2022年11月27日(日)に東京競馬場で行われる『ジャパンC(G1)芝2400m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた17頭の追い切り評価となります。
- テュネス
ヴェラアズール 57.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑥
1週前に猛時計を出し、最終追いはサラリで十分だったと思うが自然と時計と出たか。状態が良いのは間違いなさそうだが、踏んだラップが少しチグハグで道中少し掛かっていたかも知れない。また、少し気負い過ぎているように思える点は気になるところ。直線でも途中で右手前に戻し10完歩だけ走るなど、手前をコロコロ替えながらの走っていた。それでも推進力は十分。少しオマケは入るが、1週前を評価してプラス評価とした。
【1週前追い切り B+】
ヴェルトライゼンテ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
最終追いはサラリとした内容であったが、アタマを体の中心に置く好フォーム。力むことなく脚まっすぐ前に出し、馬場の真ん中をエレガントに駆けた。自然なカタチで時計が出ており好調だろう。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
2週続けて坂路での追い切りですが、近走もこの調整で成績を残しています。とても綺麗に仕上がっていると思う一頭です
オネスト 55.0 【B-】
東京競馬場ダート単走。馬なり②
馬の気持ちに任せて軽く流しただけの内容。手前を替えることなく、こじんまりとした走り。最後の数完歩だけギアを上げるも、そこでの四肢の広がりにも物足りなさを覚える。評価は割引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
凱旋門賞にも出走し、海外勢の中では実績最上位でしょうか。ですが、追い切りでもっとよく見えなかった海外勢はこの馬です。
カラテ 57.0 【B+】
栗東坂路単走。馬なり。
1週前にコースで併せ馬で先着させ、最終追いを坂路でサラリ。王道の調整方法を施してきた。アタマが高いのはいつものこと。クビを真っ直ぐ縦に振り、脚元パワフル。悠然としたフットワークの中に、程よい迫力を漲らせての走り。高く評価したい。
【1週前追い切り A】
精神状態も安定しており気持ちに余裕を感じる点も好感です。良い状態でレースに臨めそうです。
グランドグローリー 55.0 【B-】
東京競馬場ダート単走。終始促す②
脚長のスラッとした馬体で、フォームはエレガント。とてもカッコ良い走りをする馬だが、鞍上が終始促していた割には、さしたる反応を見せずズブさ感じる内容。馬が本気を出していない。評価は割引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
見栄えする好馬体で、パドックではよく見せてくれるかも知れません。
シムカミル 55.0 【B】
東京競馬場ダート単走。馬なり②
終始舌を出していた点は割引きも、直線向いて手前を替えると徐々にストライドを広げ、馬自ら加速。走る気持ちを見せた。ギアの入りはなかなかに鋭く、後肢でしっかり地面を蹴って走れている。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
海外勢の中ではもっとも状態がよく映ります。
シャドウディーヴァ 55.0 【B-】
美浦坂路併せ。G前一杯。
鞍上が強引な手前替えを試みたが、馬は頑なに拒否。左回りが得意な馬が、手前を替えれず直線逆手前の走りだった点は割引き。ただ相手と身体をぶつけながら気迫あふれる併せ馬。最後に強烈な尻ムチを一発入れ併入させた。時計は遅いもののゴールに向かって加速し続けるラップは踏めている。評価を一つ上げた。
【1週前追い切り D】
併せた相手は、古馬2勝クラスのオメガロマンスです。走りは雑ですが、いつにない迫力で走れています。
シャフリヤール 57.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
C.デムーロ騎手が騎乗。馬の多い時間帯での追い切り。前を1馬身追走し、馬場の真ん中やや植え込み側に入ってくる。1週前に見られなかった、この馬らしいクッションの効いた弾力性あるフットワーク。相手と並んでから右手前に戻してしまい推進力が少し弱まったが、相手が前に出ようとしたところで再加速。最後は測ったように併入した。時計は平凡も、馬なりでしっかりとした加速。動きは1週前よりグッと上昇。パドックにも注意したい。
