《2022》宝塚記念【最終追い切り】調教評価

宝塚記念 追い切り 調教 評価
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2022年6月26日(日)に阪神競馬場で行われる『宝塚記念(G1)芝2200m(定量)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。

目次

アイアンバローズ   58.0 【B-】

栗東CW単走。G前軽く促す⑧

いつも煩い馬だが、いつもよりかはリラックスして走れていたか…。ただ、首筋に僅かに発汗が見られ、手前替えのスムーズさは欠いていた。後肢の蹴りは力強く、グイグイと前に推進しているものの、良いときと比べると四肢の広がりの広さがモノ足りない。最後に手前を戻した点も割引き。評価は割引いた。

【1週前追い切り B-】

アフリカンゴールド  58.0 【B-】

栗東CW単走。G前追う⑦

直線でクビを上手に使えておらずフワフワとした走り。仕掛けに対して反応は見せていたが、反応はズブく映る。四肢の広がりも狭く評価しづらい。

【1週前追い切り 映像なし】

アリーヴォ      58.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。顎をズラしながら走ったため、徐々にアタマの位置が悪くなりクビを真っ直ぐ振れなかった点は割引き。前走時に見せていた「若さ溢れる勢い」は感じない。良く捉えれば少し大人になったか。とは言え、手前の切替スムーズに、1秒ずつ加速する綺麗な加速ラップを踏んで、脚元の余力十分に登坂した。評価は据え置くも、相対的にみると上位の動き。

【1週前追い切り 映像なし】

jamie

【B】の中では上位です。大阪杯では勝ちに等しい3着。状態は良さそうで要注意の一頭です。1週前の追い切り時計が光ります。映像がなかったのが残念です。

ウインマリリン    56.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑤

1週前となる6/15(水)の美浦南Wで素晴らしい動きを見せ、6/19(日)に栗東入り。関西圏での競馬への対策を講じてきた。最終追い切りは、とてもゆったりとした内容。とは言え、クビの角度よく柔らかな動き。走りに弾力性もあり四肢の可動域も十分。直線では自然なカタチで加速できており、1週前の状態をキープできていると判断したい。

【1週前追い切り A】

jamie

ただ、もしかしたら1週前に少しやり過ぎたか、輸送疲れがあるかも知れません。馬体がやや華奢に映ります。もう少しふっくら見せて欲しかったというのが正直なところです。

エフフォーリア    58.0 【A】

美浦南W併せ。G前軽く促す⑧

横山武騎手が騎乗。3頭併せの中。この最終追い切りでブリンカーを着用してきた。集中力に課題があるのだろうか。確かに外に顔を向けるなど、やや集中力を欠く素振り。ただ内の相手が抜け出して来ると、ターゲットを素早く内に切り替えグッと加速。軽く促しラクラクと1馬身先着した。この馬らしい、大きなストライドでパワフルなフットワーク。ブリンカー効果はありそうだ。見事に蘇った印象で、この馬の追い切りを見た中では今回が一番良く映る。高く評価したい。

【1週前追い切り B-】

jamie

何とか立て直そうという陣営の意図が伝わる調整過程です。馬具も活用し、最終追い切りできっちり仕上げて来ました。2度目の関西遠征。輸送を無事クリアしてくれればと願うばかりです。

オーソリティ     58.0 【B+】

美浦南W併せ。馬なり

2頭併せの外。鶴クビで気合い乗り十分。身体の内側に力をギュッと凝縮させるこの馬らしいフットワーク。ジャパンカップ2着時と遜色ない動きができている。気になるのは、クビに硬さが見られ、股下に僅かな発汗が見られたことだが、気持ちは上手にコントロールできている。1週前と比べると、脚の回転の鋭さとパワフルが増し、追えばどこまでも弾けていきそうな余力十分の内容。プラスに評価してみたい。

【1週前追い切り B】

jamie

併せた相手は、古馬2勝クラスのナイトフローリックです。この馬も動けています。土曜日の日野特別(東京ダ1600m)にエントリー。面白いかも知れません。

ギベオン       58.0 【B-】

栗東CW単走。馬なり⑤

無理はさせず流しただけの内容。右前肢をピンと伸ばす、この馬独特の走り。その右手前を長くひっぱり、左手前への変換が遅かった点は割引き。また左手前変換後、一瞬伸びかけたが、すぐ加速が止まり最後は惰性でゴールした。動きに覇気なく評価できない。

【1週前追い切り 映像なし】

キングオブコージ   58.0 【B-】

栗東CW単走。馬なり⑥

そこそこの時計で気分良さそうには走れているが、アタマが高く脚元の力感は薄め。四肢の可動域もギリギリ及第点といったところ。ここに入るとこの評価となる。

【1週前追い切り B-】

グロリアムンディ   58.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑥

終い重点の内容。とは言え序盤からクビを使って活気は十分。直線半ばで左手前に替わると、クビを前に突き出し加速。バランスの良いフォームでしっかりと伸びた。

【1週前追い切り B】

jamie

状態は悪くなさそうだったため、マイナス評価にはしませんでしたが、前走アンタレスSの最終追い切り時の方が、もう少し動きに伸びやかさがありました。

ステイフーリッシュ  58.0 【B】

栗東坂路併せ。G前強め。

ラチ沿いを走る相手を1馬身追走し直線に入ってくる。ラスト1Fで仕掛けて、しっかり相手を捕らえて併入という内容。低い姿勢で綺麗なフットワーク。普段あまり追い切りでよく見せないタイプの馬が今回は動けている。評価は据え置いた。

