2023年1月15日(日)に中山競馬場で行われる『京成杯(G3)芝2000m(別定)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は9頭。追い切り動画で確認できた8頭の追い切り評価となります。
- オメガリッチマン
グラニット 56.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑥
力みのない好フォーム。コーナー出口で脚色を強め加速。その後も力むことなく伸びやかに駆けた。バランスの良いフォームで、クビを使ってリズミカルに動けている。
嶋田純次騎手に手が戻ってきました。頑張ってほしいです。
サヴォーナ 56.0 【B】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
輸送を考慮し、終い重点の軽めの内容であったが、ゴールに向かってしっかりとした加速。やや重心高めの走りも状態は悪くなさそう。評価は据え置いた。
この馬の息使いを見ていると、有酸素運動から無酸素運動の切り替わるタイミングがよく分かります。
シャンパンカラー 56.0 【B+】
美浦坂路併せ。G前軽く促す。
好時計。終い軽く促しただけであったことを考えると優秀。併せた相手にはアタマ差遅れたが、相手は格上。この馬自身はしっかり加速ラップが踏めている。ただ前肢をあまり上げず、クビを前に突き出し低い姿勢で走る馬。中山の舞台適正はソールオリエンスの方が高いと見て一つ評価を下げた。
併せた相手は、古馬3勝クラスのショウナンバービーです。
シーウィザード 56.0 【C】
美浦南W併せ。馬なり⑧
三浦騎手が騎乗。2頭併せの内。右回りに課題を残す走り。手前替えのタイミングが早く、コーナーを膨らみながら。直線も逆手前となっており、それに馬が違和感を覚え、直線で何度も手前を替えていた。かなりチグハグな内容。評価できない。
シルヴァーデューク 56.0 【B-】
栗東坂路単走。G前仕掛け。
馬場の真ん中を登坂。弾むようなフットワークではあるものの、前肢の着地ポイントが近く、体幹がしっかりしていないため、追われてから右に左にフラフラとした走り。良い加速は見せていたが、全体時計が遅く評価に値しない。
シルバースペード 56.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑤
前肢開き気味でコーナーリングはそれほど上手くないものの、右前肢が力強く、左回りよりかは右回りの方が良さそうな走り。前肢が高く上がり後肢と比較すると伸びやか。後肢の可動域と蹴りの強さが向上すると良くなりそう。勝負根性を見せ、格上相手に馬なりのまま1馬身先着。状態は良いだろう。評価は据え置いた。
併せた相手は、古馬OPのリュウノユキナでしたが、この馬が動けていませんでした。
セブンマジシャン 56.0 【B-】
栗東坂路単走。馬なり。
ルメール騎手が騎乗。前肢開き気味の体。前肢がまっすぐ出ず、腕節より下を外から回す走り。ロスあるフォームで、これは割引。着地も非力で評価しづらい。
ソールオリエンス 56.0 【A】
美浦南W併せ。馬なり⑦
横山武騎手が騎乗。2頭併せの内。相手をみながら、ゆったり堂々とした走り。直線では馬なりのままラクに抜け出し、半馬身先着。前肢の可動域は十分でクッションの効いた走り。一瞬見せたギアチェンジから内転筋の強さも感じる。高く評価したい。
併せた相手は、古馬OP馬のインターミッション。兄ヴァンドギャルドとの比較で、気性面に課題がなさそうな点も好感が持てます。