2021年7月17日(土)に函館競馬場で行われる『函館2歳ステークス(G3)芝1200m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は11頭。追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価となります。
- イチローイチロー
- トーセンヴァンノ
- ラブミードール
木曜日以降、追い切り動画アップされるようなら記事に追記いたします。
カイカノキセキ 54.0 【B+】
札幌芝併せ。馬なり⑦
2頭併せの内。前を2馬身追走からコーナーをショートカット気味に入り直線へ。手前替えはスムーズ。そのまま綺麗なフォームで馬なりのまま併せた外の相手に1馬身先着という好内容。軽めの調整程度の内容であったとは思うが、終いの時計はしっかりしている。フォームが美しく、毛艶の良さも目立つ。プラスに評価してみたい。
カワキタレブリー 54.0 【B-】
函館W併せ。G前軽仕掛け。
2頭併せの内。前を1馬身追走からコーナーワークで追い付き、並んで直線へ。直線で仕掛けるも外の相手との追い比べとなり最後は抜きつ抜かれつで併入という内容。動きは相手のカゲに隠れてよく見えなかったが、少し硬めか…。クビと前脚が前に出ず動きの伸びやかさに欠く走り。時計も平凡で評価しづらい。
グランデ 54.0 【B】
札幌ダ併せ。G前軽仕掛け⑨
2頭併せの内。札幌の広いダートコースの深いところを2頭馬体を並べて入ってくる。直線仕掛けて、外の相手に1馬身半先着という内容。パワフルなフットワークで、動きも伸びやか。毛艶もよく調子良さそうに見え、評価は迷ったがもう一つピリッと来るものがなく評価は据え置いた。
ナムラリコリス 54.0 【A】
函館W併せ。馬なり。
2頭併せの外。前を2馬身追走から、相手の外を回して直線向いて並び掛ける。相手が懸命に追うも、馬なりのままラクラクと交わし去り、1馬身先着という好内容。とても柔らかな動きをする馬。コーナリング性能も高く、四肢の可動域も広い。クビを上手に使えており美しいフォームで走れている。高く評価したい。
フェズカズマ 54.0 【B】
函館芝併せ。G前仕掛け⑧
2頭併せの外。1馬身先行して直線へ。相手が並び掛けてくるのを待っていたが来ないため、鞍上が仕掛けるとグッと伸びて2馬身先着した。低い姿勢の重厚感あるフットワークで、仕掛けられてからの反応も上々。ただゴール近辺で手前をコロコロ替えた点が気になり評価を一つ下げた。
ポメランチェ 54.0 【B+】
函館W併せ。G前軽仕掛け。
2頭併せの内。前を1馬身追走。鞍上は手綱を抑え気味。コーナーワークで半馬身前に出ると、馬なりのまま半馬身キープしてフィニッシュ。小柄な馬で線の細さは気になるも、キビキビと四肢を大きく広げて走れている。胴の詰まった馬体で距離は合いそう。プラスに評価してみたい。
メリトクラシー 54.0 【B-】
函館W併せ。G前軽く促す。
2頭併せの内。1馬身追走からG前軽く促し併入という内容。動きがスローでキレはない。寧ろやや緩慢な動きとも言えようか。馬体も胴長で距離はもう少し長い方が良いように思える。評価は割引いた。
リトス 54.0 【B】
函館W併せ。馬なり。
3頭併せの中。内に先行し、外を追いかけるカタチだったが、コーナーワークでスッと抜けだす。アタマが上り推進力を上に逃がす完歩が見られるも、クビを使って活気十分の走り。内に半馬身、外に1馬身先着した。ただ、ゴールが近づくにつれて脚色鈍った点は見逃せない。評価は据え置いた。
出走が叶わなかった馬
トーセンサンダー 54.0 【B-】
函館W併せ。G前強め。
2頭併せの内。前を1馬身半追走から直線強めに追って半馬身先着という内容。馬格がありパワフルな動きであるものの、動きに伸びやかさがなく前捌きが硬め。またクビの使い方も上手くなく、推進力を上に逃がすフォームとなっている点は割引き。