2020年11月14日(土)に東京競馬場で行われる『武蔵野S(G3)ダ1600m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。
- スマートセラヴィー
- ソリストサンダー
- フィードバック
- ロードグラディオ
エアスピネル 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
馬場の真ん中やや内目を登坂。ラスト100mまで馬なりのまま、埒沿いを走る相手と併走。ラスト100mだけ仕掛けて相手を1馬身突き放した。全体時計53.6秒も、ラスト2F時計25.0-12.2秒は評価できる。走りの軸は極めて安定。前後の脚を真っ直ぐ出して走れている点は高く評価したい。右手前1本で登坂したが、これについては余力十分と捉えて良いだろう。もう少し活気があればプラス評価なのだが…。
エメラルファイト 57.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め⑥
2頭併せの内。2馬身追走からコーナーで1馬身差に詰め直線へ。直線は軽く促しつつ相手と馬体が併さったところで首をクイっと押すと、それに反応して2馬身先着。前脚を大きく前に投げ出し、活気十分に伸びやかに動けている。時計は出ていないが早い脚を長く使えている。相手を突き放した後の鞍上の仕掛けに反応しきれなかった点は一つ割り引いた。初ダートとなる馬だがこなしそうに見える。高く評価してみたい。
オメガレインボー 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
同レースに出走予定のワンダーリーデルとの併せ馬。相手を先導するように3/4馬身ほど前を進み、馬場の真ん中を2頭並んで登坂。ラスト1Fまでは低い姿勢を保ち活気十分に右手前1本で登坂してくるも、ラスト1F過ぎた辺りで並び掛けられると疲れを見せ、左手前に替えるも伸びず。ラスト1Fは0.9秒と大きく失速しアタマ差遅れた。全体時計は52.0秒と速いものの、テンから飛ばすようなラップの踏み方で最後に大きく失速。交わされた際、鞍上は追う気配を全く見せておらず、相手のためにやったかの内容に見える。評価できない。
ケンシンコウ 56.0 【B】
美浦坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中の単走で登坂。ラスト1Fあたりで鞍上が右手綱を引き、手前を替えさせようとしたが替わらず左手前1本で登坂した。ラスト1Fは0.8秒失速も、前走も同様に美浦坂路でラスト1Fで0.8秒失速していたにも関わらず、レコードタイムを叩き出しており、この馬に関しては、これについてはマイナスとしない。コーナーリング性能は高いものの、不安要素は左手前に勝る走法。こと1ターンの府中の舞台においてはこれは大きく割り引くべきなのではと提言しておきたい。とは言え、脚元は力強く、活気十分に登坂できている。評価は据え置いた。
サンライズノヴァ 58.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
埒沿いを登坂。併せた相手は来週末のマイルCSに出走予定のインディチャンプ。流石に相手が強く、1馬身先行の状態から最後は1馬身交わされたものの。この馬自身の走りの内容はそれほど悪くない。綺麗なフォームで、相手に交わされてからも手前を戻して最後まで追いかけていた。ただ良い頃の動きを知っているだけに、この内容で高い評価を与えることができない。この評価が精一杯。
タイムフライヤー 57.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑩
火曜日のCWは左回り。府中の舞台を意識して火曜日に追い切りを行った点は好感の持てる試み。コーナーを深くゆっくりと回ったものの、コーナーリングの上手さはそれほど感じなかった。無難に回ってくる。クビの角度が良く、直線ではクビを使ってしっかり前に推進する動きができている。また両方の手前でスナップを効かせた走りもできている。軽めの内容で評価は難しいものの、陣営の工夫と左回りの適正面の割引要素は少なく、しっかり折り合いが付き、好気配だった点を踏まえプラスに評価してみたい。
デュードヴァン 55.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
併せた相手が馬場の内目を通ったのに対して、この馬はコーナーを深く回り、馬体を離した形。実質単走のようなもの。脚長の馬でフットワークが大きく伸びやかで力強い。一方で、序盤はクビの使い方が悪く推進力を上に逃がす走り。ただ後半になるに連れクビの角度は良くなった。この馬としては欲しいタイトルなのだろうが、軽めの内容で何やら不気味。評価は据え置く。
バティスティーニ 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
