2021年6月5日(土)に中京競馬場で行われる『鳴尾記念(G2)芝2000m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は13頭。追い切り動画で確認できた11 頭の追い切り評価となります。
- サトノソルタス
- ワイプディアーズ
アフリカンゴールド 56.0 【B-】
栗東CW単走。強め⑨
コーナー深く回り負荷をかける内容も、馬に覇気なく平凡な内容。直線半ばで鞍上がムチを抜く仕草に僅かに反応を見せるも、グンとくる感じは全くなく、追ってからも動きにも伸びやかさがなく、こじんまりとした動きであった。評価しづらい。
アメリカズカップ 56.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを走る相手との併せ馬。後肢が外を回るフォームは割引。ラスト1Fで仕掛けるも、同じように仕掛けた外の相手にクビ差遅れ。最後は顎が上がっていた。ゴールに向かって加速度合いをますラップを踏んだ内容ではあるものの、さしたる時計ではなく評価しづらい。
クラージュゲリエ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
終い重点の内容だったにも関わらず、顔がずっと右を向き、真っ直ぐ向けて走ることができない。これは割引。手前替えの安定性も欠き、フラフラとした走り。体幹が弱いのだろうか。何か芯のない走り。脚元の力感も薄く評価しづらい。
サンレイポケット 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
馬場の真ん中を登板。ラチ側を走る3勝クラスの相手を1馬身追走から、ラスト1F手前からステッキを2発入れ、終いのしっかり脚を伸ばして併入した。相手が威嚇するような走りで馬体を寄せて来るも、怯むことなく真っ直ぐ前を向き、集中して駆けた点は高く評価できる。全体時計52.5秒は平凡も、ラスト2F時計24.4-12.0秒は、しっかり評価しておきたい。
1週前はCWで好時計を出していました。動きに少し硬さは見られましたが、終いの伸びは十分です。
ショウナンバルディ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登板。キビキビとしたフットワークで脚元の力強さは感じるものの、クビが上手く使えておらず、終始アタマ高めの推進力損ねる走り。評価しづらい。
ヒンドゥタイムズ 56.0 【B+】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑥
鞍上は福永騎手。直線向いて手前を替える際、鞍上との呼吸が合わず、ややスムーズさを欠いてはいたが、手前が決まってからは、素晴らしい動き。脚の回転鋭く、活気十分に終いグンと伸びた。クビの角度が良く、四肢の可動域も十分。尾も綺麗に流れている。高く評価したい。
ブラヴァス 56.0 【B-】
栗東P単走。馬なり⑥
ポリトラックでの最終追い切り。キビキビとは動けているものの、動きに伸びやかさがなく、こじんまりとした走りの印象。最後に馬が自ら緩めたため、鞍上からお咎めの強烈なステッキをもらっていた。1週前と比べるとだいぶと良くなったが、まだ本調子手前か。評価は割り引いた。
1週前はコースで3頭併せ。内外の相手になす術なく置いて行かれていました。1週前は【C】評価です。
ブラストワンピース 57.0 【C】
美浦南W併せ。G前強め⑦
2頭併せの内。首筋に激しい発汗が見られ、終始力んだ走り。直線で相手と並んでから、めい一杯追うも、馬なりのままの相手に差を詰められる内容。伸びに鋭さがないというより、動きが重い。何とかアタマ差先着してはいたが…。評価できない。
追い切りからはキリたくなります。ただ能力は高い馬ですので、パドック気配はチェックした方が良いと思います。
ペプチドオーキッド 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
身体を大きく使い弾むようなフットワーク。集中して馬場の真ん中を駆け抜けた。調子は良さそう。時計は出しておらず、ここでの評価は据え置くも、妙に気になる一頭。当日のパドック気配に注意したい。
ペルシアンナイト 57.0 【A】
栗東CW単走。馬なり⑥
2頭併せの内。相手は軽く流していただけとは言え、4馬身追走から最後は5馬身突き放すド派手なパフォーマンス。抜け出した後も、鞍上がハミを取らせ、更にギアを上げて脚を伸ばした。上半身高めのフットワークも、前肢を上からから叩き付ける力強いフットワーク。四肢の可動域も広く滞空時間の長い走り。クビがもう少し前に出てくれば、よりバランスの良いフォームになるのだが…。ただ、それを考慮しても高評価したくなる。
Twitterのフォロワーさんから、「いつもペルシアンナイトは高評価ですね」と言われます。ただ、近走は良い動きしているので、仕方ありません。
ユニコーンライオン 56.0 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。残り3Fで綺麗に手前を替えると、懸命に追う相手を馬なりで圧倒し1馬身先着した。時計は強調できるものではないが、安定したフットワークで余力十分の内容。評価は据え置くも、人気がなさそうで、馬券は必ず押さえたい。