2022年2月6日(日)に東京競馬場で行われる『東京新聞杯(G3)芝1600m(別定)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は22頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- アオイクレアトール
- エイシンチラー
- カレンシュトラウス
- ケイデンスコール
- シュリ
- ディアンドル
- トライン
- ドナアトラエンテ
- ハーメティキスト
- ワールドバローズ
イルーシヴパンサー 56.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり。
こんな良い馬がいたのかというのが第一印象。低い姿勢で走れているためコーナーをスピードを殺すことなく回れている。四肢の可動域が広く、走り伸びやか。前を4.5馬身追走から外の相手と併入した。クビを使って活気も十分だ。
ヴァンランディ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
直線半ばからの映像。顔をやや右に背けながらの走りとなっていた点は割引。時計は平凡で、相手にも1馬身以上遅れた。ただ線が細く映る一方で、脚元の力感はある。最終追い切りで再び注目したい。
ヴェロックス 57.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。前脚が外に向かって出ており、手前を替えようとするも替えれず。終始上ずった走りで、さして動けていない相手と併入。時計も平凡。往年の唸るような走りはどこへ。評価できない。
カテドラル 58.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中をキビキビとしたフットワークで入って来る。許容範囲ではあるが少し斜に構えたフォーム。ラスト1Fで鞍上が仕掛けるも僅かに減速。この馬の良い時と比べると少し走りが忙しく余力のない走り。手前を替えなかった点も割引いた。
カラテ 57.0 【B】
美浦坂路単走。G前仕掛け。
アタマが高いのはいつものこと。まだ身体が重たく映るも、前脚を大きく前に投げ出す、この馬らしい大きなフットワーク。ただゴール前で疲れたか、顎が上がり出す。鞍上がドンと強く肩を叩き気合い付けるも、最後は僅かに失速。とは言え脚元パワフル。まだまだ上がある内容。最終追い切りに期待したい。
タイムトゥヘヴン 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり。
2頭併せの外。内目を回る相手に対して、コーナーの一番深いところをゆったりと回り、ラクラクと内に1馬身先着。ピッチ走法の馬で完歩は小さいも終始リラックスした走り。脚元の力感は薄いが、アタマを下げて集中して走れている。
ダーリントンホール 56.0 【A】
美浦南W単走。馬なり。
肩関節、股関節ともに柔らかく、四肢の可動域十分。身体全身を使ったフットワークで、動きの連動性も高い。終い重点の内容も、かなり良い動き。終始舌を出していたことには目を瞑り、高く評価してみたい。
トーラスジェミニ 58.0 【B】
美浦南W単走。G前軽仕掛け。
クビを前に振り推進力を付けるこの馬らしいフットワーク。大きく動けていないものの、弾力性ある走り。ただ本当に良い時はもう少し迫力ある動きを見せてくれる馬。仕掛けに対する反応ももう少し欲しいところ。ただ上昇傾向にはある。評価は据え置いた。
ファインルージュ 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり。
3頭併せの内。追う相手に対して馬なり先着で格の違いを見せてはいたが、終始煩い仕草が垣間見れる内容。アタマが高く、手前を替えなかった点も割引いた。
右手前に替われない走りは、府中の舞台では割引きです。
プリンスリターン 57.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け。
力がギュッと内に凝縮するような走り。前駆の筋力の強さが見てとれる。最後は少し疲れたようにも見えたが、79秒台の好時計。評価は据え置くも【B】の中では上位の1頭。
ホウオウアマゾン 57.0 【B+】
栗東CW併せ。G前一杯。
体幹しっかりの安定したフットワーク。クビと脚の連動性が素晴らしい。直線、馬みずから脚色を上げ、ラクラクと相手に並びかける。その後ムチを入れ一杯に追われ、4.5馬身先着。弾け方はやや地味も、フォームの安定性は群を抜いている。高く評価したい。
マルターズディオサ 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め。
2頭併せの外。内に1馬身先行しコーナーを回って来る。直線で右手前に替わった直後の走りが案外。重心が高くなりギアが一段落ちていた。内の相手に並びかけられてから勝負根性を見せ伸びるも僅かに遅れたか。脚元の力感も薄く評価しづらい。