2020年12月13日(日)に中山競馬場で行われる『カペラS(G3)ダ1200m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走16頭中、追い切り動画で確認できた12頭追い切り評価となります。
- イダペガサス
- サイタスリーレッド
- スズカコーズライン
- デュープロセス
サブノジュニア 59.0 【B】
小林ダ単走。馬なり④
コーナー回って直線序盤までは、顔を左に向けながらの走りでピリッとした感じはなかったが、直線で手前を替えてからはまっすぐ前を向きバランスの良い走り。好時計も時計の出やすい馬場状態であり過大評価は禁物。
シュウジ 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前一杯。
馬場の真ん中ややラチ沿いを登坂。活気十分に登坂も、顔が終始植え込み側を走る相手を威嚇するように右に向けて走っていた点は大きく割引。これでは鞍上がまともに追えない。鞍上が左の尻ムチ一発入れるも顔の向きは改善されず。最後はバテてラストの数完歩でクビ差遅れた。ラスト1Fで0.6秒失速しており評価しづらい。
ジャスティン 58.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ピッチ走法の馬。キビキビと馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。前脚の着地ポイントが近く下手をすれば左右の前脚がクロスしてるのではと思うほど。ただ活気は十分でチップを蹴り上げる量からも力強く走れている。全体時計は平凡も踏んだラップは優秀。問題は時折りアタマが高くなり推進力を上に逃す走りになっていた点。評価は据え置いた。
ジョーカナチャン 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を軽く流しただけの内容。評価不能の【D】でも良かったが、鶴クビ気味に集中して走れておりフォームも安定。毛艶も良く調子は悪くなさそう。この評価とした。
ダイメイフジ 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中ややラチ沿いを登坂。ラチ沿いを走る相手との併せ馬だったのだろうか。相手の鞍上が「まだか、まだか」と振り返る仕草。序盤はキビキビ走れていたが、ラスト1Fで完全に脚が上がりラスト1Fは0.4秒の失速。バテてからはアタマが上がった点も割引。評価できない。
ダンシングプリンス 56.0 【A】
美浦坂路単走。馬なり。
美浦の坂路で左回りではあったが、コーナーでのスピード性能は極めて高い。手前の切替が上手く、両手前で同じように走れており、右回りでもコーナーでのスピード性能が高いことが想像できる。前後の脚を真っ直ぐ前に出す走法でストライドも適度に大きく、兎に角フォームが美しく力強い。時計も50.5秒。ラスト2F時計は驚きの23.3-12.0秒。ラスト1Fで0.7秒失速しているも、最後まで馬なりで苦しさを見せていなかった。テンから飛ばしてそのまま押し切れることが想像できる文句なしの動き。高く評価しておきたい。
テーオージーニアス 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ沿いを登坂。前半軽めに流して、ゴールに向かってグングン加速度合いを増す内容。踏んだ区間ラップ0.8→1.2→1.5秒でラスト1F 11.9秒は極めて優秀だ。ギアが入ってからの脚の回転は鋭く、活気も十分。後ろからズドンと差してくるならこの馬だろうと思わせる動き。前脚の着地ポイントが近く軽いダートの方が合いそうな馬ではある。
当日の馬場状態をチェックできるならした上での判断でも良いかも知れません。
ノーフィアー 56.0 【C】
美浦南W併せ。G前強め⑤
2頭併せの外。直線入口で併走から、直線半ばで馬なりの相手にジワっと遅れを取り出す。鞍上が強く肩を叩き気合いを付けるも反応せず。馬なりの相手に1馬身半遅れた。四肢の可動域は狭く、走りの力感も薄い。何より闘争心に欠ける。評価できない。
ヒロシゲゴールド 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中やや植え込み側を登坂。最初は単走かと思うほどだいぶ前の馬を追走していた。アタマは少し高めもクビを大きく動かし活気十分。ラスト100m地点でまだ1馬身前に相手がいたが、そこから仕掛けられるとグンと差を縮めるもクビ差届かずという内容。全体時計52.5秒。ラスト2F時計24.3-11.9秒も優秀。高く評価したい。
フォーテ 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中を登坂。右前脚が外を回るフォームは割引。走法から決してキレるタイプではなくパワー型。クビをほとんど使えておらず、脚の回転もスロー。評価しづらい。
レッドルゼル 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前軽く促す。
馬場の真ん中を登坂。序盤、アタマを振り何かに嫌がる仕草。気の悪いところを見せ走りのリズムが崩れる。ラスト1Fあたりで、1馬身後から追ってきた他厩舎の馬と併さる形になり、馬なりのまま対抗するも勢いついた相手にハナ差遅れた。とは言え、この馬自身、馬なりでしっかりとした加速ラップ。ラスト1Fの動きは身体全体を使ってパワフルに動けており悪くない。評価は据え置いた。
ロンドンテソーロ 56.0 【B+】
美浦坂路単走。G前仕掛ける。
馬場の真ん中を登坂。併せ馬だったのだろうか?ラスト1Fで鞍上が後ろを振り返り、相手が来ないのを確認し、「来ぬなら行こうか」という感じで仕掛けるとグングン伸びた。前脚を大きく前に投げ出す走法で、前脚の蹄が大きいこともあり地面をしっかり掴んでパワフルに動けている。馬場の真ん中を走ったとは言え、時計とラップも優秀。コーナーが逆手前だった分だけを割引いたが、十分プラスの内容。