を無くしたことと考える。

これが原因だとしたら、この進路をとった岩田(康)騎手の判断ミスであったともいえる。

もし外に出していたら…。

この馬の上り3F時計は、フィエールマン、クロノジェネシス、アーモンドアイに次ぐ、単独4位の33.7秒であったが、32秒台は出せる馬であり、今回の追い切り内容であれば出してくると思っていた。

このような動きをする馬が重賞1勝で留まっているのが不思議なほどの馬。もう5歳牝馬となってしまったが、次走も期待したい。

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