《2020》エルムS【評価結果】-レース回顧

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追い切り評価の結果はいかに?

jamie、今週はどうやった?

14頭中、高評価したのは4頭。うち2頭が馬券内。

おー、最近高評価馬が馬券内に来てるねぇ~

そうだね。でもそこそこ人気の馬だしね。でも追い切り評価記事を参考にして、「馬券が取れた!」という人がいたら嬉しいよ!

そっかぁ、人気の高評価馬が来たんやね。そしたらjamie自身の馬券は外したね。

ご明察

着順馬名評価人気
1タイムフライヤーB1
2ウェスタールンドA2
3アナザートゥルースB+5
4ハイランドピークB4
5ワンダーリーデルB-9
6アルクトスB-6
7エアスピネルB-3
8ワイルドカードB+12
9アディラートA10
10リアンヴェリテB7
11ロードゴラッソB-11
12バスカヴィルB-13
13サトノティターンB8
14ヒラボクラターシュB14

レース回顧

勝ち時計1:43.4秒は遅い。過去10年で4番目に遅い時計。ただ過去10年の走破時計の中央値は1:42.5秒。これよりも0.9秒遅く、過去10年の平均時計(1:42.7秒)と比較しても0.7秒遅い。

前半1000mの通過タイムは61.0秒。通常このレースの勝ち馬の上がり3F時計が、35秒台となることは稀。今回の勝ち馬タイムフライヤーの上がり3F時計は35.7秒。4角馬群はほぼ一団かつ、この上がり時計が出るということはスローペースであったという判断で良いだろう。このスローペースを作ったのは、リアンヴェリテ(国分恭)であった。

1着 タイムフライヤーについて

最序盤は馬なりで出していき、中段外目の7番手を追走。このルメールのポジジョン取りは流石だ。この馬の勝利はこのルメールのポジション取りで勝ったようなもの。

4角の勝負どころでは内柵から5頭目の1列目。そこからウェスタールンドの捲りに上手く対応し、直線で内柵から3頭目に。前で粘るアナザートゥルース、ハイランドピークを上り2位となる35.7秒の脚で競り落とし、外のウェスタールンドを2馬身突き放しての完勝となった。

展開はスロー。2着のウェスタールンドより追い出しのタイミングを5テンポほど遅らせることができた。追い出しを開始したのは、残り2Fを過ぎた辺り(4角途中、直線を向く手前くらい)から。これを可能にしたのがルメール騎手のポジション取りであり、この展開を読み切ったかのような見事な勝利であった。

2着 ウェスタールンドについて

最序盤は、前の馬群と離した形の最後方の位置取り。この馬の定位置。展開は向かずスローな流れ。3角途中(ラスト3F)あたりから、早めの捲りを入れ、4角では勝ち馬タイムフライヤーの外に並びかけ、上り最速タイの35.5秒の脚を繰り出すも、勝ち馬タイムフライヤーに2馬身突き放されての2着となった。

この馬の敗因は、スローな展開における最後方からの競馬と、展開が向かなかったこともあるが、勝ち馬タイムフライヤーは残り150mあたり手前を替えたにも関わらず、この馬は最後の600mをずっと同手前で走っており、直線で手前を替えることができなかったことも、これだけ突き放されてしまった原因であった。

ただ、このレースにおいては、1着馬タイムフライヤーと、この馬の強さが際立っていた。

3着 アナザートゥルースについて

好スタートから、押して逃げるリアンヴェリテの番手を主張する積極的な競馬。逃げるリアンヴェリテを前に置き、4角では1列目の内から2頭目を回り、逃げるリアンヴェリテに馬体をぶつけ競り落とす。直線向いた時点で先頭に立ち、外から併せてきたハイランドピークも競り落とすも、更に外から来たタイムフライヤー、ウェスタールンドに差されての3着となった。

この馬が繰り出した上りタイムは、上り6位となる36.5秒。勝ち馬とは0.4秒差(2馬身3/4差)。2着馬とは0.1秒差(3/4差)。もう0.1秒早い上りタイムを使えていれば、2着に粘ることができ、仮に36.0秒フラットの上がり時計を繰り出すことができれば、優勝できていたことになる。

ただ、これは完全に結果論。展開はスローで、先行集団に有利な展開の中、この馬の持てる能力は全て発揮しての3着であった。外の2頭には差されたが、ハイランドピークを競り落とした勝負根性は見事であった。

4着 ハイランドピークについて

3着馬アナザートゥルースとほぼ同じような競馬。枠順の差でアナザートゥルースの外を回る形に。最後の直線でアナザートゥルースに競り負けたのは、この枠順の差もあったかも知れない

ただ、最終的にアナザートゥルースとの着差は1馬身(0.2秒差)は付いており、枠順の差だけはなく、能力としてもややアナザートゥルースの方が上かも知れないし、調子がアナザートゥルースの方が上だった可能性もある。

この馬は、2018年にこのレースを優勝し、2019年も2着とこのコースへの高い適正を示す馬であった。また、もう少し早いペースを追走できる能力は持っている馬であり、逃げたリアンヴェリテのペースが少し遅く、この馬の能力が全開に発揮できなかった可能性はあるが、年齢的な陰りが出てきている可能性も否定できない。

調教の動きを見る限り、まだ元気いっぱい。筆者としては前者の可能性が高いと考える。

1着馬~4着馬は、最終コーナーを1列目で回ってきた馬。来年以降も、やはり最終コーナーでこのポジションをとれる馬が馬券内に来る可能性が高いレースかも知れない。覚えておきたい。

5着 ワンダーリーデルについて

最序盤は、ウェスタールンド同様後方から。ペースはスローでこの馬にとって展開は不向き。3角~4角の勝負どころで勝ちに行くために早めに動いたウェスタールンドに少し被される形となり、追い出しのタイミングは遅れた。更に最後の直線で、かなり外を回すことに。上り最速タイの35.5秒の脚を繰り出すも、馬券内には0.2秒(1馬身3/4差)届かなかった。

勝ち馬タイムフライヤーは勿論強かったが、展開の向かないスローな展開の中、最後方から2着に押し上げたウェスタールンドと、直線では内から10頭目の一番外を回り、勝ち馬と同じ上り最速タイとなる35.7秒を繰り出し5着まで押し上げたワンダーリーデルはかなり強い競馬をしたという見立て。

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