2023年4月2日(日)に阪神競馬場で行われる『大阪杯(G1)芝2000m(定量)』の最終追い切り評価となります。
出走登録は18頭。追い切り動画で確認できた14頭の追い切り評価となります。
- アラタ
- ノースザワールド
- プログノーシス
- マリナエレーナ
ヴェルトライゼンデ 【B+】
前後の脚をまっすぐ前に出す美しいフォーム。鞍上の仕掛けにも素早く反応できている。併せた相手には1馬身届かずも、相手はソウルラッシュ。テンから飛ばしたのを抑えのだろう。少しチグハグなラップになっている分、一つ評価を下げた。
キラーアビリティ 【B-】
栗東CWで単走追い。コーナーの一番深いところを回し、しっかりとした負荷をかける内容。序盤は良かったが、後半は疲れをみせ、僅かに失速。上昇途上という見立て。評価は割り引いた。
ジェラルディーナ 【B】
栗東CWで単走追い。幾分体が重く映るも、直線向いてからはしっかり地面を掻いてパワフルに加速できている。本来もう少し活気があり、俊敏に動ける馬。評価は据え置いた。
ジャックドール 【B-】
栗東CWで併せ馬。直線早々に肩を叩き追い出しを開始。馬も呼応して脚の回転は上げていたが、上体が時折りフワッとなり何か空回りしている印象。併せた相手は、古馬1勝クラスのファンジオであったが、これに手応えでは見劣っていたか。評価は割り引いた。
スターズオンアース 【A】
この馬ほどエレガントに走る馬がいるだろうか。現役屈指の好フォーム。併せた古馬2勝クラスのステラダイヤを子ども扱い。馬なりのままラクラクと2馬身突き放し、これを圧倒した。1週前の状態としては文句なし。高く評価したい。
ダノンザキッド 【B】
横山和騎手が騎乗し、栗東CWで併せ馬。直線における手前替えのタイミングが悪く、和生騎手に強引に手前を替えさせられていたが、両手前とも前肢を確り地面にたたきつけ、パワフルに走れている。ただこの馬にはもう一段上の迫力がある。評価は据え置いた。
ノースブリッジ 【B】
岩田康騎手が騎乗。活気十分にバネ感ある走り。いつの頃からか本格化したか。クビの可動域が狭いものの、これはいつものこと。後肢の蹴りの角度とフィットしており、この馬にとってはこれが走りやすいのだろう。通ったコースはやや内目であったが、時計もしっかりしている。
ヒシイグアス 【B-】
一見時計がでているように見えるが、最内のラチ沿いを走ってのもの。時計だけの過剰な評価は禁物。動きは靄でかなりみえづらかったものの、首筋に発汗が見られチョコマカとした走り。動けていない格下相手に併入と見栄えしない内容。評価は割り引いた。
ヒンドゥタイムズ 【B+】
池添騎手が騎乗し、栗東CWでの併せ馬。3頭併せの内で、かなり前を追走し、直線ではこれらを3馬身半突き放す好内容。通ったコースは馬場の5分どころではあったが、最後まで気を抜くことなく集中した走り。時計は上々で、併せた相手は古馬3勝クラスのレヴェッツァ。価値は高い。
ポタジェ 【B-】
コーナーはショートカット気味に内目を回ってくる。直線では促すも思ったような加速を見せず、鞍上に見せムチで激しく鼓舞されていたのが印象的。この評価となる。
マテンロウレオ 【B-】
この馬は左手前が苦手か。と言うより右手前を好むのかも知れない。これは割引き。終い思ったように伸びなかったのは、道中掛かっていたためだろう。ラップのチグハグさがそれを物語る。評価できない。
モズベッロ 【C】
手前替えのタイミングが遅く、終いグダグダ。動きがとてもスロー。評価できない。
ラーグルフ 【B-】
栗東CWでの併せ馬。内は高松宮記念に出走したナランフレグ。相手の先導役を務めるように少し抑え気味。それもあってか首筋に激しい発汗があったのは気になるところ。前肢は力強く地面を叩いて走れているも、クビと後肢の連動性は一息。この評価が精一杯。
ワンダフルタウン 【C】
コーナーを奥深く走らせてるも強くは追わず馬なりのまま。馬の気分に任せただけの内容で、今一つ意図のはっきりしない内容だった点は割引き。相手(古馬3勝クラスのタイセイシェダル)には1馬身先着も、これは相手が本馬を大きく追走してのもの。この馬自身も最後は大きく失速している。評価できない。