2023年4月16日(日)に阪神競馬場で行われる『アンタレスS(G3)ダ1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- ゴールドハイアー
- ダイメイコリーダ
1週前に50.8秒の早い時計を出し、しっかりと負荷をかけ、最終追いも坂路で綺麗な加速ラップ。映像はありませんでしたが、良い状態になっているのではないかなと思う一頭です。この馬のパドック気配には要注意です。
追い切り短評
A評価
もっとも良く見えたのは、パワーブローキングです。アタマの位置はやや右寄りですが、一完歩一完歩がとてもパワフル。前肢を高々と上げ体を大きく使って走れています。正直なことを言えば、坂路時計に少しもの足りなさは覚えますが、動きの迫力は十分。1週前も動けており、この人気なら面白そうです。
B+評価
次点は、カフジオクタゴン。手前を替えた際、少し右にヨレましたがこれは許容範囲。手前替え自体はスムーズで、集中力高く走れています。1週前より時計を詰めてきた点にも好感が持て、ずっしりとした中に軽快さ感じるフットワーク。状態はとても良く映ります。ケイアイパープルがクビを前に突き出し、素軽いフットワーク。クビと脚との連動性は見事です。藤岡康騎手の仕掛けにもしっかり反応できており、こちらも状態良く映る一頭です。もう少し脚元に力強さが欲しいところですが、乗り込み量は豊富。この舞台に適した追い切り内容を評価しました。サンライズホープは、この馬らしい大きなフットワーク。内の相手と並んでから仕掛けましたが、相手も動けており併入。ゴール後は相手の方が前に出ていまいした。それでも動きの伸びやかさは十分で、この馬自身はしっかりとした加速ラップが踏めています。1週前の坂路時計も上々でプラス評価です。
B評価
フルデプスリーダーは、手前替えのタイミングが早く、直線半ばで右手前に戻す走り。併せた相手も動けており見栄えはしませんでしたが、休み明けにしては上々の内容。バランスの良いフォームは評価できます。キングズソードがもの凄い気合乗り。コーナーでは岩田康騎手特有のジェットスキー状態が見られました。さすがにラスト1Fは大きく失速しましたが、映像から伝わるスピード感は十分。直線では、ステッキに鼓舞されながら、最後までしっかり動ききりました。内の古馬3勝クラス(メディーヴァル)にも1馬身先着。評価は据え置きました。プロミストウォリアは、バラバラとした走りで、動きに纏まりがありませんが、体高があり見栄えする好馬体。雰囲気はあります。時計は出ていますが踏んだラップはチグハグでまだ100%の状態にはなさそうです。最後は僅かな斤量差が効いてきそう。そんな感想です。ヴァンヤールは、幾分太く映り、手前替えのスムーズさを欠く内容。仕上がり途上かも知れません。それでも終いの脚色は確か。評価は据え置きました。
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | カフジオクタゴン | 牡4 | 58.0 | B+ |
1 | 2 | メイショウカズサ | 牡6 | 58.0 | B- |
2 | 3 | ゲンパチルシファー | 牡7 | 58.0 | B- |
2 | 4 | キタノリューオー | 牡5 | 57.0 | B- |
3 | 5 | ダイメイコリーダ | 牡6 | 57.0 | B- |
3 | 6 | サンライズホープ | 牡6 | 58.0 | B+ |
4 | 7 | ケイアイパープル | 牡7 | 58.0 | B+ |
4 | 8 | フルデプスリーダー | 牡6 | 58.0 | B |
5 | 9 | ヴァンヤール | 牡5 | 57.0 | B |
5 | 10 | ゴールドハイアー | 牡5 | 57.0 | - |
6 | 11 | キングズソード | 牡4 | 57.0 | B |
6 | 12 | プロミストウォリア | 牡6 | 59.0 | B |
7 | 13 | ロードブレス | 牡7 | 58.0 | B- |
7 | 14 | オセアダイナスティ | 牡5 | 57.0 | B- |
8 | 15 | パワーブローキング | 牡4 | 57.0 | A |