2021年2月14日(日)に阪神競馬場で行われる『京都記念(G2)芝2200m(別定)』の1週前追い切り評価となります。
追い切り動画で確認できた7頭の追い切り評価となります。
サトノルークス 【B+】
栗東CW併せ。G前強め⑦
3頭併せの内。クビを大きく動かし活気は十分。ただ幾分アタマが高めで推進力を上に逃がす完歩あり。四肢の可動域は狭めも、脚の回転は鋭く四肢の連動性は高い。しっかり地面を掴んで走れており、強い前への推進力はある。馬体のハリ艶も良い。稍重馬場で通ったコースを考えると好時計。併せた中外の相手を3.4馬身突き放した。まだ少し太目残しにも見え、最終追い切りでもしっかり追ってきそう。どのような動きをみせてくれるか楽しみにしておきたい。
ジナンボー 【B-】
美浦南W併せ。G前強め④
2頭併せの内。前を3馬身追走から内目を回り先に仕掛けて半馬身前に出るも、軽く仕掛けた外の相手に一瞬で抜き返され、最後は2馬身以上突き放されてしまった。コーナーから直線にかけ手前を替えることなく左手前で走っており、相手に交わされた後右手前に替わるも、そこからの伸びは全くなかった。キビキビとは動けているものの脚元の力強さを欠く内容。評価しづらい。
併せた相手は誰だろうか?堀厩舎の馬。首筋に若干の発汗は見られたが、仕掛けてからの反応が抜群で、動きは伸びやか。こちらの方が良い動きをしていた。後で分かれば追記いたします。
センテリュオ 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。全体時計は54.6秒で1週前は軽めの内容。本追い切りは最終追い切りだろう。左前脚は真っ直ぐ前に出ているのだが、右前脚が外に向かって出ているフォームは割り引き。このフォームだと左手前の方が走りやすそうな気がする。ラスト1F手前でその左手前に替わったが、ラチを頼るように軽く左に斜行した点は割り引き。クビの可動が狭く身体全身を使って走ることができていない。評価は割り引きたい。
キャロットクラブの馬でありここが恐らく引退レース。有終の美を飾って欲しいですが、個人的な感情は排除したいと思います。
ダンスディライト 【B】
栗東CW併せ。一杯⑧
2頭併せの内。この馬は左手前が苦手か。左前脚の出が悪い。直線でも右手前に戻そうとする仕草を見せるも、上手く替わらず。最後の最後で右手前に戻していた。このせいもあり動きに伸びやかさはない。また鞍上が肩を叩くも反応なく、強引にハミをとらせてからの伸び。動きだけ見ると評価しづらい。ただ、併せた相手を5.6馬身千切っており、この日の馬場(重馬場)と通ったコースを考えると時計は優秀。最終追い切りを見た上での判断という意味も込め評価は据え置いた。
道中踏んだラップもチグハグで、全体時計にはだまされたくはないというのが正直なところ。これでも精一杯の評価です。
ダンビュライト 【B】
栗東坂路併せ。馬なり。
いつものごとくサンライズノヴァとの併せ馬。顔を右に向け走っており何やら苦しそう。ラチ沿いを走る相手に対して余力という点では見劣る内容。全体時計は良いのだが、ラスト1Fで0.2秒の失速。ここではマイナス評価するが、最後にスッとハナ差先着した勝負根性は評価したい。仕上がり途上かも知れない。
ラヴズオンリーユー 【B+】
栗東CW併せ。G前軽仕掛け⑧
2併せの内。青帽子で鞍上は恐らく初タッグを組むこととなる川田騎手。1馬身追走から馬なりのまま楽々と外の相手の1馬身前に出る。そこから仕掛けられると脚色強めて3馬身以上先着した。少し大袈裟な表現かもだが、クビが伸びた際、クビと背中が一直線になるようなフォームで推進力を損ねない走り。トモの動きもしなやかで力強い。また時計もこの日の稍重馬場を考えるとかなり優秀。最後に手前を戻した点は少し気になったが、大きなマイナスにはならないレベル。軽く仕掛けたとは言え、余力十分の内容。最終追い切りは軽めの内容になることも想定される。評価しておきたい。
ワグネリアン 【A】
栗東P単走。馬なり。
この日はCWは重馬場。良馬場で走らせたかったのだろうか本馬はポリトラック馬場での追い切り。以前はピッチ走法気味に走る馬だったが、走法が少し変わった印象。トモの弾力性が増し滞空時間長めの走法となっている。身体全身を使ってバランスの良い走りができている。尾の流れ方もキレイだ。ポリトラック馬場での追い切りとは言え、高く評価したい。