2021年10月9日(土)に東京競馬場で行われる『サウジアラビアRC(G3)芝1600m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は7頭。追い切り動画で確認できた7頭の追い切り評価となります。
ウナギノボリ 55.0 【B】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを右手前で登坂。何度か手前を替えようとするも、なかなか手前が替えれなかった点は割引き。減速し始めたラスト100mでようやく手前を替えるも、そこからの再加速を見せることなく、ラスト1Fで0.8秒の失速。ただ体幹しっかりの安定したフットワークで、併せた相手に1馬身先着。マイナス評価にはしづらいも、高い評価も与えづらい。
ガトーフレーズ 54.0 【C】
美浦坂路併せ。G前強め。
荒々しい活気はあるものの走りがまだ幼い。手前替えが下手で、クビの動きにムダが多く雑な走り。走りがバラバラと印象は否めず、時計も遅い。併せた相手にはハナ差先着も評価できない。
ケッツァー 55.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑨
2頭併せの外。前を3馬身追走から、コーナーをゆったりと深く回ってくる。直線向いても相手はだいぶ前にいたと思うが、慌てることなく一完歩一完歩差を詰め、相手を射程に捕らえるとスッとギアが入り、ゴール前で測ったように1馬身先着という好内容。右手前に替わることなく走った点だけを割引くも、十分好調さ窺える内容。高く評価してみたい。
コマンドライン 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽追い③
2頭併せの内。相手は古馬3勝クラスのサトノラディウス。これを1馬身半追走し、直線で先に仕掛けて抜け出しを図る。一時はクビ差前に出るも、後から追った相手に差を詰められ、最後はアタマ差先着。ラスト1Fは11.5秒と優秀。相手が相手だけにやや見栄えは悪いものの、前脚を高くあげて前脚をしならせつつ、キレのある走りはできている。
スタニングローズ 54.0 【A】
栗東坂路併せ。馬なり。
アタマ高めも、脚元に力強さがあり推進力を前に伝える走り。迫力十分に走れているのだが、力みが少ない点も加点ポイント。時計は平凡も、完全馬なりで加速ラップを踏んで、内の相手にスッとクビ差先着。高く評価したい。
ステルナティーア 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり④
3頭併せの中。大きな馬ではないものの、綺麗なフォームで素軽い走りをする馬。手前の切替はスムーズでセンスの良さも感じる。軽く仕掛けた外の相手にクビ差交わされたが、これは古馬OP馬ダーリントンホール。前に出られたことに対して、慌てふためく様子もなく、最後まで綺麗な脚の回転を見せていた。ラスト1Fは11.5秒。これをラクラクと計時している点は評価したい。
ロードリライアブル 55.0 【B-】
栗東坂路併せ。馬なり。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。相手はラチ沿い。馬体を離したカタチ。ラスト1Fを切ってから手前を替えたが、顔を右に向けながらの勢いのない走り。中1週での臨戦過程で軽めとは言え、活気・迫力がモノ足りない。評価は割引いた。
ただ、開幕週の府中の馬場でこの脚質は魅力で、注意すべき1頭だとは思います。パドックは是非チェックしたいところです。
来週のG1を先取りしておこう
秋華賞(G1)
出走登録22頭中、追い切り動画で確認できた17頭の1週前追い切り評価となります。