《2022》ニュージーランドトロフィー(NZT)【最終追い切り】調教評価

NZT 追い切り 調教 評価
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2022年4月9日(土)に中山競馬場で行われる『ニュージーランドトロフィー(NZT)(G2)芝1600m』の最終追い切り評価となります。

出走馬は11頭。追い切り動画で確認できた全頭の追い切り評価となります。

目次

アヴァンチュリエ   56.0 【B】

美浦南W単走。馬なり⑥

クビの使い方が上手く、エンジンが掛かってからは推進力ある走り。前肢の捌きもしなやかでスナップを効かせキビキビとしたフットワーク。序盤のフォームの安定性も評価できる。この馬は右手前の方が得意なのだろう。手前を戻した分を割引いた。

エイシンシュトルム  56.0 【B-】

美浦坂路併せ。馬なり。

安定した走りで併せた相手に1馬身先着も、前肢を外から回すフォームは割引き。ドカドカとした走りになっている。芝向きのキレる脚という感じではなく、どちらかと言えばダート馬の走り。その割には脚元が非力。評価しづらい。

エンペザー      56.0 【B-】

栗東坂路併せ。馬なり。

坂井瑠騎手が騎乗。相手の後に付け直線で横に出すといった実践を想定した追い切り内容。ただ相手を交わすまでは至らず併入。ピッチ走法で前肢の着地ポイントが近い馬。体幹がしっかりしていないとバランスを崩しやすいフォームではあるが、体幹がまだしっかりしておらず評価しづらい。

jamie

最後に手前を戻しましたが恐ろしくスムーズな手前替えでした。センスの良さは感じます。

サーマルウインド   54.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり。

2頭併せの内。クビを上手に使って綺麗なフットワーク。フォームは悪くない。ただ直線で、手前をコロコロ替えながら走った点は割引。大きく動けているものの、脚元にパワフルさがなく、走りに推進力を感じない。併せた相手とは併入した。

jamie

併せた相手は古馬2勝クラスのパープルレディーです。

ジャングロ      56.0 【B】

ラチ沿いを走る相手を追走し直線に入ってくる。キビキビとしたフットワーク。併せた相手には半馬身遅れはしたものの、併せた相手は古馬3勝クラス。この馬自身、綺麗な加速ラップを踏んで走れている。動きにもう少し迫力があると良いのだが…。評価は据え置いた。

ティーガーデン    56.0 【B】

美浦南W単走。馬なり⑧

ゆったりとコーナーの深いところを回ってくる。中2週での臨戦のため内容は軽め。上体高めも脚元パワフル。地面にしっかりパワーが伝えて走れている。途中ソラを使い鞍上が肩ステップで矯正。それにもしっかり反応できていた。プラス評価と迷った1頭だが、内容が軽く一つ評価を下げた。

jamie

【B】の中では最上位です。パドック良ければ是非拾ってみたい。そう思う1頭です。

デルマグレムリン   56.0 【B+】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

重心を低く保ち、クビを前に突き出して走る馬。推進力を損ねないフォーム。最後まで活気十分に集中した走り。最後は馬なりの相手に僅かに前に出られ、見栄えは悪くなったものの、この馬自身は綺麗な加速ラップを踏めており、相手も動けていた。プラスに評価したい。

jamie

併せた相手は古馬2勝クラスのテイエムベンチャーです。4/10(日)阪神8レース吹田特別(ダ1800m)にエントリー。この馬にも注目したいと思います。

ベルウッドブラボー  56.0 【B+】

美浦南W単走。G前強め⑧

四肢を大きく広げ活気十分に豪快な走り。脚元もパワフルで迫力を感じる。クビが前に出ていなかったが、これは追い方もあるだろう。終い失速しかけたが、見せムチ使って馬を鼓舞。好時計で加速ラップを維持した。プラスに評価したい。

jamie

鞍上がクビを押せば、より推進力ある走りになっていたと思います。

マテンロウオリオン  56.0 【A】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤

序盤からスピード感たっぷりの走り。右回りのコーナーリングもスムーズ。直線向いてタイミングよく手前を替えると鋭伸。上がり3F時計の35.0秒も凄いのだが、ラスト2Fのラップが11.1-11.0秒が秀逸。もの凄い脚力だ。敢えてケチを付けるなら、後肢の伸ばし切れていないところくらいでしょうか。

jamie

格の違いを感じる走りでした。

モチベーション    54.0 【C】

美浦坂路併せ。G前軽く気合い付ける。

全体時計が遅く、かなり軽めの内容。Fレビューから中3週のローテーションだが、中間に早い時計もなく不安になる調整過程。鞍上の仕掛けに対する反応も薄い。評価できない。

リューベック     56.0 【B】

栗東坂路併せ。馬なり。

吉田隼騎手が騎乗。馬場の植え込み側を登坂。馬の気分に任せてサラリと流しただけの最終追い切り。軽めとは言え、手前を変えなかった点は割引。相手に馬体を寄せられ、右に斜行しながらも、ゴールに向かって加速度合いを増すラップが踏めている点は評価できる。併せた相手は古馬3勝クラスのサトノアイであったが、これを追走から併入した。

jamie

映像はありませんでしたが、1週前にコースで早い時計を出しているので、これで良いのでしょう。力は出せそうです。

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