本記事は2023年9月2日(土)に行われる新馬戦3鞍分の追い切り評価記事となります。出走馬は全部で39頭。追い切り動画で確認できた17頭の追い切り評価となります。
12:15 札幌5 芝1500m
出走馬13頭中、6頭の追い切り動画ありました。
A評価馬
13.ベルフィーヌが、前肢でしっかり地面を掻き、弾力性あるフットワーク。荒々しい活気を見せながらも、体の使い方は上手で四肢の回転もスムーズ。クビの角度もよくバランスも取れています。
その他注目馬
5.ノッツェドーロの手前替えのチグハグさは、最終追い切りで改善。動きも幾分のびやかになりましたが、基本ピッチ走法でどこか忙しなく走る馬。2週続けて併せ馬で遅れており、評価しづらい内容。それでも横の比較だと上位です。1.クリノモルガナイトは、四肢の可動域は十分ですが脚力がまだ不足。それでも佐々木大輔騎手がめい一杯追うと、手前を替えて伸び直した点は評価しました。
マイナス評価馬
7.ネクタールは、着地の力感は薄いものの、集中した走りで四肢の回転は綺麗です。6.タイセイビクトリアは、手前をコロコロ替えながら。真面目さが足りません。9.タニセンラッキーは、古馬3勝クラスを追走しての追い切り。体は大きく使えていますが終いにかけて大きく失速。まだ走りが幼くフワフワしています。
12:25 小倉5 芝1200m
出走馬13頭中、6頭の追い切り動画ありました。
A評価馬
10.テクノドラゴンが、アタマを常に体の中心に置き、クビを真っ直ぐ振る好フォーム。手前を替えても同じ走りができている点にセンスを感じます。時計は目立ちませんが、軽斤量の河原田菜々騎手なら面白いかも知れません。明示的に【A】にしてみます。
B+評価馬
9.ジャスパーノワールは、顔を真っ直ぐ向けれなかった点は割引きですが、弾力性十分の大きなフットワーク。ゆったり走らせたことを考えると時計も十分です。1週前の追い切り時計も優秀。初出走ながら小倉2歳Sにエントリーさせるあたり、陣営としても期待の一頭なのでしょう。
その他注目馬
この組に該当する馬多数。良く見えた順に記載します。
7.グッドムードが、クビを前に突き出し前向きさ十分。集中力も高く追ってからも長く脚を使えています。内の相手には僅かに遅れましたが、内の相手もまずまず動けています。2.メイショウハッブルは、クビの振り幅が一定ではなく、後肢も外から回しておりフォームは見栄えしませんが、綺麗な加速ラップです。1.ワキノルーチェは、短距離でおろす割には落ち着いた気性で、ジワッと脚を伸ばすタイプの馬。もう少し長い距離向きな印象で、最内枠。スタートがポイントになりそうです。11.カルチャーデイは、脚元スローで俊敏性欠く走りですが、肩の可動域に魅力あり。もう少し動きに纏まりが出てくるとより良くなりそうです。オマケして据え置きました。
12:35 新潟5 芝2000m
出走馬13頭中、5頭の追い切り動画ありました。
A評価馬
5.ヴェローチェエラが体幹しっかりの力強いフットワーク。クビの角度良く活気も十分。新潟2歳Sでもそこそこ人気を集めたヒヒーンよりも数段上の動きをみせており、初戦から期待できそうです。
B+評価馬
2.モスクロッサーが、3頭併せの中でハイレベルな併せ馬。内外の相手も動けており見栄えはしませんが、一完歩でしっかり推進する走り。1週前との比較で動きの纏まりが向上した点も評価します。
その他注目馬
3.アルテアシップのクビを大きく使うフォームは良いのですが、併せた相手にまったく相手にならない内容。相手が古馬3勝クラスだったとは言え、このアンマッチな組み合わせが評価しづらくさせています。
マイナス評価馬
13.ビクトリーフォースは前肢を高々と上がっていますが、少し力んでいたでしょうか。直線で追ってからの伸びがモノ足りません。8.ホワイトシップは、アタマが高く脚元が非力です。