《2021》アルゼンチン共和国杯【最終追い切り】調教評価

アルゼンチン共和国杯 追い切り 調教評価
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2021年11月7日(日)に東京競馬場で行われる『アルゼンチン共和国杯(G2)芝2500m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。

出走馬は15頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。

以下の馬については、追い切り動画がありませんでした。

  • オウケンムーン
目次

アイアンバローズ   54.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを登坂。アタマの振り方が悪く推進力を上に逃がす走りになっている点は割引き。ただ、それでいて馬なりで加速ラップが踏めており、脚力は相当強いのだろう。評価は割引いた。

アイスバブル     55.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑦

2頭併せの内。綺麗なフォームで追う相手を尻目にラクラクと1馬身先着。安定した好フォームで走れている点は評価したい。

アドマイヤアルバ   53.0 【B+】

美浦坂路単走。馬なり。

1週前にビシッと追って最終追い切りは坂路で軽めの調整。馬場の真ん中に入り、直線向いてカチッと手前を替えると、体幹しっかりに真一文字に真っ直ぐ駆けあがった。最終追い切り時の時計は気にしなくてよいだろう。高く評価したい。

jamie

この馬は1週前追い切りの映像もありました。美浦南Wで、内目を回ったとは言え、5F時計が62.9-11.8秒という破格の好時計。併せた相手をもろともせず、突き放す好内容でした。状態はかなり良く映ります。恐らく人気の出ない1頭で、ハンデ53㎏も魅力。必ず買いたい馬の1頭です。

アンティシペイト   55.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり④

3頭併せの中。内に1馬身半先行し、外を1馬身追走から直線へ。内外の2頭がやや力みながらの走りに対し、本馬は落ち着いて走れており、追えばいつでも交わせる構え。3頭とも最後まで馬なりのままであったが、ゴール前でスッとクビ差先着。通ったコースはやや内目とは言え時計も上々。状態は良さそうだ。

jamie

国枝厩舎はボスジラ、オウケンムーンとの3頭だし。水曜日時点でオウケンムーンの追い切り映像はありませんでしたが、ボスジラとの比較で言うと、本馬の方に魅力を感じます。

オーソリティ     57.5 【B-】

美浦南W併せ。G前軽仕掛け②

3頭併せの内。コーナーで頭をあげて入れ込み気味。直線向いて鞍上が大きなアクションで手前替えを扶助するも、馬はそれに応じず。外の2頭に前に出られそうになってから、馬自ら右手前に替わるも追ったように伸びていかない。最後は軽く仕掛けて何とか併入という内容。評価しづらい。

ゴースト       54.0 【B+】

栗東CW単走。馬なり⑤

全体時計は遅く、ゆったりと馬場の真ん中を回ってくる。ただ素晴らしいフットワーク。沈み込むように重心を低く保ち、身体全体を使った好フォーム。直線での手前替えも美しく、後肢を深く前に送り出し、しっかり地面を捉える走ることができている。見るからに調子が良さそう。高く評価したい。

サトノソルタス    55.0 【C】

美浦南W併せ。G前軽く促す⑦

2頭併せの外。1馬身先行からコーナーを回ってくるも動きに伸びやかさなく、元気のない走り。コーナーワークで内の相手に差を詰められ馬体が併さってから、軽く促すも馬なりの内の相手に手応え劣勢。最後は僅かに遅れたか。動きに覇気なく元気のない走り。評価はできない。

ディアマンミノル   54.0 【A】

栗東CW併せ。G前一杯⑧

2頭併せの外。余力十分だったのだろう。内目を回る相手に対して、コーナー深く回ってくる。前脚を高々と上げ、トビの大きいダイナミックな走り。兎にも角にも活気は十分。少しオーバーアクション過ぎるくらいだ。直線向いて1馬身差まで迫ったところで、鞍上からの強烈な尻ムチ。馬はそれに呼応してしっかりと伸びていた。その後も強烈な尻ムチが等間隔に合計4発入り、併せた相手を3馬身は突き放しただろうか。四肢の可動域広く、身体全身を使って伸びやかに動けている。高く評価したい。

jamie

そこまで追いますか?というくらい激しい追い切りで陣営のここに賭ける意気込みが伝わってきます。

トーセンカンビーナ  55.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑦

3頭併せの内。外を2馬身、中を1馬身追走からコーナーワークを利して直線で並び掛ける。余力十分の外の相手に半馬身前に出られてから最後までしっかり乗られてゴール地点では併入に持ち込み、ゴールを過ぎてからは少し前に出ていた。外の2頭の馬格が目立っていたこともありが、馬体が少し小さく見え、元気なく映る。評価は割引いた。

フライライクバード  55.0 【A】

栗東CW単走。馬なり⑦

完歩はそれほど大きくない馬だが、弾むようなフットワークで滞空時間のある走り。クビを上手に使って前への推進力を産みだし、後肢の可動の滑らかさがそれをサポートしている。センス溢れる走りで、これを一切の力みなくできている点は高く評価できる。折り合いの良さも目立っており、力の出せる仕上がり。高く評価したい。

jamie

1週前は同じく栗東CWで併せ馬。しっかり追って、動けている外の相手に半馬身先着という内容でした。幾分重さは見られましたが、最終追い切りではその重さが解消されているように思えます。綺麗に仕上がった印象です。

ボスジラ       56.0 【B-】

美浦坂路併せ。G前追う。

2頭併せの内。外は古馬2勝クラスのサトノワールド。これを追走から直線並び掛けてG前追うも、クビ差遅れという内容。脚元の力感十分も、上半身はやや上ずった走りとなっており、脚元も少しせわしない。評価は割引いた。

jamie

1週前は天皇賞・秋に出走したカレンブーケドールとの併せ馬で併入していましたが、走りの内容に大きな変化はありません。

マイネルウィルトス  56.0 【B】

栗東CW併せ。馬なり⑦

2頭併せの内。外を大きく回す相手に対し、馬場の7分どころに入り直線へ。完歩はそれほど広くないものの、安定したフットワークで集中した走り。後ろから外の相手が迫ると脚色を強めて、2馬身ほど突き放しただろうか。時計も上々。プラスにするか迷った一頭ではあったが評価は据え置いた。

レクセランス     54.0 【B-】

栗東坂路単走。馬なり。

ラチ沿いを登坂。この馬にして、クビを激しく振って活気ある走り。ただ走りに余裕はなく、何か忙しく走っている印象。これで時計が出ていれば良いのだが、全体時計55.1秒。ラスト2F時計は24.9-12.3秒だ。重心高めの走法とは言え、この馬はいつもこうであるため仕方ない。さして悪くもないのだが、相対的にはこの評価となる。

ロードマイウェイ   56.0 【B】

栗東坂路単走。馬なり。

クビをほとんど使わない突っ立ったフォームであった点は割引きなのだが、それでもマイナスとしなかったのは脚元の力感。淡々とした走りではあったが、完全馬なりの余力十分の内容で、何か追えば弾けそうな雰囲気はあった。パドックで拾う可能性も視野に入れ、評価は据え置いた。

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