2023年7月9日(日)に福島競馬場で行われる『七夕賞(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
エヒト 58.0 【B】
2週続けて左にささっていたのは気になるところ。手前替えはぎこちなく、左に刺さるのを補正するかのような手前替え。それでも脚力は十分で2週続けて猛時計。調子が良い時のラップの踏み方をしている。評価は迷ったが据え置いた。
【1週前追い切り B+】
プラスでも良かったのですが、今回は時計で目立つ馬が少なくこの馬が過剰人気になること必至。斤量・枠順・馬場状態いずれも昨年とは大きく異なります。絶大な信頼は置きたくないというのが正直なところです。とは言え【B】の中では上位です。
カレンルシェルブル 57.0 【B】
バランスの良いフットワーク。外の相手にあっさり交わされ1馬身遅れも、1週前にしっかり追っており、この最終追いは意図的に手控えた内容。美しいフォームで集中して走れている。マイナス評価にはしたくない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、プロキオンSに出走予定のオメガレインボーです。
ガロアクリーク 57.0 【C】
アタマが高くどこかフワッとした走り。どこか痛めているのだろうかと思うほど、前肢の掻き込みに力強さを感じない。
【1週前追い切り 映像なし】
ククナ 54.0 【B-】
脚の回転は早いものの肩の出が悪く、近くを一生懸命掻く忙しない走り。体も幾分太く映る。
【1週前追い切り 映像なし】
グランオフィシエ 57.0 【B-】
前を追走から直線で仕掛けて外の相手に1馬身先着という内容も、時計は平凡で、外の相手もさして動けている訳ではない。この馬自身の走りも、着地の力感薄く動きに迫力を感じない。
【1週前追い切り 映像なし】
併せた相手は、古馬2勝クラスのスプレモフレイバーです。
サンレイポケット 58.0 【B+】
ラスト1Fだけ脚を伸ばす終い重点の内容。脚元に弾力性があり、繋ぎをしっかり返すスナップの効いた走り。ラスト1Fで綺麗に手前を替えると鋭く伸びた。8歳となり往年の迫力には及ぼないものの、近走の中ではよく映る。プラスに評価してみたい。
【1週前追い切り B】
シフルマン 57.0 【A】
クビの大きな振り幅に四肢を綺麗に連動させ、走りはとてもリズミカル。さらに肩の可動域が広く前肢を大きく前に着き、後肢でしっかり地面を蹴るダイナミックなフットワーク。1週前の動きも上々。高く評価したい。
【1週前追い切り B+】
11ヵ月ぶりということでまったく人気はなさそうですが、2週に渡りとても良い動きを見せています。
ショウナンマグマ 57.0 【B-】
手綱を絞り抑えながら走らせるも、馬自らハミを取り手綱をグイグイ引っ張る走り。いつもこんな感じの馬だが、いつもはもっと乱暴なほど元気いっぱい。今回は少し元気なく映る。この馬なりに四肢を大きく広げて集中して走れているのだが…。相対評価で割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
セイウンハーデス 57.0 【B】
1週前にコースで早い時計を出し最終追い切りは坂路でサラリ。いつもよく見せてくれる馬だが、今回は縦の比較で今一つピリッとしない。気持ちが入っていない。1週前もギアの入りの悪さも気になった。とは言え、このメンバーに入るとこれ以下の評価は付けづらい。
【1週前追い切り B】
展開的にも同型多く、今回のこの内容では厳しい闘いになりそうな気がします。
テーオーソラネル 56.0 【B】
栗東坂路での併せ馬。やや上体高めもアタマが体の中心にありフォームは安定。ラスト1Fで鞍上のステッキを抜く仕草に反応する頭の良さも見せ、併せた相手にゴール前でスッとハナ差先着。脚捌きも軽やかで状態はよく映る。
【1週前追い切り B】
【B】の中では最上位です。
トーラスジェミニ 57.0 【B-】
軽めの内容。フットワークに弾力性があり、集中して走れているものの、穴をあけるときはもっと動きに迫力があるとき。今回は攻め量も不足しており、覇気に欠ける。評価は割り引いた。
【1週前追い切り 映像なし】
バトルボーン 56.0 【B】
2頭併せの内。手前をカチッと決め、クビの角度良く前後バランスの良い走り。体を上手く連動させ、グイグイ前に推進する走りで、併せた相手を2馬身突き放す好内容。
【1週前追い切り B】
脚元もパワフルで渋った馬場でも難なくこなしそうです。
ヒンドゥタイムズ 58.5 【B-】
3頭併せの外。馬場の一番深いところを回ってくる。直線入口からゴールまで、顔が外を向き、右手前一本の走りとなっていた点は割引。相手に呼応するカタチで脚色を強め併入したものの、高い評価は与えづらい。
【1週前追い切り B-】
トップハンデとなる58.5㎏も効いてきそうです。
フェーングロッテン 58.0 【B-】
1週前は古馬1勝クラスに見劣る内容。最終追いは坂路で終い十分の内容。いつものようにアタマが高く淡々と登坂。手前を替えようとして替えれなかった点は割引きで、横の比較でこの評価となる。
【1週前追い切り 映像なし】
雨馬場の経験はありませんが、ピッチ走法の方で比較的向く方だと思います。ただ今回は同型も多く58㎏。今回の調整内容では、少し不安というのが正直なところです。
ホウオウエミーズ 54.0 【B】
クビに硬さは見られるものの、キビキビとしたピッチ走法の走りで脚元俊敏。肌艶もよく状態は決して悪くないだろう。稍重・重馬場の実績が豊富な馬。このピッチ走法の走りをみていると、その理由がよく分かる。今回もレース展開が向きそうな一頭。評価は据え置いた。
【1週前追い切り 映像なし】
前走のように前が激化し、内でじっと我慢させることができれば再びチャンスはありそうです。
レッドランメルト 56.0 【B+】
美浦南Wでの併せ馬。前肢を大きく前に投げ出すダイナミックな走り。プラス評価に押し上げたのは着地の力感。縦の比較でいつになくパワフル。そしてのびやかに動けている。
【1週前追い切り 映像なし】
このフットワークを見る限り、渋った馬場は確かに合わなさそうです。後方から大外ぶん回してどれだけというレースになりそうですが、前が激化し展開ハマれば面白そうです。