本記事は、2023年2月12日(日)に阪神競馬場で行われる『京都記念(G2)芝2200m(別定)』の1週前追い切り評価記事です。
出走登録は13頭。1週前追い切り映像のあった8頭について評価しています。
追い切り短評
時間があったので動画のあった全頭についてコメントします。
A評価
プラダリアが、適度な前傾姿勢でクビを使ってリズミカル。ギアの入りもよく、段階的にグッ、グッと加速できています。トップスピード時はかなり勢いがありましたが、ムダな動きをすることなく、最後までバランスの良い好フォームで颯爽と駆け抜けました。
B+評価
ユニコーンライオンは、安定したフットワーク。内でめい一杯ムチを振るう相手(障害OPのスーパーフェイバー)に、涼しい顔で半馬身先着です。ゴール後はさらに突き放しました。キレる脚はありませんが、重厚感たっぷりのフットワークで脚元のパワフルさが際立ちます。
B評価
エフフォーリアは、前肢の着地の力感十分。力強さはよい頃に戻ってきました。動きにもキレがあります。ただ、よい頃はもう少しスムーズでしょうか。内と外の僚馬を従え、軽く促すだけでラクラクと1馬身先着です。ゴールを過ぎてからも追って、しっかりとした負荷をかけました。ドウデュースは、前膝を直角にあげ、矢のように鋭い走り。しっかり追って併せた相手に1馬身先着です。気になったのは右手前一本の走りであった点。右前肢だけの走りになっており、左肩の出が悪かった点は気になります。それでもラスト1Fは11.2秒。いつもと変わらぬ活気があります。アフリカンゴールドは、いつになくスピード感あるフットワーク。いつも通り栗東CWの一番深いところを回り、綺麗に手前を替えてしっかりと脚を伸ばせています。クビの角度もよくバランス良い走りです。この馬の縦の比較で上位。評価は据え置きました。
マイナス評価
インプレスに鮫島克騎手が騎乗し、この馬なりにめい一杯四肢を広げての走り。活気は十分ですが、時折フワッとする完歩も見られます。前肢の着地にもう少し力強さが出るとより良くなりそうです。キラーアビリティは、アタマを低く保ってのピッチ走法。キビキビとコーナー深く回って来ます。馬なりだったこと、馬場の8分どころだったことを考えると優秀な全体時計です。ただ、直線で左手前になると走りがこじんまりとなり、終い僅かに失速した点は割引きです。時計ほど見栄えはよくありません。マテンロウレオは、一見時計は出ていますが直線追われてからの走りが一息。仕掛けには反応できていますが、四肢の広がり狭く、脚元も非力で、思ったように伸びていきません。ラクに走る外の相手に半馬身遅れ。気持ちとは裏腹に、体がついてきていない。そんな印象を受ける追い切り内容です。評価は割り引きました。
追い切り評価
馬名 | 性齢 | 斤量 | 評価 |
---|---|---|---|
アフリカンゴールド | セ8 | 58.0 | B |
インプレス | 牡4 | 56.0 | B- |
ウインマイティー | 牝6 | 55.0 | - |
エフフォーリア | 牡5 | 58.0 | B |
キラーアビリティ | 牡4 | 56.0 | B- |
キングオブドラゴン | 牡6 | 57.0 | - |
スカーフェイス | 牡7 | 57.0 | - |
ドウデュース | 牡4 | 58.0 | B |
プラダリア | 牡4 | 57.0 | A |
マイネルファンロン | 牡8 | 57.0 | - |
マテンロウレオ | 牡4 | 56.0 | B- |
ユニコーンライオン | 牡7 | 57.0 | B+ |
ラストドラフト | 牡7 | 57.0 | - |