《2020》京阪杯【最終追い切り】調教

2020 京阪杯 追い切り 調教評価
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2020年11月29日(日)に阪神競馬場で行われる『京阪杯(G3)芝1200m(別定)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。

以下の馬については、追い切り動画がありませんでした。

  • ジョイフル
目次

アンヴァル 54.0 【B】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

馬場の真ん中を登坂。アタマの位置が安定せず、時折アタマが走りの中心軸から右に出るフォームは割り引き。前脚の着地ポイントが近く、手前を替えた際バランスを崩した点も割り引きとマイナス要素は多いのだが、全体時計52.5秒のラスト2F時計24.8-12.3秒は優秀。このバタバタしたフォームでこの時計が出せるのだから脚力は相当なもの。動きはマイナスも、能力面と状態面を評価し、全体評価は据え置いた。

カレンモエ 54.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

左手前での走りが得意な馬。左手前時の走りは本当に素晴らしくフォームを見るだけで走る馬だなと分かるほど。1週前追い切り、最終追い切りと速い時計でしっかりと纏めており、状態面においては間違いなく好調だろう。フォームに力みがなく、これだけの時計が出せるのは能力が高い証拠だ。フォームの良さもその能力を引き出しているのかも知れない。惜しむらくは、手前の替え方。これが下手だった分を割り引いた。

クライムメジャー 56.0 【B】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

終始アタマが高めの走り。ただチップを蹴り上げる量からも脚元の力強さは十分。毛艶はピカピカで状態は悪くなさそう。ラスト1Fで肩をポンと叩き仕掛けるとラスト1Fは12.2秒。フォームは評価できないも、脚元の力強さを評価し、全体評価は据え置いた。

シヴァージ 56.0 【B】

栗東CW単走。G前強め⑦

軽めの内容も、重厚感たっぷりの安定したフォームで推進力ある走り。ただ、まだ動きが重たそうに見え、全体的に動きがスロー。この一追いでどこまで。当日パドック気配はチェックしたい。

ジョーアラビカ 56.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

ラスト1Fで鞍上が右肩をポンとたたき合図を送った際、馬もそれに呼応し、手前を替えようとしたが、上手く手前を替えられず、そのまま右手前1本で登坂した点を割り引いた。

ジョーカナチャン 54.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

アタマの位置は少し高めもバランスの良い好フォーム。ラスト150mで手前を替えて加速ラップを維持した。終い重点の軽めの内容で、この評価としたが状態は良さそう。

タイセイアベニール 56.0 【B】

栗東坂路単走。G前一杯。

アタマが高いフォームはいつものこと。ラスト1Fから鞍上が強めの尻ムチを1発入れると、それに反応して伸びるも手前を替えることなく伸びる。残り100mで鞍上がもう一度肩ステッキを入れるとようやく手前を替えた。伸びてからの四肢の可動域は大きかったため、評価は据え置いた。

トゥラヴェスーラ 56.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

軽めの内容も各区間ラップを1秒近く伸びていき、ラスト2Fは25.2-12.1秒。完全馬なりで、馬自らこのラップが踏めている余力十分の内容。ピッチ走法ということもありストライドは狭め。推進力が上に逃げる完歩も数完歩見られたが、トータルで見ればアタマを低い位置に保ち走れている。活気がもう少し出てくれば…。

ビリーバー 54.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑥

2頭併せの内。1馬身先行した状態からコーナーをショートカット気味に入り、追う外の相手に1馬身半先着という内容。ただこれは相手も動けていない。序盤はアタマを引く動作が大きく推進力を上に逃がす完歩が多くみられたものの、後半は後肢で地面を押し出すようにしっかり走れていた。とは言え、終いにかけて失速するラップとなっており、ラスト1F 13.2秒。活気も薄く評価しづらい。

フィアーノロマーノ 57.0 【A】

栗東坂路単走。G前軽仕掛け。

ラスト2Fでカチっと手前を替え、埒沿いを活気十分に登坂。前脚の着地ポイントの近い馬だが、体幹がしっかりしており、真っ直ぐ走れている点は高く評価できる。大きなフットワークで脚元の力強さも十分。終始低い姿勢を保ち、綺麗な加速ラップを踏んで登坂した。高く評価したい。

プリモシーン 56.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり④

相手の真後ろに付け、1馬身半追走。直線はやや掛かり気味。鞍上は終始手綱を抑えていた。ラスト1Fで相手の外に出すと、アッと言う間に相手を交わし去り1馬身先着した。抜け出す時の一瞬の脚は評価できるも、終始力んで走っており高い評価はしづらい。

ラブカンプー 56.0 【C】

栗東坂路併せ。G前強め。

単走で追い切ることの多い馬が今回は併せ馬。馬場の真ん中やや埒沿いを走り、併せた相手を3馬身以上突き放す内容ではあったが、相手は全く動けていない。この馬に先着させるために併せた相手のように思える。この着差については参考外で良いだろう。ラスト1Fから強めに仕掛け、何度も手前を替えさせようとするも、最後までに変わらず。右手前1本で登坂した点は割り引き。それもありラスト1Fは強めにおって0.2秒失速の12.6秒。全体時計はまとめてきたが評価できない。

リバティハイツ 55.0 【B+】

栗東坂路単走。馬なり。

前後の脚が綺麗に真っ直ぐに出る好フォーム。クビを使って推進力ある走りが出来ている。全体時計54.6秒と軽めの内容も、ラスト2F時計は24.6-11.9秒。終いにかけて安定したフォームで駆けた点を高く評価したい。

レッドアンシェル 57.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

全体時計55.1-12.8秒の軽めの内容。鞍上も手綱を抑え気味。負荷をかけ過ぎないようにしたいという意図が感じられる内容。馬は走りたがっていたのか、終始顔を右に向けて走っていた点は割り引きも、馬体の張り艶よく脚元は力強い。マイナス評価にはしづらく据え置いた。

ロードアクア 56.0 【D】

栗東坂路単走。馬なり。

植え込み側を単走で登坂。全体時計は58.9秒と軽すぎる内容であったため、評価不能の【D】としたが、脚長の馬体で柔らかなフットワーク。調子は悪くなさそうに思える。当日のパドック気配をチェックしたい。

【D】評価は内容が軽すぎるために評価ができない評価不能の意味合い。決して動きが悪いということではありません。

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