本記事は、2023年9月30日(土)に阪神競馬場で行われる『シリウスS(G3)ダ2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価記事です。
出走馬は14頭。追い切り動画で確認できた13頭の追い切り評価となります。
- トウセツ
アイコンテーラー 55.5 【B】
手応え充分。仕掛けのタイミングを図り、ラスト1Fから一気に3馬身突き放す好内容。動きにのびやかさはないものの、しっかりとギアチェンジができている。
前走の勝利は決してフロックではなく、高いダート適正を示すものでした。当然ここでも有力だと思います。
ヴァンヤール 57.0 【B-】
弾むようなフットワークではあるものの手前を替えることなく右手前一本の走り。ラスト1Fから鞍上は仕掛けて何とか加速ラップを維持するという内容。
カフジオクタゴン 57.0 【B+】
クビを前に突き出すフォームで高い集中力。真後ろに付けていた相手を逆に1馬身半突き放す好内容。いつになく柔らかく、ラクに動けている。
キリンジ 54.0 【C】
肩の出が悪く、動きに伸びやかさがない。それだけでなく覇気も薄い。評価できない。
クリノドラゴン 58.0 【B+】
バランスの良い好フォームで大きなストライド。相手が来るのを待つ余裕があり。相手は勢いづいていたが、これをクビ差凌いで先着。追い抜かれてもおかしくない態勢から凌ぎ切った点を高く評価したい。
併せた相手は、古馬2勝クラスのニホンピロクリフです。
ゲンパチルシファー 58.0 【B-】
序盤は綺麗に手前を替えリズミカルに走れていたものの、最後は馬なりのままの相手に煽られながら。追って何とかアタマ差先着。評価は割り引いた。
併せた相手は、古馬3勝クラスのセイクリッドゲイズです。
サンマルレジェンド 55.0 【B-】
追われて綺麗な後傾ラップは踏めているものの、後肢を蹴り出す方向が安定せず、右に左にフラフラしながら。評価しづらい。
逃げるのはこの馬でしょうか。乗り込み量も豊富で注意は必要ですが、追い切りからは比較下位です。
サンライズホープ 58.5 【B】
この馬らしい跳びの大きい豪快なフットワーク。いつも良く見せてくれる馬で、追われながらも終い失速した分この評価となったが、今回は乗り込み量豊富。マイナス評価にはしたくない。
オッズ妙味を感じる一頭。穴ならこの馬だと思います。
ニューモニュメント 58.0 【B-】
下半身は安定してるも、上半身はやや斜に構えながら。アタマの位置が悪く右前肢の上。手前を替えることなく右手前一本で走り、最後は僅かに失速した。
ハギノアレグリアス 58.5 【B】
体は少し小さく見えるも、相手を追い抜くタイミングで手前を替え、そこから5馬身近く突き放す好内容。相手は格下だったとは言え、綺麗な後傾ラップが踏めている。
併せた相手は、古馬1勝クラスのブレイクボーイです。
フルヴォート 55.0 【A】
前肢の着地ポイントがとても近い馬だが、クビは真っ直ぐ縦に振れておりフットワークは安定。リズミカルな前後運動もできており、仕掛けに対する反応も良好。終いは良いキレ味を見せた。
距離に対する問題はさておき、ハンデ55.0㎏のここはチャンスだと思います。
ヘラルドバローズ 56.0 【B+】
アタマを低い位置に保ち、クビを前に突き出すフォーム。前進気勢は豊か。四肢の可動域が決して広い馬ではなく、終いにかけての迫力は少しモノ足りなさを覚えたが、通ったコースを考慮すると時計は優秀で、毛艶もピカピカ。プラスに評価したい。
今回は前走より枠順が良くなりました。前走の敗戦で人気を落としそうな一頭で、この馬にも妙味を感じます。
ロードブレス 58.0 【B-】
最後に苦しくなり、手前を戻すも減速。最後は追い付かれ併入した。左右は安定しているものの、ややフワッとする完歩も多く見られ、評価しづらい。
今週開催のその他重賞レース
スプリンターズステークス(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
新馬戦、芙蓉ステークスの追い切り評価
2023年9月30日(土)新馬戦、芙蓉ステークス
2023年10月1日(日)新馬戦
筆者都合によりお休みします。