《2022》京都牝馬ステークス【最終追い切り】調教評価

京都牝馬S 追い切り 調教
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2022年2月19日(土)に阪神競馬場で行われる『京都牝馬S(G3)芝1400m(別定)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は18頭。追い切り動画で確認できた16頭の追い切り評価となります。

以下の2頭については、追い切り動画がありませんでした。

  • アスタールビー
  • メイショウメイケイ
目次

アクアミラビリス   54.0 【A】

栗東坂路単走。馬なり。

藤岡祐騎手が騎乗。コーナーを逆手前で回ってきたのはご愛嬌。小柄な馬なのだが、馬体をふっくらと見せ、身体を大きく見せている。毛艶もピカピカで、馬なりのまま自己ベストをマーク。前走のターコイズSの時と同様、走るフォームが美しく爽やか。今回もよく見える。高く評価したい。

jamie

明日は雨予報。小柄な馬で、力のいる馬場よりかは良馬場の方が良いでしょう。また馬群を苦にしない馬のため内枠がベターでした。前走の敗因は力み。外枠の今回はリラックスして走れそう。陣営曰く、「今回は終いの脚に賭ける」とのこと。上り最速に期待です。

オールアットワンス  54.0 【B】

美浦坂路単走。馬なり。

輸送を考慮し、最終追い切りは軽めの調整。軽めだったとは言え、重心を低く保ち集中した走り。前肢の筋肉の発達が目立つ。評価は据え置いた。

jamie

1週前追い切りの映像はありませんでしたが、コースで追い切られ、6F 80.4秒の好時計。これが本追い切りでしょう。前で粘るならこの馬かも知れません。【B】の中では上位の1頭です。

ギルデッドミラー   54.0 【C】

栗東坂路単走。G前軽く促す。

馬場の真ん中を登坂。前脚の掻き込みによる反発力を活かしたキビキビとしたフットワーク。ただ終い疲れを見せラチを頼るように左に刺さり0.2秒の失速。手前を替えることなく右手前1本で走った点も割引きだ。

jamie

昨年のこのレースの2着馬です。リピーターの多い阪神1400mの舞台で無視しづらい1頭ですが、追い切りからは評価できません。

クリスティ      55.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

弾力性あるフットワーク。手前替えは恐ろしくスムーズ。また両方の手前で同じように走ることができるセンスの良い馬。少し上体は高めも脚元パワフル。身体全体を大きく使って走れている。終い失速した分、一つ評価は下げたが、十分プラス評価できる内容。

jamie

【A】評価とするか迷った1頭で【B+】の中では最上位の評価です。近2走ダートを使っており、雨は歓迎でしょう。どの位のオッズになるかも注目です。単妙味を感じる馬。個人的にはこの馬の単勝は買いたいと思います。

1週前はCWで78.9秒の猛時計。併せたのは小倉大賞典に出走するアリーヴォ。アリーヴォにアタマ差遅れたようです。アリーヴォにも注目ですね。

クリノプレミアム   54.0 【B-】

美浦南W単走。馬なり⑥

左回りではあったがコーナーリングはそれほど上手くない。不器用な方だろう。また決してキレるタイプの馬ではなく、直線でジワジワ脚を伸ばすタイプ。内回りの阪神1400mという舞台適正はどうだろうか。好時計も通ったコースを考えると過剰には評価したくないところ。四肢を大きく広げて走れているものの動きはスロー。評価は割引いた。

jamie

初めての関西輸送です。京都金杯の5着はフッロックではないと思っていますが、距離はもう少しあった方が良いと思います。直線の長い舞台の方が合う印象です。

コロラトゥーレ    54.0 【C】

栗東坂路単走。馬なり。

頭を回し、舌を出しながらの登坂。走りに集中できていない。徐々に左に斜行し、ラスト1Fで手前を戻した点も割引き。脚元の力感も薄く評価できない。

サンクテュエール   54.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑦

2頭併せの内。外は古馬3勝クラスのシハーブ。これを4、5馬身追走から直線で馬体を並べるも、そのまま併入という内容。直線に入ってからの弾け方が一息。クビの使い方に硬さが見られ、覇気のない走り。評価しづらい。

