《2022》皐月賞【1週前追い切り】調教評価

皐月賞 追い切り 調教 評価
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2022年4月17日(日)に中山競馬場で行われる『皐月賞(G1)芝2000m(定量)』の最終追い切り評価となります。

出走登録は21頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

アスクビクターモア  57.0 【B-】

美浦南W単走。G前仕掛け⑦

この馬らしいトビの大きいフットワーク。肩関節の柔らかさは天性のもので、前肢の動きは変わらずしなやか。ただ、アタマの位置が高く、クビと脚との連動性が悪いため、今一つ前に推進しない走り。後肢の蹴りも弱い。総じて言うと、エンジンのかかりが悪い。評価は割引いた。

【2週前追い切り 映像なし】

jamie

ただ動きの質は高いです。最終追い切りに注目したいと思います。

イクイノクッス    57.0 【B-】

美浦南W併せ。G前軽く促す⑥

ルメール騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走し、アタマ差先着という内容。直線向いて不器用に左手前に替えてからの走りが一息。クビを真っ直ぐ振れず、前脚の伸びやかさ欠く走り。特にクビの動きに硬さが残る。評価は割引いた。

【2週前追い切り B】

jamie

併せた外の相手は古馬3勝クラスのパラダイスリーフです。

オウケンボルト    57.0 【C】

美浦坂路併せ。G前仕掛け。

この中に入ると動きのスケールが小さ過ぎる。時計が遅いにも関わらず、ラスト1Fが失速ラップ。評価できない。

【2週前追い切り 映像なし】

オニャンコボン    57.0 【B】

美浦坂路単走。G前仕掛け。

パワフルなフットワーク。ラチ沿いに入ってきて、4Fすべてを12秒後半~13秒程度のラップでワンペースに走り切る内容。コーナーで逆手前だったため一つ評価は下げたが、迫力十分の走り。まだまだ上昇する雰囲気がある。最終追い切りを楽しみにしたい。

【2週前追い切り B】

キラーアビリティ   57.0 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑦

横山武騎手が騎乗。3頭併せの内。左前脚の出が悪く、右手前に戻してから伸びやかになったことから、「左手前が苦手」な可能性がある。ただ得意と思われる右手前に戻すも抜け出した後に突き放すことができない。フワッとした走りになったためだ。余計な手前替えによるロスが多い内容。後肢のパワーも物足りない。最後は追い付かれ併入した。評価は割引いた。

【2週前追い切り B-】

グランドライン    57.0 【B-】

美浦南W併せ。G前軽く促す⑥

3頭併せの外。スケールの大きな走りをする馬。ただ、直線で鞍上に肩を叩かれ左手前に替わるとアタマを回しながらの走り。これは大きく割引き。四肢を大きく広げて走れており、決して左手前が苦手という訳ではないだろう。とは言え、動きはまだまだスロー。併せた相手とは併入も、中は3歳1勝クラスの馬。評価は割引いた。

【2週前追い切り 映像なし】

サトノヘリオス    57.0 【B-】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

緩い右回りの栗東坂路のコーナーを逆手前で入ってくる。直線、鞍上が手前を替えさせようとするも、馬が手前替えすることに違和感を覚えたのか、それを拒む仕草。その後は走りのリズムを崩していまい終い失速。序盤はスピード感十分であったが…。評価しづらい。

【2週前追い切り 映像なし】

ジオグリフ      57.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり。

3頭併せの中。外の古馬OP馬ハーメティキストを1馬身追走し直線に入ってくる。直線で抜け出しアタマ差先着も、これは相手がこの馬が来るのを待ってくれていた。クビの動きが硬すぎる。これに起因して全体的に伸びやかさ欠く動き。評価しづらい。

【2週前追い切り B-】

ジャスティンパレス  57.0 【B+】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑧

M.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの外。前を大きく追走しコーナー深く回ってくる。直線仕掛けて2馬身突き放す好内容。四肢の可動域は狭めも、鞍上仕掛けに素早く反応できている。2週前もかなり早い時計を出しており、調子が良いのだろう。最終追いは坂路でサラリとなることが想定される。高く評価しておきたい。

【2前追い切り B+】

ジャスティンロック  57.0 【C】

栗東坂路併せ。馬なり。

ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し直線へ。推進力を上に逃がす完歩が多く、走りの軸がしっかりしない走り。終いにかけて脚色が鈍り、最後は顎が上がりフォームも乱れていた。評価できない。

【2週前追い切り 映像なし】

ダノンベルーガ    57.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり③

2頭併せの内。終い重点の内容。前を2馬身追走からゆったりとコーナーの内目を回ってくる。直線向いて綺麗に手前を替えると、弾力性十分に前脚のスナップが効いた滞空時間の長い走り。動けていた併走馬を相手に、手応え優勢に併入。リラックスした状態で推進力ある走りができている。尾の流れ方も綺麗だ。

【2週前追い切り B】

jamie

ダービーを見据えているようにも思えます。ここでメイチの仕上げにはしてこないのではないでしょうか。なお、併せた外の相手は3歳未勝利のグランプレジールです。この馬はいつになったらいつになったら出てくるのでしょう。未勝利に留まる馬ではありません。

ダンテスヴュー    57.0 【B+】

栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑦

吉田隼騎手が騎乗。2頭併せの外。内で懸命に追う相手に、余力ある追い方で併入。四肢の可動域は狭めも、しっかり地面にアプローチできており、地面を水平移動するような走り。抜きつ抜かれつの良い併せ馬こなせている。この追い切り内容含め、高く評価したい。

