追い切り評価の結果はいかに?
jamie、新潟最終週のハンデ戦。荒れ要素満載のレースにおける追い切り評価結果はどうやった?
オッズも割れてたように、どの馬にもチャンスがあったね。追い切り評価は16頭につけて、【A】評価1頭、【B+】評価4頭だったよ。
【A】評価馬は複勝最低人気の馬やったんやね。
この馬を敢然と高評価できるのが追い切り評価の良いところでもあるかな。いやぁ、来て欲しかったなぁ。
過去形…。来んかったんやな…。
…。あっ、でもB+の2頭は来ましたから~!人気馬やけど。
もう一言付け加えるなら、人気のワーケア、カデナ、サトノダムセル、サトノガーネットあたりはバシッと消【B-】評価を付けて見事に馬券外に飛んでくれたことも個人的には良くやった!と思ってるよ。
自己満やな…。
何とでも言ってくれ…。
着順 | 馬名 | 評価 | 人気 |
---|---|---|---|
1 | ブラヴァス | B+ | 2 |
2 | ジナンボー | B+ | 3 |
3 | サンレイポケット | B | 5 |
4 | サトノガーネット | B- | 8 |
5 | サトノダムゼル | C | 7 |
6 | カデナ | B- | 6 |
7 | ピースワンパラディ | B+ | 4 |
8 | ウインガナドル | B | 12 |
9 | ゴールドギア | B | 10 |
10 | ワーケア | B- | 1 |
11 | リープフラウミルヒ | B- | 15 |
12 | アイスストーム | B+ | 13 |
13 | サトノクロニクル | ー | 14 |
14 | アールスター | ー | 11 |
15 | インビジブルレイズ | A | 16 |
16 | アイスバブル | B- | 9 |
17 | メートルダール | B | 17 |
18 | プレシャスブルー | C | 18 |
レース回顧
勝ち時計1:59.9秒はかなり遅い。過去10年の平均よりも2秒近く遅い。
ペースは前半1000mが61.9秒。後半1000mが58.0秒。前後半差が2.0秒もある後傾ラップ(スローペース)でレースが行われた。
道中13秒台のラップも入るほど…。コーナーでグッ~とスピードが緩み、直線に入ってからの瞬発力勝負となった。
上り3F時計最速はサトノガーネットの31.9秒。その他、上り3F時計32秒台を出した馬が5頭もいた。
上り時計の早い順に列挙すると
1位(31.9) サトノガーネット 4着
2位(32.3) カデナ 6着
3位(32.4) サンレイポケット 3着
4位(32.6) ブラヴァス 1着
5位(32.7) ゴールドギア 9着
6位(32.9) ピースワンパラディ 7着
7位(33.1) ジナンボー 2着
いかに瞬発力勝負のレースとは言え、必ずしも上り時計が早い馬が勝つ訳でもない。4角までのポジション取り、直線でいかに真っ直ぐ走れるかが大きなポイントとなることが分かる。
1着 ブラヴァスについて
最序盤、福永騎手は内に切れ込み馬群の中へ。恐らく若干かかり気味で前に壁を作りたかったのだろう。
ただ遅いペースで、この馬のスピードを制御できず、前に壁を作ることができず、手綱を引きながら上がっていくことに。
4角時点で、前から3列目の外。前から数えると9番目。そこから外に出し一番馬場の切れなところに入って、残り400mから追い出しを開始。
残り400mの勝負どころで、前を走るサトノダムゼルが進路に入ってきたため、追い出しのタイミングが僅かに遅れた。(結果これが良かったのかも知れない。)
上り4位の脚も、序盤のポジション取り、勝負どころで1呼吸おけたこと、最後の1Fを真っ直ぐ走れたことがアタマ差の勝利につながった。
福永騎手も勝利ジョッキーインタビューで、このように言っていた。
手応えは良かったのですが、まだ体が前と後ろで噛み合っていない感じで、乗っていてあまり気持ちの良い感じではありませんでした。(以降、省略)
netkeiba.com【新潟記念レース後コメント】より
決してレースレベルは高くないものの、序盤かかり気味で最後にこの脚を出せるのは能力が高い証拠。
まだ4歳、これからの飛躍に期待したい。
2着 ジナンボーについて
色々議論があるとは思うが、筆者はデムーロが向正面の直線半ばから内を選択したのは、勝ちに行く姿勢を見せたものであり評価したい。
確かにパトロールビデオを見ると、3角に入るまでは内1頭分の馬場は綺麗な状態で残っていた。プレッシャーなく、1頭で進むには良いコースだったのではないだろうか。
3番人気という人気馬でこの騎乗をできるのが外国人騎手であり、日本騎手の中にもデムーロより先に動き内1頭分を確保する騎乗ができる騎手が出てきて欲しいと、競馬ファンの1人として切実に願っている。
個人的には、本命としていた1枠1番のインビジブルレイズ(北村宏)に、このトライする騎乗をして欲しかった。
この馬の上り3F時計は7位の33.1秒。これで2着に残れるのだから、ポジション取り・コース取りがいかに重要なレースだったかが分かる。
勿体なかったのがラスト1F。最後にアタマ差交わされたのは、ラスト1Fで若干斜めに走った分ではないだろうか。
3着 サンレイポケットについて
3角では勝ち馬の1馬身後ろの位置。
終始勝ち馬を見ながらの競馬で、上り4位で32.6秒のブラヴァスを、0.2秒上回る32.4秒の脚を繰り出すも、1着のブラヴァスに半馬身差まで迫るも届かずの3着。
机上の計算だと届いてもおかしくないのだが、脚の使いどころが悪かったか。ラスト1Fは左手前で走っていたが、最後の100mきったあたりで疲れて右手前に替えた分、僅かに減速しブラヴァスに届かなかった。
能力の高い馬。今後も瞬発力勝負のレースでは見せ場を作ってくれそう。注目しておきたい。