埒沿いを登坂。走りはかなりのピッチ走法。キビキビとした走りで一定のリズムを保ち、気分良さそうに登坂した。この走りで府中の長い直線をこなせるかが疑問に思える内容ではあったが、調子は良さそう。決してマイナスにはならない動き。
メイショウワザシ 56.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。ラスト1Fまで馬なりで登坂し、ラスト1Fで仕掛けて、急速なギアチェンジを図るという内容。鞍上の反応に素早く反応し、終いにかけて加速度合いを増した点は高く評価できるのだが、走りが少々雑。良く言えば荒々しい活気があるとも言えるが…。走りがバタバタし、残り数十mのところでまた右手前に戻った点は割引き。評価は難しいが、反応良くこのラップが踏めた点でプラスに評価してみたい。
モズアスコット 59.0 【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
埒沿いを走る相手を1馬身追走する形で登坂。ラスト2F過ぎた辺りで手前を替え、弾むような滞空時間の長いフットワークで力強く登坂。ラスト1Fで相手を捕らえると、その後は流して1馬身先着した。相手を捕らえてからは、馬自らが走るのを止めたため終い1Fは12.8秒とかかったが、鞍上は全く追っておらず気にしなくて良い。その前の2区間はともに12秒台で走っており、最後流して全体時計52.1秒なら問題ない。馬体の張り、毛艶の良さから恐らく既に仕上がっているものと思われる。高く評価したい。
レピアーウィット 56.0 【B-】
美浦南W併せ。G前軽く促す④
3頭併せの内。3頭雁行状態で直線へ。中の馬が先に追い出し、3/4馬身前に出るも、相手もその後動けず、追い付いて最後は併入という内容。四肢の可動域は狭く、走りに力強さもないため、前への推進力を欠く走り。通ったコースを考えると時計もかなり不満。評価できない。
ワンダーリーデル 57.0 【B】
同レースに出走予定のオメガレインボーとの併せ馬。相手を3/4馬身ほど追走する形で、馬場の真ん中を2頭並んで登坂。相手にアタマ差先着も、最後まで手前を替えなかった点と、埒側を走る相手の方に緩やかに斜行した点は割引。全体時計51.7秒で馬体を大きくみせ活気もあるが、早い段階で強めに追ってのものであり、ラスト1Fは13.1秒と大きく失速。強めの負荷でどこまで上向くかという内容の追い切り。良化途上と判断したい。
武蔵野S(G3)の参考レース
2020.10.12 マイルCS南部杯(Jpn1)
- モズアスコット(2着)
- サンライズノヴァ(4着)
- ワンダーリーデル(5着)
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2020.09.20 ラジオ日本賞
- フィードバック(1着)
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2020.08.09 エルムS(G3)
- タイムフライヤー(1着)
- 最終追い切り評価 【B】
- ワンダーリーデル(5着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- エアスピネル(7着)
- 最終追い切り評価 【B-】
2020.08.09 レパードS(G3)
- ケンシンコウ(1着)
- 最終追い切り評価 【B-】
- 1週前追い切り評価 【B-】
- デュードヴァン(4着)
- 最終追い切り評価 【B】
- 1週前追い切り評価 【C】
2020.07.12 プロキオンS(G3)
- サンライズノヴァ(1着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- エアスピネル(2着)
- 最終追い切り評価 【B+】
- スマートダンディ(7着)
- 最終追い切り評価 【B】
2020.07.12 マリーンS
- タイムフライヤー(1着)
- メイショウワザシ(7着)
- ロードグラディオ(9着)
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2020.06.21 ユニコーンS(G3)
- デュードヴァン(2着)
- ケンシンコウ(3着)
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2020.02.23 フェブラリーS(G1)
- モズアスコット(1着)
- サンライズノヴァ(3着)
- ワンダーリーデル(4着)
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2020.01.25 アレキサンドライトS
- フィードバック(1着)
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2019.11.09 武蔵野S(G3)
- ワンダーリーデル(1着)
- タイムフライヤー(2着)
- サンライズノヴァ(5着)
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