【2週前追い切り A】

jamie

内の相手は古馬OP馬のラインベックです。友道厩舎がどのような最終追い切りを施してくるか。これも楽しみです。

デシエルト      57.0 【A】

栗東CW単走。G前仕掛け⑤

「騎乗フォームなんて関係ない。人間の言うことは聞くものだ」そんな岩田康騎手の心の声が聞こえてくるような追い切り。岩田康騎手は立ち上がり、身体全身を使って後ろに体重をかけ、馬を御していた。それでも馬は「何やってるの?」とお構いなし。グイグイ前に。ここまで抑えつけられては、流石に終い脚色落としそうと思ったが、予想に反して素晴らしい伸び。末恐ろしい能力。走るフォームも素晴らしい。気性的なマイナス面はあるものの、魅力の方が大きく上回る。高く評価したい。

【2週前追い切り 映像なし】

jamie

この追い切りを見て、前走時の岩田康騎手の勝利ジョッキーインタビューを思い出しました。インタビューワーが発した「悲願」という言葉に、キレ気味に反応。「は?この勝利は悲願でも何でもないから!勝つべくして勝ったから!」こう言いたかったのかも知れません。曖昧な表現で恐縮ですが、確かにこの馬は「化け物」級かも知れませんね。どのような最終追い切りになるか、私には分かりません。ただとても楽しみです。

ドウデュース     57.0 【B】

栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑦

武豊騎手が騎乗。3頭併せの内。時折りフワッとする完歩が見られたが、前脚を高々と上げ推進力ある走りができている。先週見られた上半身の硬さがとれ、仕掛けに対する反応も良化。調子を上げてきた。中外の相手を2馬身以上突き放したが、これは相手が弱かった。まだまだ、この馬のピークの状態ではない。評価は据え置いた。

【2週前追い切り B-】

jamie

【B】の中では最上位です。

トーセンヴァンノ   57.0 【C】

美浦南W単走。G前仕掛け⑦

ドウデュースの後に見たこともあるが、全く質の異なる動き。脚元の力感は薄く、追ってからの反応も薄い。赤と白の染め分け帽で、鞍上は競馬学校の生徒。厩舎の騎手を育てる方針には共感できるも、本気でG1で勝負しようとしているようには思えない。

【2週前追い切り 映像なし】

ナニハサテオキ    57.0 【C】

栗東CW単走。G前強め④

アタマが高く推進力を上に逃がすフォーム。脚元の非力さも否めない。強めに追われてそこそこの時計は計時したが、通ったコースは内目。この馬としては動けている方だほとは思うものの、相対的に見ると、このみると評価となる。

【2週前追い切り 映像なし】

ビーアストニッシド  57.0 【B】

栗東坂路併せ。G前強め。

コーナーは逆手前だったのだろうか。映像に映った時点で既に左手前。やや斜に構えたフォームであった点は割引きも、仕掛けると一気に加速し、ラスト1Fだけで4馬身近く突き放す好内容。相手はこの馬に圧倒されやる気を喪失させられていた。フォームの割引要素は強く、一つ評価を下げた。

【2週前追い切り 映像なし】

jamie

併せた相手は古馬1勝クラスのテイエムファルコンです。【B】の中では上位の1頭です。

ボーンディスウェイ  57.0 【A】

美浦南W併せ。G前強め⑥

2頭併せの内。前を3馬身追走し直線に入ってくる。しっかり地面を掴み、重厚感たっぷりの安定したフットワーク。綺麗に手前を替え、馬なりで相手の1馬身前に出ると、そこから追われて2馬身先着。ゴールを過ぎても脚色緩めることなく、しっかり追われて負荷をかけた。とてもパワフルに身体全身を使って走れている。高く評価したい。

【2週前追い切り 映像なし】

jamie

併せた相手は古馬2勝クラスのマブストークです。

マテンロウレオ    57.0 【B】

栗東CW併せ。G前強め⑦

前を4馬身と大きく追走し、コーナー深めに回ってくる。直線で難なく相手を交わし去り、完全に前に出てからしっかり追われて1馬身半先着という内容。終いしっかり追っていたが、外の相手に差を詰められており、終いはまだ甘い。好時計でスピード感十分も、まだ少しだけ身体が重いか。評価は据え置いた。

【2週前追い切り B+】

jamie

この馬も【B】の中では上位です。最終追い切りで、この重さが取れ、終いのキレ味が増しているなら、プラス評価にしたい1頭です。最終追い切りを楽しみに待ちたいと思います。

メイショウラナキラ  57.0 【B】

栗東CW単走。G前軽仕掛け⑤

通ったコースはやや内目ではあるものの十分な好時計。この馬の追い切り映像は初めて見たが良い馬である。ただ、コーナーで手前を替えるのが少し早すぎる。直線も右手前に戻しており、右回りコースへの不安を感じる内容。とは言え、十分伸びやかな動き。状態は良さそうだ。

【2週前追い切り 映像なし】

ラーグルフ      57.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑧

アタマが高く発汗の目立つ内容。かなり気難しい一面を見せていた点は大きく割引き。ただ、脚元はパワフルで、併せた相手に1馬身先着。この内容では、この評価より高くは付けられないものの、気になる一頭。最終追い切りでの上昇に期待したい。

【2週前追い切り 映像なし】

2週前の動きは?

映像が公開されていた9頭だけの追い切りレポートとなります。

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