2022年9月10日(土)に中山競馬場で行われる『紫苑S(G3)芝2000m』の最終追い切り評価となります。
出走馬は12頭。追い切り動画で確認できた全馬の追い切り評価となります。
エコロフリューゲル 54.0 【B-】
美浦南W併せ。断続的に仕掛ける⑤
2頭併せの内。1馬身追走から断続的に仕掛けてクビ差前に出るも、そこから左手前に替わると力感弱まり追いつかれ併入。ゴール後は前に出られていた。相手のためにやっているような内容て、何かピリッとしない走り。評価は割引いた。
エバーハンティング 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。1馬身追走からコーナーワークで並びかけ、追う相手に馬なりで寄せ付けず1馬身先着という内容。やや後傾気味もフォームは悪くない。ただ前肢の着地が弱く、伸びやかさもモノ足りない。
カヨウネンカ 54.0 【B-】
美浦坂路併せ。馬なり。
2頭併せの外。内で追う相手に馬なりでアタマ差先着。菅が細く映り、上体も高め。キレイな加速ラップは踏めているが、全体時計は強調できない。評価は割引いた。
コルベイユ 54.0 【B】
美浦南W単走。馬なり⑦
勝浦騎手が騎乗。コーナーをピッチ気味に駆け小気味よく回ってくる。直線でキレイに手前を替えるとストライドが広くなり、気分良さそうに駆けた。クビの角度良く柔らかに動けている。
【B】の中では最上位です。内枠引くなら尚のこと面白そうです。穴ならこの馬のような気がします。
サークルオブライフ 54.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり④
3頭併せの外。内中の相手に1馬身先行した状態からコーナーを逆手前で回ってくる。これが本番で出ると最終コーナーで大きく外に振られることになる。割引き。直線では中の相手にクビ差前に出られてからギアを入れるもアタマ差遅れ。コーナーからずっと左手前だったこともあるかもだが、これも割引。体も小さく見える。
サウンドビバーチェ 54.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
やや前肢が開き気味も体をふっくら見せパワフルなフットワーク。適度な気合いを示し、馬場の真ん中を気分良さそうに登板した。状態はとても良く映る。高く評価したい。
サンカルパ 54.0 【B】
美浦南W単走。馬なり④
胸前に発汗が見られるも、左手前に替わってからは前肢・後肢ともにスナップを効かせ、しっかり地面を捉える走り。クビも前に突き出し、集中して走れている。評価は据え置いた。
シーグラス 54.0 【C】
美浦坂路単走。馬なり。
丹内騎手が騎乗。馬場の真ん中に入ってくる。クビを上に向かって振っており推進力が前に向いていない。口も半開きで手前を替えることなく、最後まで気持ちの入らない走り。評価できない。
スタニングローズ 54.0 【B+】
栗東坂路単走。G前軽仕掛け。
ラチ沿いを1頭分空けたところに入ってくる。前肢が開いており、脚をまっすぐ前に出せないのはこの馬の体の造りによるもので仕方ない。いつものこと。ラスト1Fを過ぎたところで手前を替えると鋭く伸びた。ゴールに向かって加速し続けるラップが踏めている点を高く評価したい。
ニシノラブウインク 54.0 【B+】
美浦南W単走。馬なり⑦
ずっしりと重厚感たっぷりのフットワーク。直線で手前が決まりきらずフワついた走りとなってしまった点は割引も、手前が決まってからは力強く伸びていた。パワフルな中に関節の柔軟性感じる走り。特に後肢の蹴りが素晴らしい。プラスに評価したい。
ライラック 54.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑤
石川裕騎手が騎乗。2頭併せの内。1馬身追走し直線に入ってくる。この馬らしい重心の低いフットワーク。春の頃は落ち着いた走りが好印象の馬であったが、今回は少し煩く動きにムダが多い。直線では外の相手に前になったところで勝負根性を見せクビ差先着。前肢を大きく前に出して走れているものの、クビの使い方には硬さが見られる。評価は据え置いた。
煩いと捉えるか、活気と捉えるかは評価が分かれるところかも知れません。
ロジレット 54.0 【B-】
美浦芝併せ。強め⑦
3頭併せの中。脚元が力強いにも関わらず、クビを上手に使えておらず脚元から生み出されるパワーを上手く前への推進力として伝えきれていない。その馬なりに状態は悪くなさそうに映るも、この動きでは評価しづらい。
とても勿体の無い走りです。
登録するも出走しなかった馬
モチベーション 54.0 【B-】
美浦坂路単走。馬なり。
ラチ沿いを手前を替えることなく左手前一本で登板。鞍上は背中をピンと伸ばし、敢えて空気抵抗を受けるような騎乗。背筋を伸ばして乗っているだけで何もしておらず、意図は不明。馬は集中して淡々と駆けるも、終い僅かに失速。評価しづらい。