2022年1月9日(日)に中京競馬場で行われる『シンザン記念(G3)芝1600m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた11頭の追い切り評価となります。
- カワキタレブリー
- ジャカランダ
- ジャスティンヴェル
- ビーアストニッシド
アールチャレンジ 56.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり。
1/6(木)7:41。この時間になるとコースに積雪が見られた。軽く雪が降る中での最終追い切り。軽めの内容。時おりフワッとした走りになり推進力が上に逃げている点は割引き。脚元の力感も薄く評価しづらい。
ウナギノボリ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
1/5(水)馬場の真ん中ややラチ側に入って来るも最後は植え込み側。ただこれは相手が寄ってきたために鞍上が意図的に進路を変えたもの。決して体幹が弱いという訳ではないだろう。脚元の力感はそこそこあるのものの、トビが小さく時計も目立たない。
ラスト1Fで0.2秒失速していますが、これは少し斜めに走った分もあると思います。時計は平凡ですが加速ラップは維持しているという判断で良いと思います。
シーズザデイ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
1/6(木)ちらちらと雪が降る程度。坂路には積雪は見られなかった。中1週ということもあり軽めの内容。全体時計60.8秒。ラスト1Fが14.1秒。集中して真っ直ぐに駆けることができていたものの、鞍上がリズムを作るもそれに呼応することなく単調な走り。動きに覇気なく評価しづらい。
ショウナンアメリア 54.0 【C】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑥
1/6(木)3頭併せの中。内に1馬身先行し、外を2馬身追走し直線へ。直線序盤。3頭馬体が並んでから先に仕掛けるも反応一息で、軽く仕掛けた外の相手に半馬身遅れたか。脚力が弱いのか今一つ前に推進しない走り。最後は力なく手前も戻していた。評価できない。
セルバーグ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
1/5(水)前1馬身追走し、外を回しラチ沿いを登坂してくる。前脚の着地ポイントの近い馬。そこそこの時計で、併せた相手を3馬身突き放す見栄えの良い内容。併せた相手は古馬1勝クラスのメルテミアだったが、これは相手が動けていない。加速ラップは維持しているが、最後しっかり仕掛けられてのものであり走りに余力は感じない。評価は割引いた。
ソリタリオ 56.0 【B】
栗東CW併せ。G前強め⑦
1/6(木)6:59。この時間はまだ雪が降っておらずコースにも積雪は見られなかった。C.デムーロ騎手が騎乗。2頭併せの外。前を1馬身追走から、馬なりで相手を交わした後に強めに仕掛けて5馬身突き放す派手なパフォーマンス。四肢の可動域は決して広くないものの、身体全身を使ってバランスの良い好フォームで走ることができている。脚元にもう少しパワフルさを感じることができればプラスだったのだが…。評価は据え置いた。
早い時計は12/28(金)の坂路とこの最終追い切りの2本ですが、年末から元旦を除きほぼ毎日乗り込まれており、乗り込み量十分。陣営の意欲も感じます。
デルマグレムリン 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前強め。
1/5(水)ラスト1F手前で左手前に替わるも、10完歩も走らない内に右手前に戻し、ゴール前でまた左手前。走りは幼く雑な面が目立ち、本来マイナス評価が妥当。ただ、中2週での臨戦を考えると、1週前・最終と時計を出してきており、意欲的な調整過程が目をひく。荒々しい活気を評価し、一つ評価を上げてみた。
1週前のCWでもなかなかの好時計を出しています。前走の未勝利戦で13人気で1着ですが、決してフロックではないかも知れません。完全フロック視され人気がなさそうな馬です。パドックは注視したいと思います。
マテンロウオリオン 56.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑧
1/6(木)8:25。この時間になるとほぼ雪は降っておらず、コースの内側に僅かな積雪が見られる程度。状態の良い馬場の外側を回ってくる。動きに躍動感があり能力感じる走り。四肢の可動域は及第点も、クビの角度がよく後肢でしっかりと地面を掴んで走れている。最後に手前を右手前に戻していた辺り、この馬は右手前の方が得意なのかも知れない。この馬から感じる能力を高く評価してみたい。
右手前に勝る走りは、左回りの中京の舞台はプラスに働くと思います。
モズゴールドバレル 54.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑦
1/6(木)3頭併せの中。コーナーでの動きは頭をグッと前に突き出し、低い姿勢の好フォーム。その後の動きは相手のカゲに隠れてほとんど見えなかったが、仕掛けた外の相手に対して、馬なりのままゴール前でスッとクビ差先着。内の相手は2馬身突き放していた。時計も優秀で、特にラスト2Fの11.5-11.2秒のラップを馬なりで計時した点は高く評価すべき。もう少し動きを見たかったというのが本音だが、一部の映像と時計から伝わる状態の良さを高く評価してみたい。
牝馬はラスールだけではありません。この馬も牝馬。フェアリーSとのダブルエントリーでしたが、シンザン記念に出走してきました。陣営の期待も高いのでしょう。
ラスール 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。ハロー明けの綺麗な馬場の中での追い切り。直線で左手前に替わった際、アタマの振りが悪くなり推進力を上に逃がす走りになってしまった点は割引き。後半はクビの角度がよくなり推進力が前に向いていたが…。最後まで顎をグッと引いた走りで、力みを感じる走り。上半身に硬さが見られる一方で、下半身の動きは柔らかでパワフル。特に球節の柔らかさは目をひく。四肢の可動域も広く、胸前の筋肉の発達も目立っている。評価は据え置いた。
1週前追い切りは美浦坂路での追い切り。最終追い切り同様、脚元パワフルも、上半身の動きは硬く力んだ走り。コーナーは逆手前で、終いにかけてアタマが高くなっていました。
レッドベルアーム 56.0 【A】
栗東芝単走。馬なり②
1/6(木)芝コースで軽く流す程度の最終追い切り。胸前から首元、そして股下に発汗が見られた点は気になったが、前脚の関節が柔らく動きしなやか。後肢の繋ぎをしっかりと返しキビキビと弾力性に富むフットワーク。走りに高い才能を感じる。発汗には目をつぶり高く評価したい。