2021年11月7日(日)に阪神競馬場で行われる『みやこS(G3)ダ1800m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- アンセッドヴァウ
- ロードゴラッソ
アシャカトブ 56.0 【B】
美浦坂路併せ。馬なり。
カチッと手前を替えてリラックスしながらも集中して駆けた。ゴール前で併せた相手に1馬身スッと先着。
アナザートゥルース 57.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの外。1馬身先行し直線へ。この馬らしい脚の回転滑らかな大きなフットワークで走れているものの、上半身は上ずった走りで、仕掛けてからの反応が悪く終いの伸びが物足りない。相手とは併入するも、手応えは相手に見劣る内容。これは直線向いた直後に、躓いたことが影響しているかも知れない。プラス評価は付けられないが、動きの質はやはり上位。当日のパドック気配は注視したい。
ヴェンジェンス 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の真ん中ややラチ側を登坂。後肢が外を回るフォームで、身体の軸が安定しない走りであった点は割引。右手前で引っ張り、鞍上の扶助を受けないと手前替えできなかった点も割引。評価しづらい。
エクスパートラン 56.0 【C】
栗東坂路単走。馬なり。
淡々とラチ沿いを1頭分空けて登坂。全体時計は55.1秒と遅いにも関わらず、ラスト1Fは13.6秒で、前区間から0.7秒の失速。重心高く動きもスロー。評価できない。
オーヴェルニュ 58.0 【B-】
栗東坂路単走。G前促す。
ラチ沿いを登坂。直線序盤から入れ込み気味。アタマを上げて顔を背けた走り。ラスト1Fからようやく気を取り直して、少しまともに走るもアタマを右手前の上に置くフォーム。本調子には思えない。評価は割引いた。
クリンチャー 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬の多い時間帯での追い切り。映像が映った瞬間は11頭ほどいただろうか。この馬らしいずっしりとしたパワフルなフットワーク。ラチ沿いを駆け上がってくる。右手前1本での走りで、ラスト1Fで0.7秒と大きく失速。とは言え、終始馬なりで全体時計51.9秒が出ている。安定したフットワークで走れており評価を据え置くか迷ったが、割り引いた。
1週前も右手前1本の走りで、左手前に替わることができていませんでした。阪神の舞台では割り引きたくなります。
スワーヴアラミス 57.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを登坂。タンタンと登坂するも走りから余力は感じられず、何か辛そうに走っているようにも見える動き。最後は僅かではあるが失速していた。能力ある馬ではあると思うが、状態一息に映る。評価は割引いた。
1週前は騎手が騎乗し一杯に追うも、赤と白の染め分け帽(競馬学校の生徒)騎乗の相手に心配されながら遅れをとる内容でした。状態一息かも知れません。
ダンビュライト 57.0 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
前を走る相手に対して、一番深いラチ沿いをスピード感十分に回ってくる。残り250m地点でこれを交わしてからは一人旅。全体時計50.9秒もラスト1Fは12.9秒で前区間から0.9秒と大きく失速。ただ、これは一人旅になった影響もあるだろう。終始適度な活気を見せ、集中した走りができている。過去にみるダンビュライトの中では良く見える。初ダートおかまいなしに、プラスに評価してみたい。
ニューモニュメント 56.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを一定のリズムを保ち淡々と登坂。なかなか手前替えしなかったため、鞍上が脚元を覗き込み無理やり手前替えさせる。多くの馬は、このように無理やり手前替えさせられると嫌気をさして脚色を落とすが、この馬は、最後まで集中して走っていた。これは評価したい。
【B】評価の中では上位の1頭です。
プリティーチャンス 54.0 【B+】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
弾力性十分にキレのあるフットワークでラチ沿いを駆け上がってくる。残り300mで左手前替わったが、手前の切替は鋭く体幹にブレがない。ラスト1Fからは仕掛けられると、再び右手前に戻して走ったが、これは最後までしっかり走り切ろうという馬の意思の表れ。寧ろ好感が持てた。フォームの美しさが目をひく馬。能力はさておき、プラスに評価してみたい。
紅一点。過酷な長距離のダート戦で厳しいとは思いますが状態は良さそうです。頑張って欲しいと思います。
メイショウハリオ 56.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
直線半ばからの映像。アタマ高めの走法も、脚力鋭く、追う相手に対して馬なりでアタマ差先着。全体時計は平凡も、ゴールに向けて脚色伸ばす、綺麗な加速ラップを踏めている。プラスに評価してみたい。
メイショウムラクモ 55.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの内。1馬身先行した状態で直線に入ってくる。重心の低い好フォームもどこか元気のない走り。さして動けていない相手に追いつかれ気味に併入した。評価は据え置くが、状態面ではやや不安の残す内容。パドック気配には注意したい。
ラストマン 56.0 【A】
美浦南B併せ。馬なり④
2頭併せの内。馬体をビッシリ並べて入ってくる。直線で外の相手に前に出られそうになってから右手前に替わると、そこから伸びて1馬身先着。鞍上は仕掛けておらず、馬自らの勝負根性で脚の回転を上げたもの。僅かに発汗が見られた点は気になるも、クビの角度はよく、とても伸びやかに動けている。高く評価してみたい。
ロードブレス 57.0 【B】
栗東CW併せ。
3頭併せの中。1週前にしっかりとした負荷をかけており、最終追い切りはサラリという内容だったと思うが、クビを前に突き出し気迫感じる走り。内に対しては圧倒し、外の動けている相手対しても、クビ差先着した。悪くはないのだが、動きの伸びやかが少し足りない。評価は据え置いた。
この馬も【B】評価馬の中では気になる1頭です。当日のパドック気配は注意したいと思います。
出走が叶わなかった馬
サンライズソア 56.0 【B-】
栗東CW単走。G前仕掛け⑩
この馬らしい大きなフットワークでコーナーの一番深いところを回ってくる。直線半ばから鞍上が仕掛けるも、それに対する目立つ反応はなく、最後は惰性での走り。通ったコースを考えると全体時計はそこそこ優秀な時計が出ているものの、まだ動きが重く、良化途上という見立て。評価は割引いた。