【1週前追い切り B】
併せたのは、古馬3勝クラスのプライムフィイズです。
ダノンベルーガ 55.0 【B】
美浦坂路単走。馬なり。
後ろに馬がいたが表記は単走。併せ馬で前受けさせた訳ではないだろう。走りに力みがなく、伸びやかに走れている。決して悪くないものの、動きに凄みは感じない。この馬はこれくらいの方が良いのかも知れないが…。評価は据え置いた。
【1週前追い切り B】
テーオーロイヤル 57.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり④
菱田騎手が騎乗。かなり線が細く映る。時計は平凡も、綺麗なラップを踏み、そこそこしっかりした時計で駆けた。ただ、動きに迫力なく脚元の力感は薄い。評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
調教後の馬体重は+8㎏の464㎏でした。普段通りの体重です。そうだとしても元気が足りません。
デアリングタクト 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
エリザベス女王杯からの臨戦で、追い切りはこれ一本。ラチ沿いをスピード感十分に入ってくる。もともとピッチ気味に走る馬だが、それを考慮しても何か忙しない走り。一方で手前替えは流麗で、この馬らしいセンスの高さを見せる走り。とは言え、終い失速。高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
中1週で競馬に臨むは初めてです。エリザベス女王杯でピーク仕上げ。これ以上の状態の上積みを望むのは酷かも知れません。
トラストケンシン 57.0 【B-】
美浦坂路単走。馬なり。
丸田騎手が騎乗。フォームは安定しているものの、走りにスピード感なく評価しづらい。
【1週前追い切り 映像なし】
遅い全体時計でありながら、終いも僅かに失速です。
ハーツイストワール 57.0 【C】
美浦坂路併せ。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中やや内側を登坂。終い手応えが悪くなかったか、鞍上が肩ステッキを入れ、強くクビを押して追うも、大きく失速。併せた2歳未勝利馬にアタマ差遅れた。手前も替えることなく左手前一本の走り。まったく評価できない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、2歳未勝利のリーゼノアールです。
ボッケリーニ 57.0 【A】
栗東CW併せ。馬なり⑦
浜中騎手が騎乗。2頭併せの内。1馬身追走し直線に入ってくる。鞍上と完璧に折り合いが付いている点がまず好感。ギアの入りもしっかりしており、追う外の相手を寄せ付けずラクラクと1馬身半先着した。動きに派手さはないため、目立ちづらいかもだが鋭い伸び脚。高く評価したい。
【1週前追い切り B-】
併せた外の相手は、古馬2勝クラスのコバルトブルーです。
ユーバーレーベン 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑧
津村騎手が騎乗。2頭併せの内。前を2馬身追走しコーナーワークで並び掛ける。そこから仕掛けて前に出ようとするも、馬なりの相手に手応え劣勢に併入。ピッチ走法の馬で完歩が小さいのは元々だが、直線で手前を替えることなく左手前一本で走ってしまった点は大きく割引き。長く脚を使える長所は垣間見えるのだが…。この評価となる。
【1週前追い切り B-】
併せた相手は、古馬OPのココロノトウダイです。
ユニコーンライオン 57.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑦
国分優騎手が騎乗。福島記念から中1週ということもあり、追い切りはこの1本。ラップを見ると道中グッと抑え、再加速させる内容。中1週であることを考慮すると集中した爽やかな走り。好感は持てる。ただ全体を俯瞰すると可もなく不可もなく。このメンバーに入り、この臨戦過程を考えると流石に敷居が高く思える。評価は割引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
リッジマン 57.0 【B-】
水沢ダ単走。馬なり③
クビの角度良く、バランスの良い好フォーム。この馬もここに向け全力で仕上げてきた感が十分に伝わってくる。ただ、動きの俊敏性はここに入ると比較下位。評価は割引いた。
【1週前追い切り 映像なし】