【1週前追い切り C】

jamie

ただ、併せた相手のレベルが低く、この馬の動きがよく見えた感も否めません。併せた相手は3歳未勝利馬のタイセイレーヴです。

タイトルホルダー   58.0 【B+】

栗東CW併せ。馬なり⑥

2頭併せの内。調子の良いときに見せるリラックスした走り。前を2馬身追走からスッと手前を替えて、外で動けている相手に対して、一完歩ずつ差を詰め、最後はきっちりと相手の前に出る内容。人気でも高く評価したい。

【1週前追い切り B】

jamie

併せた外の相手は古馬1クラスのアムールマルルーです。相手のカゲに隠れ、動きはほとんど確認できなかったのですが、フォームが安定していることは分かります。状態がとてもよく映る一頭です。

ディープボンド    58.0 【B】

栗東CW単走。馬なり⑦

和田竜騎手が騎乗。1週前のチグハグなラップとは打って変わって、綺麗な加速ラップ。悠然と馬場の7分所を駆けた。前肢でしっかり地面を掴み、後肢で力強く地面を蹴ってパワフルで質の高い走り。クビも上手に使えている。

【1週前追い切り B】

jamie

開幕2週目の馬場でキレ味や、ギアチェンジ性能が求められる展開になると少し分が悪いかも知れません。とは言え、プラスに足る十分の動きです。相対評価で一つ評価を下げましたが、【B】の中では最上位です。

デアリングタクト   56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

松山騎手が騎乗。馬場の真ん中ややラチ側を登坂。坂路でサラリという内容。1週前に早い時計を出しており、これで良いのだろう。リラックスして駆けてはいたが、顔を右に向けアタマを手前肢の上に乗せて走っていた点は割引き。動きに覇気なく平凡な内容。評価しづらい。

【1週前追い切り B-】

パンサラッサ     58.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

1週前はCWでステイフーリッシュの心を折る走り。この最終追い切りでも全体時計51.3秒と攻めてきた。ラスト2F時計の23.8秒はこの馬の自己ベスト。【A】評価とした有馬記念の時と遜色ない仕上がり。ラスト1Fで0.2秒失速しているが、これはいつものことで、強引な手前替えを行ったことも影響しているだろう。この馬らしく四肢をギュッギュッと伸縮させ、内転筋の強さ感じるキビキビとしたフットワーク。プラスでも良い動き。相対評価で泣く泣く一つ評価を下げた。

【1週前追い切り B+】

jamie

開幕2週目のスピード馬場は、この馬にとって大きなプラスでしょう。ピッチ走法の馬でコーナーリング性能も高く、阪神内回りも適正も高いと思います。ただ阪神2200mは最初の直線が500m超と長く、ここでどれだけ脚を使うかでしょう。内枠の方が良いと思います。そして最後に効いてくるのは斤量の58㎏になりそうです。

この馬がいるなら、まず緩い展開にはならないでしょう。各馬の地力が問われる一戦となるという見立てです。

ヒシイグアス     58.0 【B】

美浦南W単走。馬なり②

D.レーン騎手が騎乗。馬は何度か手前を替えようするも上手く替えられず。鞍上が一切扶助しなかったこともあるが、最後まで左手前一本での走り。四肢の連動性も1週前と比べると一息だったが、ギアを入れてからの瞬間的に加速できるギアチェンジ性能は魅力。評価は据え置いた。

【1週前追い切り B+】

jamie

左手前に勝る走法で今回の舞台への適正は悪くなさそうです。ただ、1週前もそうでしたが、この馬は追い切りの時、いつも発汗しています。当日のパドック状態に注意したい一頭です。

ポタジェ       58.0 【B-】

栗東P単走。馬なり③

友道厩舎らしくポリトラックで軽めの内容。馬をリラックスさせ気分の向上を図ることを意図したものか。馬もそれに応えて、しっかり折り合い、スナップの効いた走り。しっかり地面を掴んで走れている。クビを上手に使ってバランス良く、気分良さそうに駆けた。

【1週前追い切り B-】

jamie

1週前は併せたジュンライトボルトに見劣る内容です。地元関西圏の競馬でありながら、最終追い切り場所がポリトラックだった点は少し不満で、これを割引きました。

マイネルファンロン  58.0 【B-】

美浦南W単走。馬なり⑧

鞍上が抑えていたこともあるが、少し後傾気味の走り。脚元のパワフルさはあるものの前への推進力に欠くフォーム。良いときは前傾姿勢で、グイグイ前に推進する走りのできる馬。このフォームでは少し苦しいか。評価は割引いた。

【1週前追い切り B】

メロディーレーン   56.0 【C】

栗東坂路併せ。馬なり。

ラチ沿いを集中してキビキビと登坂。小柄な馬でいつも一生懸命。愛くるしさすら覚える。ただ、内容はさして動けていない併走馬に後ろから交わされ、力なく1馬身半遅れというもの。評価できない。

【1週前追い切り C】

出走が叶わなかった馬

ヒートオンビート   58.0 【C】

栗東P単走。馬なり⑤

アタマが高いのはいつものこと。前脚は高くあがっているもののの、着地が弱く地に脚が付かないフワフワとした走り。最後に手前を戻した点も割引き。評価できない。

【1週前追い切り 映像なし】

1週前の動きもチェックしておこう

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