2021年7月18日(日)に小倉競馬場で行われる『中京記念(G3)芝1800m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は12頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
アバルラータ 52.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
植え込み側を登坂。ラチ側に斜行しながらの登坂は割引きも、完全馬なりで、ラスト24.2-12.0秒は好調の証だろう。評価は据え置いた。
アメリカズカップ 54.0 【C】
栗東坂路併せ。G前強め。
馬場の真ん中を馬体を並べて登坂。ラスト1Fから疲れを見せ、めい一杯追うも馬なりのままの相手に1馬身突き放された。相変わらず後肢が外を回るフォームで推進力感じない走り。評価できない。
アンドラステ 54.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑩
コーナー深く回り直線へ。クビの可動域は狭めも、トモの可動域は十分で、しなやか動き。後肢の回転の鋭さに、前肢も何とか付いていけている。評価したいのは、パワーを下に伝える推進力ある走り。走法から平坦な小回りな舞台への適正も高いように思える。
カテドラル 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
胸前から首筋にかけて発汗が見られたが許容範囲。右手前1本での走りではあったが、完全馬なりで余力十分。重心が浮かないよう抑えの効いたフットワーク。脚を真っ直ぐ前に出し真っ直ぐ、馬場の真ん中を登坂した。全体時計は普通も、完全馬なりでラスト2F時計24.7-12.1秒は好調の証。評価は据え置くが、パドックは確実にチェックしたい。
クラヴェル 52.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり。
直線半ばからの映像しかなく評価不能の【D】とするか迷ったが、走りの力感は薄く時計も平凡。【B-】とした。
ダノンチェイサー 56.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑥
1週前追い切りでもかなり動けており、最終追い切りは終い重点の内容。重心低く、ずっしりと重厚感あるフットワーク。また、首をリズムミカルに振り推進力ある走り。アンドラステと似たフットワークで走る馬だが、本馬の方が走り全体のバランスがよく、上位に評価したい。
ディアンドル 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
ラチ沿いを走る相手と併せ馬。重そうな鞍上を背に、馬なりでクビ差遅れという内容。この馬の追い切りはいつもよく見えない。顔が真っ直ぐ向かず、手前も替えない走り。ただラスト2F時計24.8-12.2秒は優秀。ラク逃げ出来そうなメンバー構成で、展開的には食指が動くが、追い切りからはこの評価となる。
ドリームソルジャー 54.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
馬場の真ん中を登坂。序盤はアタマが高く推進力を上に逃がす走り。ラスト1Fからは鞍上に気合いを付けられ伸びた。大きなフットワークで走れているのだが、動きにキレを感じない。序盤の動きが悪く評価は割引いた。
ボッケリーニ 57.0 【B-】
栗東CW単走。G前軽く促す⑧
最終追い切りは軽めの内容。であるにも関わらず、顔が真っ直ぐ向かず、手前変換も行わないという内容。元々大きなフットワークの馬ではなく、走法的に舞台適正は高いとは思うのだが、動きのキレが、良い頃と比較すると物足りず完調手前という見立て。評価は割り引いた。
ただ、1週前の動きは良かったです。パドックが良ければ拾いたいと思います。
ミスニューヨーク 52.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
手前をコロコロ替えながらの登坂であったが、手前変換に伴うスピードのロスは一切なく極めてスムーズ。前脚の動きがムチをしならすような脚捌きで、スピード感十分。全体時計が55.1秒と遅いため、そこまで強調できないが、ラスト2F時計24.1-11.8秒はかなり優秀。好調だろう。ゴールに向かって加速するときのスピード感と動きの迫力を高く評価したい。
この馬だけ、なぜか画質が悪かったです。
メイケイダイハード 55.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中を登坂。胸元に発汗が見られ、体幹弱く軸の安定しない走りではあったが、全体時計52.1秒、ラスト2F時計24.0-11.9秒。時計面ではかなり優秀。舞台は違えど去年の中京記念では同じような追い切り内容から、最低人気でありながら優勝を果たしている。警戒の意味もこめて評価は据え置いた。
ロータスランド 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
まず一言で素晴らしい動き。文句なしに【A】評価だ。毛艶はピカピカで、前後の脚がキレイに真っ直ぐ前に出るフォーム、重心は低く、脚元の力強さもあり、活気も落ち着きのバランスも素晴らしい。時計は平凡も、見るからに好調さ窺える動き。高く評価したい。