本記事は、2023年9月3日(日)に新潟競馬場で行われる『新潟記念(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価です。
A評価馬
もっともよく見えたのは、6.ブラヴァスです。2週続けての坂路追い。普段モサっと見える馬がいつになく機敏な動き。ほぼ持ったままで、クビを前に突き出しゴールに向けグイグイ推進する走り。集中力も高く活気も十分です。
■B+評価馬
次点は、10.ファユエン。適度な前傾姿勢でバランスの良い好フォーム。脚の回転スムーズに長く脚を使えています。最後に馬が脚を緩めたため、鞍上が肩ステッキで闘魂注入。綺麗に仕上がりました。3.ノッキングポイントは、ムダな動きが少なく後肢のバネ感に特徴がある馬。日本ダービーでの0.2秒差の5着はフロックではなくこの馬の能力。活気と後肢のバネ感は、当時との比較で少しモノ足りませんが、3頭併せの真ん中で、手綱をがっちり絞り余力十分に併入。最後まで集中して走れています。皆がINを避ける最終週の新潟の馬場。北村宏騎手がこの枠からどう捌くか見ものです。
その他注目馬
1.サリエラは、新潟競馬場のダートコースでの最終追い切り。国枝厩舎の本気が伝わってきます。血統馬らしい品の良いフットワークで集中して長く脚を使えており、動きの質は最上位。ただ中間に1本もピリッとした時計を出していない分、この評価です。この小柄な牝馬を、ルメールが最内枠からどう捌くかも注目です。11.バラジが、前後の脚をまっすぐ前に出し好バランス。着地の力感がもう少しあればプラスでも良いくらいです。今回は前に行きたい馬が少ないメンバー構成。この馬が自然なカタチでハナに立つなら面白そうです。9.ユーキャンスマイルの1週前は、先に仕掛けて前に出るも、遅れて仕掛けた外の2頭に交わされ半馬身遅れ。ただ最終追いは坂路で元気いっぱい。残り100mで手前を替え更に脚を伸ばそうとした点は評価できます。14.マイネルウィルトスは、長期休養明けからの叩き2戦目。上昇を期待していましたが、想定を下回る内容。それでもフットワークに弾力性はあります。前走上り最速を出せており、今回はM.デムーロ騎手への鞍上強化。少しでも前に付けれるようなら、チャンスは広がりそうです。13.プラダリアは、仕掛けられてからの加速に迫力がありません。今一つ余力感じない内容でしたが、体幹しっかりに真っ直ぐ走れています。評価は据え置きました。
追い切り評価(まとめ)
追い切り評価
枠番 | 馬番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 最終 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | サリエラ | 牝4 | 55.5 | B |
2 | 2 | グランオフィシエ | 牡5 | 57.0 | C |
3 | 3 | ノッキングポイント | 牡3 | 54.0 | B+ |
3 | 4 | サトノルークス | 牡7 | 55.0 | B- |
4 | 5 | イクスプロージョン | 牡5 | 57.0 | B- |
4 | 6 | ブラヴァス | 牡7 | 57.0 | A |
5 | 7 | フラーズダルム | 牝5 | 53.0 | C |
5 | 8 | インプレス | 牡4 | 56.0 | B- |
6 | 9 | ユーキャンスマイル | 牡8 | 58.0 | B |
6 | 10 | ファユエン | 牝5 | 53.0 | B+ |
7 | 11 | バラジ | 牡4 | 56.0 | B |
7 | 12 | イーサンパンサー | 牡7 | 52.0 | - |
8 | 13 | プラダリア | 牡4 | 57.0 | B |
8 | 14 | マイネルウィルトス | 牡7 | 57.0 | B |