2023年5月7日(日)に新潟競馬場で行われる『新潟大賞典(G3)芝2000m(ハンデ)』の最終追い切り評価となります。
出走馬は16頭。追い切り動画で確認できた15頭の追い切り評価となります。
- モズベッロ
いつもは馬名順ですが、今回は書くのが遅くなったため馬番順となっています。
トーラスジェミニ 58.0 【B+】
美浦南W併せ。馬なり⑧
木幡育騎手が騎乗。2頭併せの内。7歳となり近走動きの伸びやかさを欠いていた馬が、いつになく元気一杯。前肢をキレイに回転させ、外で懸命に追う相手を3馬身追走からラクラクと1馬身先着した。高く評価したい。
併せた相手は古馬2勝クラスのサイモンルモンドです。
カラテ 59.0 【B】
栗東坂路単走。馬なり。
上体高めの走りはいつものこと。気になるのは、右前肢の着地ポイントが内になり過ぎている点。ただこれは左手前時のこと。体幹のブレは僅かでさして気にしなくても良いかも知れない。時計は遅いもこの馬らしい堂々としたフットワーク。脚の回転は綺麗で、状態悪くは映らない。
ハンデ59㎏との闘いになりそうです。
レッドランメルト 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑤
2頭併せの内。アタマの位置が安定せず集中力一息。右手前の走りが窮屈に見えた点も割引き。外のハヤヤッコに対してグイと前に出て半馬身先着した点は評価できるも相対的にはこの評価となる。
タッチが軽く馬場が渋るとパフォーマンスを落としそうな走りも割引き材料です。
ショウナンマグマ 57.0 【B+】
美浦南W単走。G前仕掛け⑥
序盤から抑えきれない手応え。時計どおりスピード感十分。クビの角度よくスナップを効かせた走りで、継続的に早いラップを踏み、最後まで脚を伸ばし続けることができている。終いの仕掛けに対して、もうひと伸びあると完璧なのだが…。十分の内容。
この馬に関しては渋馬場への適正があるかどうかです。
ブラヴァス 57.0 【B-】
栗東CW単走。馬なり⑥
好時計でいつになくスピード感ある走りも、最後に手前を戻すなど、終いにかけ動きが悪くなった点は大きく割引き。踏んだラップもチグハグで、クビと脚との連動性も一息。評価しづらい。
今村聖奈騎手には精神的に図太いところを見せて欲しいです。
セイウンハーデス 56.0 【A】
栗東坂路単走。馬なり。
いつもよく見せてくれる馬だがここに来て充実一途。過去の坂路の動きの中では一番よく映る。重箱の隅を突くなら、右前肢の着地ポイントが内にある点だが体幹のブレは少なく許容範囲。弾むようなフットワークで大きなストライドで走れている。高く評価したい。
パワフルな馬です。渋馬場は問題なくこなしてくれると思います。
カレンルシェルブル 57.0 【B-】
栗東CW併せ。馬なり⑧
斎藤新騎手が騎乗。中2週のため終い重点の内容。ピッチ走法の馬で地に足ついたフットワーク。ただ直線で手前を戻すなど、まだ本調子ではなさそう。気持ちも今一つ乗っていない。前を大きく追走していたとは言え、格下相手にアタマ差遅れ。評価しづらい。
併せた相手は3歳未勝利のエルモサミオです。
ロングラン 55.0 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑧
勝浦騎手が騎乗。序盤からスピード感十分。左手前に替わってから、グッと相手の前に出る脚力はなかなか。外で追う相手を、馬なりで受けて併入した。通ったコースを考えると時計も優秀で、左手前時における四肢の広がりも十分。面白そうな一頭。
併せた相手は古馬1勝クラスのジューンポンポンです。去勢して大きく飛躍。元々ダートを走っていた馬で、馬場が渋れば尚更面白そうです。【B】の中では上位です。
キラーアビリティ 59.0 【B】
栗東CW併せ。G前仕掛け⑥
団野騎手が騎乗。全体時計を抑えて終い重点の内容。外で先行させ、内が来るのを待ってから直線で仕掛けると、素早く反応。5馬身は突き放したか。終いのキレ味は十分。いつになく動けている。評価は据え置くも好調だろう。
併せた相手は3歳1勝クラスのスマイルスルーです。59㎏でなければもう一つ評価を上げていたかも知れません。【B】の中では最上位です。
イクスプロージョン 57.0 【B-】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
道中何度も肩を叩き鼓舞するも、さしたる反応を見せず淡々と駆けた。大きく先行していたが、手応え一息だったのだろう。鞍上が後ろを気にして振り返る。猛追してきた格下にあっさり追い抜かれ、1馬身遅れ。相手のためにやったような内容に映ってしまう。評価できない。
併せた相手は3歳未勝利のカナウです。1週前は悪くなかったため、一つ評価を戻しました。
ヤマニンサルバム 56.0 【B】
栗東坂路併せ。G前仕掛け。
ラチ沿いを先行。追走してくる相手の脚色がよく、手応えはやや見劣ったが、鞍上がステッキを抜いて仕掛けると、そこからもうひと踏ん張り。ハナ差前にでる勝負根性をみせた。前後の脚はまっすぐ伸びており好時計・好ラップ。評価したい。
【B】の中では上位です。併せた相手は3歳OPのミルトクレイモーです。この馬の動きも良かったです。
ピースワンパラディ 57.5 【B】
美浦南W併せ。馬なり③
2頭併せの内。序盤からスピード感十分。コーナーは少し不器用も、直線で綺麗に手前を替えると、外で動く相手を馬なりで受け、抜かせることなく併入。走りは、いつもより力みが見られるも、その分、着地の力感がいつも以上。しっかり地面を叩き、力強く走れている。この変化をプラスに捉えてみたい。
併せた相手は古馬3勝クラスのラパンセソバージュです。【B】の中では上位です。
カイザーバローズ 56.0 【C】
栗東CW単走。馬なり⑧
藤岡佑騎手が騎乗。全体時計は早いも踏んだラップはかなりチグハグ。道中かなり抑えたものと思われる。最後は舌を出し完全にバテバテ。終始馬なり駆けさせ馬場の深いところを回ったことを考えると全体時計としては優秀だが、評価できない。
スパイダーゴールド 56.0 【B-】
美浦南W併せ。馬なり⑧
石川裕騎手が騎乗。2頭併せの内。際立つギアチェンジ性能はなく、長く脚を使うタイプの馬。ただ脚元は力強く舞台適正は悪くなさそう。安定したフットワークで、前を大きく追走からゴール前で相手をきっちり捕らえて併入した。ただ人気ほど良くは映らない。
併せた相手は古馬1勝クラスのスクルトゥーラです。
ハヤヤッコ 58.5 【B】
美浦南W併せ。馬なり⑥
2頭併せの外。内の相手は同レースに出走するレッドランメルト。先行からクビ差遅れも、この馬自身、四肢を大きく広げてパワフルな走り。ゴールに向かって綺麗に脚を伸ばせている。オマケは入るが評価は据え置いた。
渋った馬場には滅法強い馬です。時計がかかるようなら一発あっても可笑しくありません。
今週開催のその他重賞レース
京都新聞杯(G2)
NHKマイルカップ(G1)
最終追い切り
1週前追い切り
来週のG1レースも先取りしておこう
ヴィクトリアマイル(G1)
準備中