シゲルピンクルビー  54.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中をややラチ側と右手前で登坂。弾力性十分のフットワークも、終始左手前に替えたそうな走り。残り100mでよくやく左手前に替わると、グンと走りがよくなった。全体時計は控えめもラスト2F時計はラクラクと24.4-11.9秒を計時。これは評価すべき時計。前半が悪かった分、この評価とした。

jamie

1週前の全体時計もさることながら、ラスト2F時計23.6秒がかなり優秀です。この馬も【B】の中では上位です。

ジュランビル     54.0 【B-】

栗東CW併せ。G前促す⑨

2頭併せの外。いつも追い切りでよく見えない馬だが、今回は良く見える。時計も通ったコースを考えると優秀。ただ、完歩および四肢の広がりは小さく、途中で手前を戻した点は割引き。走りに余力は感じない。内の相手に前に出られた際、肩ステッキが入り、相手に喰らい付き併入する粘り腰は見せていたものの…。評価しづらい。

スカイグルーヴ    54.0 【B-】

栗東CW併せ。G前仕掛け⑥

2頭併せの内。外の相手は小倉大賞典に出走予定のヴァイスメテオール。これを半馬身見るカタチで直線に入ってくる。脚元の力感はあるものの、クビの動きに伸びやかさなく、全体的に動きは硬め。ゴール手前で仕掛けて何とかハナ差先着という内容。相手もOP馬だけに上出来かもだが、時計は平凡。ゴールを過ぎてもしっかり追われて負荷をかけられていた。評価は割引いた。

jamie

ただ見栄えする好馬体です。好枠ということもあり、パドックが良ければ評価を上げたいと思います。

タンタラス      54.0 【B-】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

上体高め。素軽い走りではなくドカドカとパワフルな走りをする馬。明日の雨馬場はこの馬にとって都合が良いかも知れない。ただ、出走馬全体の追い切り内容で相対評価をするとこの評価となる。

jamie

オッズを見てなぜこんなに人気しているのかと思いましたが、前走の六甲アイランド(阪神芝1400m)の勝ち時計1:20.1秒がもの凄く優秀ですね。翌週同舞台で行われた阪神カップ(阪神芝1400m)のグレナディアガーズの1:20.3秒を上回っています。覚醒した良血馬といったところでしょうか。これに川田騎手が騎乗となれば人気になるのも頷けます。

ドナウデルタ     56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

終始気難しい一面を見せ、アタマを上げ走りの軸の安定しない走り。この走りだと当然といえば当然だが、左に右にフラフラとした走り。ただチップを高々と上げ脚元は極めてパワフル。まともに走ればプラスに近い評価をしていたかもだが…。この内容では流石に評価しづらい。

jamie

パドックが良ければ拾ってみたいと思います。

ビッククインバイオ  54.0 【B】

栗東坂路単走。G前気合い付ける。

前肢を外に向かって出し、何かズカズカとした走りであるにも関わらず、ラチ沿いを走り50.3秒は優秀な時計。ラスト2F時計24.2秒も優秀。ラスト1Fで0.8秒と大きく失速も、これは馬が走るのを途中でやめていた。これに気づいた鞍上が強烈な尻ムチを1発入れると、それに反応し再び加速していた。調子は悪くないだろう。評価は据え置いた。

jamie

2週続けて坂路で好時計です。爆穴ならこの馬ではないでしょうか。動きは【B】ですが、時計面では上位でこの人気なら買いたいと思う1頭です。

ビップウインク    54.0 【C】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。アタマの振りが上向き気味。推進力を上に逃がしており勿体ない走り。残り100mあたりで左手前に替わると、それがさらに酷くなった。評価できない。

jamie

この馬の追い切り映像の後ろにいたのがアクアミラビリスです。

プールヴィル     56.0 【B+】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

馬の多い時間帯での追い切り。馬場の真ん中やや植え込み側をしっかり前を向き、キビキビと真っ直ぐに登坂。ラスト1Fで綺麗に手前を替えると、鞍上に見せムチで鼓舞され、最後までに集中して走り切った。時計も優秀。プラスに評価しておきたい。

jamie

枠も良いですね。

ロータスランド    56.0 【A】

栗東坂路単走。馬なり。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。前を走る馬のチップが降りかかりそうになる中、それをまったく意に介すことなく集中した走り。クビでリズムを取り、脚元パワフルまっすぐに駆けた。馬体をふっくら見せ、動き・時計ともに文句なし。確実に好調だろう。岩田望の初重賞制覇はここかも知れない。

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