2021年10月17日(日)に阪神競馬場で行われる『秋華賞(G1)芝2000m』の1週前追い切り評価となります。
出走登録は22頭。追い切り動画で確認できた17頭の追い切り評価となります。
- エイシンチラー(除外対象)
- ジェラルディーナ(除外対象)
- ステラリア
- テーオーラフィット(除外対象)
- マリアエレーナ(除外対象)
アールドヴィーヴル 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
軽く流しただけの内容。線が細く映り、手前を替えた際、トモが流れた点は割引。その後の走りの安定性欠く走りで見栄えの悪い内容。時計が遅いにも関わらず、ラスト1Fで失速していた。評価しづらい。最終追い切りが本追い切りになりそう。どのような動きをみせてくれるか。注目したい。
アカイトリノムスメ 55.0 【B+】
美浦南W併せ。G前強め⑤
2頭併せの内。前を1馬身半追走から、直線強めに追って、併せた相手を2馬身半突き放す好内容。時計も64.9-11.4秒と優秀。アタマを低い位置に保ち沈み込むようなフットワーク。ギュンと伸びる感じではなく、長く脚を使うタイプ。プラスに評価してみたい。
アナザーリリック 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑦
2頭併せの内。外を2馬身追走し、コーナー深く回り直線に入ってくる。前脚は高くあがり、捌き柔らか。直線半ばで仕掛けて、一時は外の相手に対して半馬身前に出るも、その後相手も追って最後は併入という内容。評価は据え置いた。
アンドヴァラナウト 55.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
アタマが高い走法も、顔を真っ直ぐ向け集中した走り。よほど脚力が強いのだろう。このアタマの高さにして、推進力十分の走り。脚元は最後までしっかりとしており、脚色劣えることなく、綺麗な加速ラップを踏んで登坂した。余力十分の内容も、やはりフォームは気になるところ。評価は据え置いた。
エイシンヒテン 55.0 【B+】
栗東CW併せ。馬なり⑧
2頭併せの外。手応え十分だったのだろう。ショートカット気味に回る相手に対して、コーナーを深く回ってくる。直線序盤、顔をラチ側に向け気のない走りだった点は割引。ただ後半はしっかりと前を向いて、力みの少ない好フォームで気分良さそうに駆けた。併せた内の相手は、ラクラクと3馬身突き放しており、見るからに好調。高く評価したい。
エンスージアズム 55.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
馬場の植え込み側を登坂。終始アタマが高く、アタマを回しながらの集中力欠く走り。走りに全く推進力がなく、馬の気分に任せて駆けただけの内容。毛艶は良く、最終追い切りではビッシリ追って来そう。期待したい。
クールキャット 55.0 【B】
美浦南W併せ。G前強め⑤
2頭併せの内。前を1馬身追走し、直線に入ってくる。促しつつ直線半ばでで相手を捕らえる。そこから手前を替え、強めに仕掛けて、1馬身先着という内容。物足りなく感じたのが、仕掛けてからの反応と伸び。とは言え、全体時計は64秒台半ばと早く、めい一杯負荷をかけて来た印象。まだ動きが重く感じる。最終追い切りも注目したい。
サトノアイ 55.0 【B】
栗東坂路併せ。G前軽仕掛け。
馬場の真ん中を馬体をビッシリ併せて入ってくる。ラチ側の相手がヨレてきた際、そのまま真っ直ぐ走ることが出来ていれば良かったのだが、レイトで少し右にヨレた点は割引。鞍上は、右から見せムチを振るい上手に扶助していた。ほぼ馬なりで、ラスト2F24.3-12.1秒は優秀。併せた相手も1馬身半突き放していた。評価は据え置いた。
除外対象馬。条件戦に出てくるようなら面白いかも知れません。
サルファーコスモス 55.0 【B-】
アタマが高いために前脚の出が悪く、動きの伸びやかさに欠ける走り。また手前を替えることなく、右手前1本で走っていた点も割引。終始馬なりではあったが、半馬身前に出た状態から、追った外の相手に追い付かれ気味に併入。評価しづらい。
スライリー 55.0 【A】
美浦南W併せ。G前軽仕掛け⑥
2頭併せの外。1馬身半前にいる馬を追走し、コーナーで相手の真後ろに付ける。当初は内を突く予定だったのかも知れないが、手応えが良かったのだろう。進路を外に切り替える。前を走る相手を射程捕らえると、僅かに息を入れてから、「さぁ、行くぞ!」という感じで急加速。難なく内の相手に1馬身先着した。四肢の可動域も広い。高く評価したい。
スルーセブンシーズ 55.0 【A】
美浦南W単走。馬なり⑧
ラチ沿いをコーナー深く回ってくる。直線で綺麗に手前を替えると、鞍上に軽く促され鋭く伸びた。クビを大きく突き出し、前脚をしならせ、トモでしっかり地面を蹴って走れている。適度な活気を保ちつつもリラックスした走りで、スピードが上がる度に四肢を大きく広げて走れている。高く評価したい。
ソダシ 55.0 【B+】
栗東坂路併せ。馬なり。
攻めてきた。馬場の真ん中やや植え込み側だったとは言え、全体時計50.2秒。相手は1馬身半前。ラスト1Fに差し掛かるあたりで豪快に替えると、ラスト1F地点で既に相手を捕らえてしまう。半馬身前に出てからはおそらく流した。ラスト1Fは12.6秒。少し相手から離れるように右に流れながらのフニッシュ。【A】評価は付けられないもの迫力十分の内容。プラスに評価したい。
2週前の映像もありましたが、ここでもパワフルな走り。力むことなく、ラクラクと併せた相手を突き放す好内容でした。どんな最終追い切りを見せてくれるか楽しみです。
ダガノパッション 55.0 【B-】
栗東CW単走。G前一杯⑩
コーナーの一番深いところを回り直線へ。直線では口向き悪く、なかなか顔を真っ直ぐに向けて走ってくれない。まともに走れてのはラスト1Fだけ。ただ前脚の出が悪く、この馬本来の伸びやかな動きが見られない。最終追い切りでの巻き返しに期待したい。
ファインルージュ 55.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの内。折り合い重視の内容。前脚は高く上がり、いつでも抜け出せそうな気配。ただ鞍上のゴーサインを出さず、馬もそれに応じて、ギアを入れることなく相手と併入。左手前で長く引っ張ったのは余力の証だろう。最終追い切りが本仕上げとなりそう。注目したい。
ホウオウイクセル 55.0 【B-】
美浦南W併せ。G前仕掛け⑤
2頭併せの内。コーナーから馬体を並べて入って来る。手前替えが早くコーナーで逆手前。直線では追う相手に対して軽く仕掛けて1馬身半先着という内容ではあったが、仕掛けてからの反応は悪く、高い評価は与えづらい。
ミスフィガロ 55.0 【C】
栗東P併せ。馬なり⑤
3頭併せの内。小柄でピッチ走法の馬。クビを使って走ることが出来ておらず、キビキビと言うよりかは、何かこじんまりとした走り。最後は好フォームの中の相手に交わされ気味にゴールした。評価できない。
ユーバーレーベン 55.0 【C】
美浦南W併せ。馬なり⑧
3頭併せの中。内は相手にせず、外を1馬身追走。コーナーワークで並び掛けるも、うごに伸びやかさなく推進力のない走り。手前も決めきれず、最後まで左手前。調子が良くなさそうに見えるどころか悪く見える。最終追い切りまでにどの程度立て直して来るか。手塚厩舎の手腕に期待したい。