《2021》京王杯2歳ステークス【最終追い切り】調教評価

2021年11月6日（土）に東京競馬場で行われる『京王杯2歳S（G3）芝1400m』の最終追い切り評価となります。

出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた12頭の追い切り評価となります。

ヴィアドロローサ　　　55.0 【A】

美浦南W単走。馬なり⑦

ハロー明けの綺麗な馬場の7分どころを、顎をひいた前傾姿勢の好フォームで駆けてくる。手前替えは美しく、リラックスした中に集中した走り。1週前に早い時計を出し、ここは調整程度であったのだろうが、素晴らしい仕上げ。高く評価したい。

キングエルメス　　　　55.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

アタマが高く、クビの可動が小さいフォームは割引き。顔も少し右に傾ける癖があるようだ。G前鞍上が合図を送るもさしたる反応をみせず、3/4馬身遅れ、この馬自身はソコソコの時計で走れていはいるのだが…。評価は割引いた。

コラリン　　　　　　　54.0 【B】

美浦南W併せ。馬なり③

3頭併せの中。コーナーを3頭馬体をビッシリ並べて入ってくる。鞍上は終始手綱は絞り気味。直線でも終始馬体を並べた状態から、全てを出し切らない余裕をみせて併入。脚元はパワフルで地面をしっかりとらえて走れている。トモの厚みも十分。評価は据え置いた。

シゲルファンノユメ　　55.0 【B+】

美浦南W併せ。馬なり⑥

3頭併せの中。外の2頭を1馬身追走しながらコーナーを回ってくる。直線向いて手前を替えると、大きく伸びやかな動きを見せ、余力十分に外の2頭に先着。外の2頭は懸命に追っており、いかにこの馬がラクに早い時計を出していたかを物語る。高く評価したい。

ジャスパークローネ　　55.0 【B+】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

ラチ沿いを登坂。表記は単走であったが、実質は前を2馬身追走しての併せ馬。前脚をムチのようにしならせる独特のフットワーク。クビも前に突き出すことで推進力も十分の走り。活気も十分。前を走る馬をラスト1Fあたりで捕らえると、その後は2馬身突き放す走り。相手を交わし去った後は少し気が抜けたか、手前をコロコロ替え0.3秒失速はしていたが、全体時計51.2秒、ラスト2F時計24.1-12.2秒は優秀。高く評価したい。

スズカコテキタイ　　　55.0 【C】

美浦坂路単走。馬なり。

頭を右前脚の上に乗せて走る癖があるのか…。手前を替えるまではそれでも良かったが、直線向いて右手前替わってからもそのフォームが変わらなかった点は大きく割引。動きはスローで時計も遅い。評価できない。

セルバーグ　　　　　　55.0 【B-】

栗東坂路併せ。G前仕掛け。

ラチ沿いを登坂。相手の真後ろにつけ、途中から馬場の真ん中に出して相手を交わそうとする内容。馬場の真ん中に出した際、右側に斜行し、他の馬にぶつかりそうになり鞍上が懸命に重心を左に寄せ補正する走り。馬も当然フォームが乱れ、併せた相手に3/4馬身遅れ。評価しづらい。

トウシンマカオ　　　　55.0 【B】

美浦坂路併せ。馬なり。

前を大きく追走し、馬場の真ん中に入ってくる。外の相手を意識し過ぎて、右に斜行気味に走った点は割引き。手前を替えることなく右手前1本での走りも割引だが、終始キビキビとした走りで活気も十分。綺麗な加速ラップを踏んで、ラスト2F時計24.4-12.1は優秀。評価は据え置いた。

ファンデル　　　　　　54.0 【C】

栗東坂路単走。G前仕掛け。

馬場の真ん中ややラチ側を登坂。全体時計は51.6秒と早く、テンから飛ばしてどこまでという内容。ラスト300mでタイミングよく手前を替えたまでは良かったが、そこからが案外の走り。明らかな疲れを見せ、ゴールに向かうに連れ失速。ラスト1Fは鞍上に鼓舞されるも13.5秒。評価できない。

ベルウッドブラボー　　55.0 【A】

美浦南W併せ。馬なり⑧

2頭併せの外。コーナー終わりかけからの映像。直線向いて内の相手は1馬身前。内で懸命に追う相手を尻目に馬なりのまま余裕綽綽に、スッとクビ差先着。四肢の可動域広く、クビを大きく使うダイナミックなフォーム。力みむことなくこの走りができている。絶好調だろう。高く評価したい。

ラブリイユアアイズ　　54.0 【B-】

美浦南W併せ。馬なり⑧

2頭併せの外。1馬身前を先行し、直線向いて内の相手に並び掛ける。クビの振り幅が一定とならず上半身の動きは硬め。一方で下半身の脚の回転は滑らかで大きなフットワークで走れている。ただ舌がハミを越しており、終始舌を出しながらの走りとなっていた点は割引き。最後はアタマ差先着したか。評価は割引いた。

レッツリブオン　　　　55.0 【B】

美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑦

2頭併せの外。前を2馬身追走し直線へ。コーナーでは相手の内側を走っていたように思えたが手応えが良かったのだろう。直線では相手の外に出す。直線では一時は相手に前に出られるも、鞍上が軽く促すとギアを入れてスッと併入。ギアが入ってからの走りは、大きなフットワークで伸びやか。仕掛けてからの反応の良さと勝負根性は評価したい。

登録するも回避した馬

アイムファイン　　　　54.0 【B】

美浦坂路併せ。馬なり。

少し線は細く映るもキビキビとした走り。1馬身追走からスッとクビ差先着。評価は据え置いた。

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