本記事は、2022年6月25日に行われる新馬戦の追い切り評価となります。
12:05 函館5R 芝1200m
出走馬8頭中、6頭の追い切り動画がありました。
A評価馬
6.イコサンは、池添騎手が騎乗。前で併せ馬をしている2組(4頭)が壁となりましたが、まったく折り合いを欠くことなく、自然なカタチで外に出し、バランスの良いフットワークで伸びやかに駆けました。手前替えもスムーズ。前を追い抜きはしませんでしたが、走りの質感は周りの馬とは一線を画しており、完成度の高さが目を引きます。高く評価したいと思います。
その他注目馬
【B+】評価の馬はいませんでした。【B】評価とした馬を3頭取り上げます。
7.フミサウンドは、イコサンの前を走っていた黄色のキャップを被っていた馬です。鞍上は西塚洸二騎手。推進力を上に逃がすようなクビの使い方をしている点は評価できませんが、4頭併せの馬のような状態から、馬なりで最先着を果たした点は評価できます。
5.ベッラフローは、直線向いてからの左手前での走りは少し走りづらいそうにしていたものの、追う相手に対して、馬なりで1馬身半先着しました。先行した状態から後ろからプレッシャーを受けつつも、相手に並び掛けさせない勝負強さを見せました。少し馬体がずんぐりむっくりしており、まだ太く映ります。
8.ホーリーホックは、丸山騎手が騎乗。時計は遅く、外の馬に突き放されるようなカタチとなり見栄えはしませんが、フォームは悪くありません。もう少し動きが俊敏性が増せば良くなってきそうです。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 2.4倍 | B | 7.フミサウンド |
2人 | 2.7倍 | A | 6.イコサン |
3人 | 7.4倍 | B- | 4.スノーパトロール |
4人 | 12.4倍 | C | 3.タガノマカロン |
5人 | 12.7倍 | B | 5.ベッラフロー |
6人 | 18.7倍 | B | 8.ホーリーホック |
7人 | 23.0倍 | - | 1.サノノビスケッツ |
8人 | 31.9倍 | - | 2.ビービータンバム |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日7:47)のものとなります。
12:15 阪神5R 芝1400m
出走馬11頭中、5頭の追い切り動画がありました。
B+評価馬
8.チャーチモードは、重心低く、内にギュッと力を入れてパワフルに走れています。最後に手前を戻していますが、馬場に脚を取られ躓いたため。気にしなくても良いでしょう。後ろから追ってくる相手を馬なりのまま寄せ付けず、最後は2馬身突き放しました。走りの軸の安定性にはまだ課題を残しますが、このメンバーの中では上位です。
その他注目馬
良く見えた順に書いていきます。
3.オリオンネビュラは、左手前が走りづらそうでラスト1Fで0.5秒と大きく失速。相手に半馬身遅れた点は割引きですが、イスラボニータ産駒らしい四肢の可動域の広さをしています。活気十分に、弾むようなフットワークで駆け上がる姿には魅力を感じます。まだ課題は多いですが、改善されればよくなってきそうです。将来性を評価しての上位です。
6.ゴールデンウィンドは、ピッチ走法でキビキビと活気十分に走る馬です。馬体もシャープに見せ初戦からという意気込みを感じます。栗東坂路で51.4秒と水準以上の時計を出していますが、ラスト1Fはさすがに疲れを見せ0.7秒と大きく失速しました。ただ手前を戻して、最後まで走り切ろうという姿勢は評価できます。追う相手に、馬なりで1馬身先着しました。
2.ボーマルシェは、藤田菜騎手が騎乗。少し上体は高めですが走りに変な癖はなく真っ直ぐ脚を前に出し走れています。時計は遅く、ラスト1Fで0.4秒失速していますが、ステッキを入れ追う相手を追走し、馬なりのまま半馬身前に出て、圧倒した点は評価できます。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 1.8倍 | B+ | 8.チャーチモード |
2人 | 9.6倍 | - | 10.アシリバ |
3人 | 10.8倍 | B | 6.ゴールデンウィンド |
4人 | 11.8倍 | B | 2.ボーマルシェ |
5人 | 13.3倍 | B- | 7.セミマル |
6人 | 14.9倍 | B | 3.オリオンネビュラ |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日7:55)のものとなります。
12:25 東京5R 芝1800m
出走馬16頭中、6頭の追い切り動画がありました。
A評価馬
15.マイネルビジョンは、直線向いて2馬身前にいた相手を、難なく1馬身交わし去りました。相手は軽く追っており見栄えはかなり映りますが、評価はしたいのは走りの質。関節が柔らかく四肢の可動域十分。柔らかく滑らかな走りで、力むことなく自然に加速できています。良い馬です。
B+評価馬
7.シャンドゥレールは、バランスの良い走りで手前替えスムーズ。外の相手もかなり動けていましたが、これに負けず劣らずの内容で併入です。好フォームで終いしっかり伸びた点を評価します。
併せた相手はスティルディマーレです。この馬もかなり良い動きをしていました。今日(6/25)の東京1R(2歳未勝利、芝1600m)に出走します。2番人気ですが単勝オッズに妙味を感じます。
その他注目馬
12.レッドディライトは、3頭併せの真ん中で、やや鶴クビ気味で適度な気合乗りを示しつつも、力まずリラックスした走り。手前替えの練習をするだけの内容でしたが、バランスの良い走りができています。
追い切り評価(まとめ)
人気 | オッズ | 評価 | 馬名 |
---|---|---|---|
1人 | 2.6倍 | B+ | 7.シャンドゥレール |
2人 | 4.0倍 | B | 12.レッドディライト |
3人 | 8.2倍 | B- | 6.グランラウディー |
4人 | 8.6倍 | A | 15.マイネルビジョン |
5人 | 15.4倍 | - | 4.エバーハピネス |
6人 | 22.4倍 | B- | 1.ベストエフォート |
7人 | 27.8倍 | B- | 10.カリビアンジョー |
… | … | … | (以下、省略) |
注:人気とオッズは筆者記事執筆時間(土曜日8:05)のものとなります。