2021年4月11日(日)に阪神競馬場で行われる『桜花賞(G1)芝1600m(定量)』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は24頭。追い切り動画で確認できた21頭の追い切り評価となります。
- エトワールマタン
- エンスージアズム
- ホウオウイクセル
アールドヴィーヴル 55.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中に入ってくるも徐々に徐々に左(ラチ側)に斜行。左手前時に、右前脚の着地ポイントが内過ぎるためだろう。真っ直ぐ走れてない点は大幅割引なのだが、ゴールに向けて加速度を増すラップを踏めており、弾むようなフットワークで動きは柔らか。評価は据え置いた。
アカイトリノムスメ 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑤
2頭併せの内。2馬身追走から、コーナーワークで並びかける。直線で手前を替えるとジワっと伸びてクビ差先着。脚元の力感は薄いも、重心の低いバランスの取れた好フォームで走れている。
ヴァーチャリティ 55.0 【B-】
栗東CW単走。G前軽仕掛け⑧
終始舌を出し真面目に入っていない点は割引。直線向いても手前を替えなかったため、鞍上に強引に手前を替えられ左手前。鞍上に肩を叩かれ反応を促されるも反応せず、少し遅れて伸びた時は手前を戻しており、そこからの伸びも平凡。そこそこ活気はあるものの評価しづらい。
エイシンヒテン 55.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。外は同レースに出走予定のシゲルピンクルビー。華奢な馬体でピッチ走法。動きに伸びやかさがなく、チョコマカとした走り。一時は半馬身前に出るも、軽く仕掛けたシゲルピンクルビーにクビ差交わされてしまった。
エリザベスタワー 55.0 【B-】
栗東坂路単走。G前強め。
ラチ沿いを手前を替えることなく右手前1本で登坂。アタマが高く推進力を上に逃す走りになっていた点は割引。追ってからの反応も鈍く評価しづらい。
オパールムーン 55.0 【B-】
栗東CW併せ。G前一杯⑧
2頭併せの内。前を4馬身追走し、凄いスピードでコーナーに入ってくる。前を行く馬がラチ沿い一杯に回ったため、本馬も併せるべくコーナーを深く回る。直線半ばで脚が上がり、ムチでめい一杯追われるも外の相手に1馬身半遅れという内容。見栄えは悪いが、全体時計は出ており、しっかりと負荷をかけて来た印象。マイナス評価とするが、最終追い切りに期待したくなる内容でもある。
ククナ 55.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり④
2頭併せの内。1馬身追走から直線へ。ジワっと差を詰め、仕掛けた相手に対して、馬なりのままゴール前の10完歩だけで、スッと抜け出しクビ差先着。抜け出す際のギアチェンジ性能の高さを評価したい。
ゴールドチャリス 55.0 【B】
栗東CW単走。馬なり⑦
脚を鋭く回転させて走れており活気も十分。毛艶もピカピカで好調なのだろう。ただ、アタマの位置が高く、クビが前に出ておらず、勿体ない走り。やや胴の詰まった体型の馬で短い距離の方が合いそう。マイナスにはしたくない活気がある。最終追い切りで良くなることを期待したくなる一頭。
サトノレイナス 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け②
3頭併せの内。通ったコースを考えると時計面での過大な評価は禁物。ただ大きなフットワークで前脚を大きく前に投げ出し、動きが伸びやか。時計よりも動きを高く評価したい。
シゲルピンクルビー 55.0 【B+】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑥
2頭併せの外。内は同レースに出走予定のエイシンヒテン。馬体に厚みがあり重厚感たっぷりの力強いフットワーク。アタマが高く推進力を完全に前に伝えきれていないフォームは残念も、G前軽く仕掛けてスッとクビ差先着。ゴール後も伸び続けており余力も十分。高く評価したい。
ジネストラ 55.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑨
3頭併せの外。1馬身先行からコーナー深く回り直線へ。顔が終始左(ラチ側)を向いており、直線は逆手前。内は相手にならず、中にも1馬身先着もこれは相手が弱いだけ。動きは評価できない。
ストゥーティ 55.0 【B】
栗東CW併せ。馬なり⑧
2頭併せの内。コーナー深く回り直線向いて1馬身抜け出すも、ゴール前で差を詰められ最後は併入。ただこの馬自身、好フォームで伸びやかに動けており、相手が動けていた。評価は据え置くが、最終追い切りでも要注目の1頭だ。
ストライプ 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑧
2頭併せの内。大きなフットワークの馬。通ったコースを考えると全体時計はかなり優秀。まだ捌きに硬さは見られるも、荒々しいほどの活気があり気合い乗り十分。四本の肢でしっかり地面を蹴り前に推進する走りができている。終い少しバテたが、フォームの乱れは少なく加速ラップを維持した点も評価できる。プラスに評価してみたい。
スパークル 55.0 【B】
栗東CW併せ。G前一杯⑦
3頭併せの内。中を1馬身、外を3馬身追走し直線へ。一度は馬体が並び一杯に追うも、最後は中に1馬身半、外に半馬身の遅れ。遅れはしたものの、これは相手が強かった。クビが前に出ず、上半身の動きに硬さは見られるも、キビキビとした動きで脚元はしっかり。この馬自身も、終いはちゃんと伸びている。評価は据え置いた。
ソダシ 55.0 【A】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
表記は単走だが、実質は併せ馬。ラチ沿いを登坂も、前には他厩舎の馬が2頭。残り300mで馬場の真ん中に出し、残り200m過ぎてから軽く仕掛けると追う外の相手にクビ差先着。中は相手にならず3馬身は突き放したか。昨年に比べると馬体をスカッと見せ、シャープさが増した印象。重心は常に身体の真ん中にあり、前後の脚がキレイに前に出る素晴らしいフォーム。まだまだ余力感じる内容。人気でも高く評価したい。
ソングライン 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前強め⑧
3頭併せの中。内に1馬身半先行し、外を2馬身追走。3頭雁行のカタチから直線で馬体が並ぶ。追ってからのエンジンのかかりが遅く、クビの可動も狭いため、動きに伸びやかさがない。内に1馬身先着も、軽く仕掛けた外とは併入。評価しづらい。
ファインルージュ 55.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり④
2頭併せの内。馬場の内目を、外の相手を1馬身追走し直線へ。直線で一旦並ぶも外の相手にスッと前に出られてしまう。最後に何とか併入に持ち込んだが、相手に待ってもらった感あり。また、管が細く脚元が非力に映る。決して良い動きではないものの、悪いかというとそうでもない。評価は据え置いた。
ブルーバード 55.0 【B】
美浦坂路単走。G前一杯。
馬場の真ん中を登坂。全体時計はさして早くない中、ラスト1Fで0.9秒の失速も、大きなフットワークで体幹しっかりの好フォーム。マイナスにはしたくない動き。評価は据え置いた。
ミニーアイル 55.0 【C】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
全体時計は53.8秒と決して早くないものの、ラスト1Fで疲れを見せ、苦し紛れに手前を替える。手前を替えてからはアタマが、より高くなり、鞍上との呼吸も合わず、フォームが乱れる。ラスト1Fは13.0秒。大舞台を前に調整不足の感が否めない走り。
メイケイエール 55.0 【B+】
栗東CW単走。馬なり⑥
相変わらず気難しい面を見せており、手前替えの際、アタマを上げて嫌がる仕草。雑なフォームも脚の回転はスムーズで動きは柔らか。完成度は低いも、走りのバネ感は素晴らしい。折り合いがついてフォームが整えば、どれだけ凄い馬になるのだろうと妄想が膨らんでしまう。兎にも角にも、この馬に関しては「折り合い一つ」だろう。
ヨカヨカ 55.0 【B-】
栗東CW単走。一杯④
長めをめい一杯追って、どこまで持つかを試すような追い切り。結果は最後はバテバテに。明らかな脚色の衰えを見せていた。とは言え、道中に踏んだラップは優秀で、最終追い切りでどこまで仕上がってくるか楽しみになるような内容。期待したい。